中牧昭二
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中牧 昭二(なかまき しょうじ、1956年3月6日 - )は日本の参議院議員秘書で元プロレスラーである。長野県出身。
[編集] 経歴
拓殖大学ではアメフトで活躍し卒業後、スポーツ用品会社(カドヤスポーツ)の営業マンを勤め、読売ジャイアンツの桑田真澄と関わる。90年、「さらば桑田真澄、さらばプロ野球」(リム出版)を出版。桑田と暴力団との関わりや再三タカられたことや裏金の存在を暴露した。交際していた(前科のある)メンバーズクラブ社長から高級時計1個、金銭100万円程度を受領していたことについて、球団に虚偽の報告をしたとして桑田は謹慎1ヶ月・罰金1000万の処分を下された。関連して、巨人の湯浅代表も減俸3か月の処分。川島セリーグ会長は巨人の選手管理不備に対して史上最高の制裁金2000万円、吉国コミッショナーが正力オーナーに戒告処分、川島会長を戒ちょく処分とした。これが世に言う桑田裏金事件である。桑田が裏金をもらう時によく言っていたとされる「No Tax?」は流行語となった。カドヤスポーツは巨人との関係を重視し、告発をした中牧を解雇。
プロレスラーに転向するためSWSの入団テストを受けたが不合格となり、大仁田厚率いるFMWに入団。暴露本の一件で、悪いイメージがついていた為、中々入団を認めず、ハードな入団テストを行い、周囲が好意的になった所で入団を認めている。1992年5月31日に、ターザン後藤戦でデビュー。その後はW★ING→IWAジャパン→大日本プロレスとインディー団体を転々する。1997年1月4日には、新日本プロレスの東京ドーム大会に参戦。蝶野正洋と対戦するも、僅か1分強で敗退。その後、参議院議員になった大仁田の秘書となり、2003年12月22日にレスラーを引退した。2006年に レスリング会場でセコンドをした際試合後に同僚レスラーに対する暴行で告訴され敗訴した。 しかしその際裁判官が試合の勝ち負けなどについて「事前の取り決め」があったと示し、プロレスでは、打ち合わせなしに相手を攻撃するのは許されないことであり 行為は事前の打ち合わせにない行き過ぎで、秘書にもやむを得ない部分はあった、とこの試合の一部やプロレス全体がヤラセであるかの如き判断を示した事からプロレスファンからは反発もおきた。
[編集] 著書
- 『さらば桑田真澄、さらばプロ野球』 リム出版 1990年2月 ISBN 4-87120-092-2
- 『さらば桑田真澄、さらばプロ野球』(Lucky books)(新書) 発行・リム出版、発売・エーブイエス、リム・ユナイト 1992年3月 ISBN 4-87120-275-5
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