中嶋嶺雄
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中嶋 嶺雄(なかじま みねお、1936年5月11日 - )は、日本の政治学者。国際教養大学理事長・学長。東京外国語大学名誉教授(1995年から2001年まで学長)。文部科学省中央教育審議会委員(第2-3期)、教育再生会議民間委員、元アジア太平洋大学交流機構(UMAP)国際事務総長,元北九州市立大学大学院教授。専門は国際関係論、現代中国政治。 長野県松本市生まれ。長野県松本深志高等学校、東京外国語大学外国語学部中国科、東京大学大学院社会学研究科国際関係論課程で学び、1980年、博士号(社会学)を取得。
- 1981年 - 「北京烈烈」でサントリー学芸賞受賞
- 2003年 - 第19回「正論大賞」受賞
目次 |
[編集] 著書
[編集] 単著
- 『現代中国論――イデオロギーと政治の内的考察』(青木書店, 1964年)
- 『現代中国入門』(講談社, 1966年)
- 『中ソ対立と現代――戦後アジアの再考察』(中央公論社, 1978年)
- 『北京烈烈』(筑摩書房, 1981年/講談社[講談社学術文庫], 2002年)
- 『中国――歴史・社会・国際関係』(中央公論社[中公新書], 1982年)
- 『文明の再鋳造を目ざす中国』(筑摩書房, 1984年)
- 『香港――移りゆく都市国家』(時事通信社, 1985年)
- 『21世紀は日本・台湾・韓国だ――いま東アジアが世界をリードする』(第一企画出版, 1986年)
- 『中国に呪縛される日本』(文芸春秋, 1987年)
- 『ゴルバチョフソ連の読み方――新戦略の真意は何か』(第一企画出版, 1987年)
- 『中ソの戦略・日本の選択』(PHP研究所, 1988年)
- 『中国の悲劇』(講談社, 1989年)
- 『中国革命とは何であったのか』(筑摩書房, 1990年)
- 『国際関係論――同時代史への羅針盤』(中央公論社[中公新書], 1992年)
- 『三つの中国――連繋と相反』(日本経済新聞社, 1993年)
- 『中国経済が危ない』(東洋経済新報社, 1995年)
- 『中国はこうなる!――鄧小平なきあとの危険な大国の深層』(講談社, 1995年)
- 『沈みゆく香港』(日本経済新聞社, 1997年)
- 『香港回帰――アジア新世紀の命運』(中央公論社[中公新書], 1997年)
- 『中国・台湾・香港』(PHP研究所[PHP新書], 1999年)
- 『「日中友好」という幻想』(PHP研究所[PHP新書], 2002年)
- 『21世紀の大学――開かれた知の拠点へ』(論創社, 2004年)
[編集] 共著
- (岡崎久彦)『日本にアジア戦略はあるのか――幻想の中国・有事の極東』(PHP研究所, 1996年)
- (深田祐介)『アジアは復活するのか――経済危機と日本の戦略』(PHP研究所, 1998年)
- (深田祐介)『アジアに未来はあるのか――憂鬱の中国、絶望の北朝鮮、危うい日本』(PHP研究所, 1999年)
- (古森義久)『中国は脅威か――幻想の日中友好』(PHP研究所, 2000年)
- (渡辺利夫・江畑謙介・岡崎久彦・小島朋之)『「台湾問題」の先にある日本の危機――緊急提言田中真紀子外相に捧ぐ』(ビジネス社, 2001年)
- (古森義久)『2008年中国の真実――覇権か、崩壊か』(ビジネス社, 2002年)
- (古森義久)『中国暴発――なぜ日本のマスコミは真実を伝えないのか』(ビジネス社, 2004年)
[編集] 編著
- 『中国文化大革命――その資料と分析』(弘文堂, 1966年)
- 『中国現代史――壮大なる歴史のドラマ』(有斐閣, 1981年)
- 『変貌する現代世界を読み解く言葉』(国際書院, 1997年)
- 『歴史の嘘を見破る――日中近現代史の争点35』(文藝春秋[文春新書], 2006年)
[編集] 共編著
- (石川忠雄・池井優)『戦後資料日中関係』(日本評論社, 1970年)
- (チャルマーズ・ジョンソン)『地域研究の現在――既成の学問への挑戦』(大修館書店, 1989年)
- (溝口雄三)『儒教ルネッサンスを考える』(大修館書店, 1991年)
- (清水透)『転換期としての現代世界――地域から何が見えるか』(国際書院, 1993年)
[編集] 翻訳
- G・パローツィ=ホルヴァート『毛沢東伝』(河出書房新社, 1972年)
- 彭述之『失われた中国革命』(新評論, 1980年)
- エズラ・F・ヴォーゲル『中国の実験――改革下の広東』(日本経済新聞社, 1991年)
- フランソワ・ジョワイヨー『中国の外交』(白水社, 1995年)
- ウィリー・ラム『中国政治経済分析――新世紀への展望』(丸善, 1998年)