姫路競馬場
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
姫路競馬場(ひめじけいばじょう)は、兵庫県姫路市にある地方競馬のための競馬場である。正式には姫路公園競馬場と言い、コース内側は野球場(軟式野球専用。姫路球場=手柄山中央公園内とは別)、球技場、児童遊園が整備されている。主催者は兵庫県競馬組合。
前身の淡路競馬場が廃止、それに代わる形で1949年(昭和24年)に開設された。2005年8月よりD-Net(地方競馬全国統一電話投票システム)に加盟した。
目次 |
[編集] 施設概要
- 収容人員 15400人
- ダートコースのみ右回り1周1200m
- フルゲート 12頭
- レース施行距離 800m, 1400m, 1500m, 1800m, 2000m
[編集] 発売する馬券の種類
○…発売 ×…発売なし ▲…限定発売
単 勝 |
複 勝 |
枠 番 連 複 |
枠 番 連 単 |
馬 番 連 複 |
馬 番 連 単 |
ワ イ ド |
3 連 複 |
3 連 単 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
○ | ○ | ○ | × | ○ | ○ | ○ | ○ | ▲ |
姫路競馬における3連単の発売は、最終レースから数えて4レース前までのレース(11レースの場合、8~11レースの4レース)に限られている。
- 土・日曜の中央競馬の場外発売時はワイド・3連複・3連単も発売。
- 開催中は毎日園田競馬場で場外馬券を発売。
- 園田・姫路競馬開催時の火曜・水曜・木曜はウインズ神戸B館でも場外馬券を発売する。
- 2006年以降はウインズ難波でも原則、毎週水曜日に場外発売する(発売しない週や、別の曜日に発売する週(特に祝日、あるいはダートグレード競走の開催日などに行う場合)もあるので注意)。
[編集] 主要レース
[編集] 重賞競走
- 六甲盃(2000m) 近畿・東海・北陸地区の交流重賞。
- 姫路チャレンジカップ(1400m) マイルチャンピオンシップの中日本地区=近畿・北陸・東海・中国代表馬選定競走
- 姫路プリンセスカップ(1400m) 阪神ジュベナイルフィリーズの近畿・北陸・東海・中国代表馬選定競走
[編集] JRA2歳認定競走
- ファーストトライ(認定初出走:1着2,000,000円)
- セカンドトライ(認定未勝利:1着1,500,000円)
- これ以外にも「キャリーアップ」というセカンドトライ競走の出走権をかけたレースがある(1着1,000,000円)。
[編集] 廃止された重賞
- 白鷺賞(2000m) ハンデ戦。アラブ系単独で行われた最後の重賞。2003年度は在籍頭数の減少から1800mに距離短縮。出走条件がサラブレッド系に変更された2004年度以降の施行なし。
- 播磨賞(2000m) 3月に行なわれていた重賞。2001年から出走条件がサラブレッド系に限定。出走条件が混合に変わった2004年度以降の施行なし。
- 広峰賞(1500m) 3歳限定。7月に行われていた重賞。2000年度以降の施行なし。
- 市川賞(1500m) 2歳限定。11月に行われていた重賞。園田ジュニアカップの前哨戦。
[編集] その他
- かつては7月、11月、3月に3開催ずつの計9開催を行うのが通例であったが、組合の予算が厳しくなってきたことから開催が縮小され、年間4開催24日間のみの開催となっている。現在はおおむね8~9月に2開催、3月に2開催のパターンである。なお、2006年は当初6月に開催予定だったが、馬場改修に伴い開催不可能となったので会場を園田に差し替えて行う。
- 園田競馬開催時の場外発売のほかに、中央競馬の場外馬券売場として活用されている。2003年度は毎週日曜だけだったが、2004年から土・日の開催に拡大。
- 2004年12月に大型映像装置「スーパーカラービジョン」(315インチ)が完成。
- 園田・姫路競馬開催時の毎週火・水・木曜はWINS神戸B館でも場外馬券を発売する。
日本の競馬場 | |
---|---|
中央競馬 | 地方競馬 |
北見 | 岩見沢 | 帯広 | 旭川 | 札幌 | 門別 |
|
中央競馬(廃止・休止) | 地方競馬(廃止・休止) |
小樽 | 室蘭 | 函館 | 上山 |
カテゴリ: 日本の競馬場 | 兵庫県の建築物・観光名所 | 姫路市