咸鏡南道 (植民地時代)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』
咸鏡南道（かんきょうなんどう、ハムギョンナムド）は、日本統治時代の朝鮮の地方行政区分で、現在の朝鮮民主主義人民共和国（北朝鮮）の咸鏡南道と江原道の一部、及び両江道を合わせた地域にあたる。
日本統治時代の朝鮮の地方行政区分は、高宗33年（1896年）に成立した13の道が基になっている。
目次 |
[編集] 人口
昭和11年現住戸口調査より
- 総人口 1,602,178人
- 内訳
- 内地人 51,052人
- 朝鮮人 1,544,883人
- その他 6,243人
- 内訳
[編集] 行政区分
昭和11年（1936年）当時
[編集] 府
- 元山府
- 咸興府
[編集] 郡
- 咸州郡
- 興南邑、州北面、岐谷面、下岐川面、上岐川面、下朝陽面、上朝陽面、川西面、川原面、州西面、朱地面、連浦面、三平面、雲南面、西湖面、西退潮面、東川面、徳山面
- 定平郡
- 府内面、広徳面、長原面、春柳面、文山面、帰林面、宣徳面、朱伊面、高山面
- 永興郡
- 洪仁面、福興面、順寧面、憶岐面、鎮坪面、虎島面、古寧面、仁興面、徳興面、長興面、宣興面、耀徳面、横川面
- 高原郡
- 下鉢面、上山面、郡内面、水洞面、山谷面、雲谷面
- 文川郡
- 文川面、明亀面、都草面、雲林面
- 徳原郡
- 府内面、北城面、赤田面、県面、豊上面、豊下面
- 安辺郡
- 鶴城面、安道面、培花面、瑞谷面、文山面、衛益面、新茅面
- 洪原郡
- 洪原面、景雲面、龍源面、龍浦面、普賢面、雲鶴面、甫青面
- 北青郡
- 北青邑、新北青面、居山面、新昌面、俗厚面、陽化面、新浦面、厚昌面、佳会面、上車書面、下車書面、徳城面、星岱面、泥谷面
- 利原郡
- 東面、西面、南面
- 端川郡
- 波道面、福貴面、何多面、新満面、水下面、利中面、広泉面、南斗日面、北斗日面
- 新興郡
- 加平面、元平面、東古川面、西古川面、永高面、上元川面、下元川面、東上面
- 長津郡
- 郡内面、上南面、中南面、西閑面、新南面、北面、東下面
- 豊山郡
- 里仁面、熊耳面、安水面、安山面、天南面
- 三水郡
- 三南面、襟水面、別東面、好仁面、江鎮面、自西面、三西面、館興面
- 甲山郡
- 恵山邑、長平面、山南面、鎮東面、会麟面、同仁面、雲興面、普天面
[編集] 法院（裁判所）
昭和16年（1941年）当時
- 咸興地方法院
- 咸興地方法院元山支庁
- 咸興地方法院北青支庁
- 咸興地方法院恵山支庁
[編集] 刑務所
昭和16年（1941年）当時
- 咸興刑務所
- 咸興刑務所元山刑務支所
[編集] 警察
昭和2年（1927年）当時
- 咸鏡南道警察部
- 咸興警察署
- 元山警察署
- 定平警察署
- 永興警察署
- 高原警察署
- 文川警察署
- 安辺警察署
- 洪原警察署
- 北青警察署
- 利原警察署
- 端川警察署
- 新興警察署
- 豊山警察署
- 三水警察署
- 甲山警察署
- 恵山警察署
- 好仁警察署
[編集] 憲兵警察制度下における憲兵部隊
大正4年（1915年）当時
- 咸興憲兵隊
- 咸興憲兵分隊
- 高原憲兵分隊
- 元山憲兵分隊
- 北青憲兵分隊
- 端川憲兵分隊
- 甲山憲兵分隊
- 恵山鎮憲兵分隊
- 長津憲兵分隊
[編集] 税務
昭和16年（1941年）当時
[編集] 税務署
- 元山税務署
- 咸興税務署
[編集] 税関
- 羅津税関元山税関支署
[編集] 林政
昭和16年（1941年）当時
- 咸興営林署
- 恵山鎮営林署
[編集] 専売局
昭和16年（1941年）当時
- 京城地方専売局咸州出張所
[編集] 気象
昭和17年（1942年）当時
- 元山測候所
- 咸興測候所
[編集] 高等教育機関
- 咸興医学専門学校
[編集] 日本軍駐屯地
昭和11年（1936年）の平時編制
- 永興湾要塞司令部（永興郡）
- 歩兵第37旅団（咸興府）
- 歩兵第74連隊（咸興府）
[編集] 鉄道
昭和19年（1944年）の路線
[編集] 総督府鉄道
- 平元線
- 咸鏡線
- 北青線
- 恵山線
[編集] 私鉄
- 新興鉄道
- 端豊鉄道
- 朝鮮マグネサイト開発鉄道
- 元山北港株式会社線
[編集] 道路
昭和2年（1927年）当時
[編集] 一等道路
- 京城元山線
- 平壌元山線
- 元山会寧線
[編集] 二等道路
- 新安州咸興線
- 義州恵山鎮線
- 咸興黄水院線
- 咸興慈城線
- 咸興西湖津線
- 長津満浦鎮線
- 長津恵山鎮線
- 元山襄陽線
- 元山楚山線
- 恵山鎮茂山線
- 北青甲山線
- 北青新浦線
- 永興柳島線
- 城津恵山鎮線
[編集] 港湾
昭和6年（1931年）当時
[編集] 開港
- 元山港
[編集] 地方港
- 西湖津港
- 新浦港
- 新昌港
- 遮湖港
- 汝海津港
- 前津港
- 退潮港
[編集] 鉱山
- 長興鉱山（黒鉛）
- 咸興炭鉱
- 文川炭鉱
- 利原鉄山
[編集] 神社
- 咸興神社
- 元山神社
- 安辺神社
[編集] 企業
道内に本社を有する資本金50万円以上の企業である（昭和15年・1940年当時）
[編集] 鉱業
- 日本マグネシウム金属
- 鮮満鉱業
- 新光鉱山
[編集] 製造業
- 朝鮮窒素肥料
- 朝鮮窒素火薬
- 北鮮製鋼所
- 東海醸酒
- 北鮮酒造
- 咸興護謨
[編集] 運輸業
- 新興鉄道
- 北鮮交通
- 咸南倉庫
[編集] 卸売小売業
- 北鮮米油
- 咸南合同木材
[編集] 金融業
- 咸南無尽
[編集] 不動産業
- 元山土地建物
[編集] マスメディア
[編集] ラジオ放送局
昭和20年（1945年）8月当時
- 朝鮮放送協会咸興放送局（呼出符号JBDK）
- 朝鮮放送協会元山放送局（呼出符号JBJK）
[編集] 日本語新聞
昭和16年（1941年）当時
- 朝鮮時事新報
- 元山毎日新聞
[編集] 出身有名人
この時代に生まれ育つか、または活躍した者を掲載
- 羅雲奎（映画監督）
[編集] 関連項目
 |
この「咸鏡南道 (植民地時代)」は、日本の歴史に関連した書きかけ項目です。この記事を加筆・訂正などして下さる協力者を求めています。 |
