粟島駅
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粟島駅(あわじまえき)は、富山県富山市粟島町3丁目20番地にある富山ライトレール富山港線の駅。
富山ライトレールの前身のJR西日本富山港線から転換されるに当たり設置された4つの新駅のうちの1つで、実際の駅名標には粟島(大阪屋ショップ前)という表示がなされている。当駅両隣の下奥井駅と越中中島駅との間は1.2km離れており、旧富山港線としては駅間距離が長かった。また線路に隣接している大阪屋ショップ粟島店は、富山市北部地区有数の食料品スーパーマーケットで買い物客の利用が期待できるほか、線路の東側には同店の第2駐車場が広がっており用地確保が容易だったため、この地に当駅が設置された。
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[編集] 駅構造
従来の線路の東側に行違線を敷設し、低床の相対式ホームを配置した2面2線。西側のホームが下り用1番線、東側が上り用2番線で、ホームの北側には構内踏切が設置されている。平日朝ラッシュ時と夜間を中心に列車の交換が行なわれる。1番線は大阪屋ショップ建物の裏側に位置しているが、フェンスで仕切られており、構内踏切が唯一のアクセスルートになる。また2番線は同店の第2駐車場に面している。したがって大阪屋ショップなど、線路の西側に向かう場合は、第2駐車場に出てから北にある市田開踏切を渡る必要がある。
[編集] 駅周辺
- 大阪屋ショップ粟島店
- 創価学会富山文化会館
- 富山市立奥田北小学校
[編集] 歴史
- 2005年(平成17年)12月 - JR富山港線からLRT方式の第三セクター鉄道に転換されるにあたり新設される駅の1つとして、同年10月に駅名の命名権が売り出され、地元スーパーマーケットチェーンの大阪屋ショップが購入。しかし、大阪屋ショップは富山県内に多くあり、混合する可能性があるので粟島(大阪屋ショップ前)駅になる。なお、同様に命名権が買い取られたインテック本社前駅と比べると、こちらは括弧書き表記であるために命名権料は割安になる。括弧内にある「大阪屋ショップ」の文字は、駅名標では珍しくロゴタイプとなっている。
- 2006年(平成18年)4月29日 - 開業。