下奥井駅
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下奥井駅(しもおくいえき)は、富山県富山市下奥井2丁目1番地にある富山ライトレール富山港線の駅。
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[編集] 駅構造
[編集] 国鉄・JR時代
末期には単式ホーム1面1線をもつ地上駅で、線路はホームは南北に走る線路の西側に設けられていた。古くは列車同士の行き違いが可能であり、相対式ホーム2面2線の構造を有していた。行き違い設備の撤去後は、二又に分かれたうちの片方(西側)の線路のみが使われていたので、その名残で線路がホームに向かってカーブしていた。
ホームの越中中島方は緩やかな坂になっており、その坂を下ると開業当初からの木造駅舎があった。この駅舎は妻面に入り口があり、外から駅舎を見ると右側に待合所への入り口があったほか、左側にはそのまま通り抜けの出来る通路があった。
1999年頃に無人化された駅で、末期には待合所の内部にある窓口は板とカーテンでふさがれており、駅事務室もほとんど使われていなかった。待合所の内部には長椅子がおかれていたほか、無人化後は簡易な自動券売機が一台設置され、近距離の乗車券を購入することが出来た。
国鉄時代には、当駅東南にある富山化学工業(株)などに延びる引込線があった。なお末期の所在地は、富山県富山市下奥井2丁目1番であった。
[編集] 富山ライトレール
地上駅。旧駅の北側にあった下奥井踏切を基準として、北西側に下り用1番線が、南東側に上り用2番線がある、変則的な相対式ホーム2面1線の構造である。2番線は、旧駅舎(解体済み)があった場所の対面に設置されたものである。
交換可能な駅の名残として西側にずれていた線路は、新ホーム設置に合わせて直線化された。
[編集] 駅周辺
富山の市街地に位置する。
- 富山県立富山ろう学校
- 富山市立奥田小学校
- 富山化学工業富山事業所
[編集] 歴史
- 1924年(大正13年)7月23日 - 富岩鉄道の富山口駅から岩瀬港駅(現在の岩瀬浜駅)までの開通とともに開業(旅客営業のみ)。
- 1927年(昭和2年)12月15日 - 富岩鉄道が富山駅から岩瀬港駅までの間で貨物営業を開始する。
- 1941年(昭和16年)12月1日 - 富岩鉄道が富山電気鉄道へ路線を譲渡し同鉄道の富岩線となる。
- 1943年(昭和18年)1月1日 - 富山電気鉄道が富山県内の多くの会社と合併し富山地方鉄道となる。
- 1943年(昭和18年)6月1日 - 富山地方鉄道富岩線が国有化、国鉄富山港線とされる。
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化により、西日本旅客鉄道の駅となる。
- 2006年(平成18年)3月1日 - 廃止。
- 2006年(平成18年)4月29日 - 富山ライトレールの駅として再び開業。
[編集] 隣の駅
[編集] 参考文献
- 「ありがとう富山港線、こんにちはポートラム」編集委員会編 『ありがとう富山港線、こんにちはポートラム』 TC出版プロジェクト、2006年、ISBN 4-916181-21-2、32-34頁、61-62頁。