メルセデス・ベンツ CLSクラス

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CLS350

メルセデス・ベンツCLSクラスは、ドイツの自動車メーカーダイムラー・クライスラー社がメルセデス・ベンツブランドで展開する乗用車の車種である。開発コードはW219。

[編集] 概要

同社ではCLSクラスのボディ・タイプを『4ドア・クーペ』としており、セダンながらクーペの流麗さを兼ね備えた、いままでにないメルセデス・デザインが話題を呼んでいる。寸法は同社"Eクラス"と"Sクラス"の間に位置する。Eクラスセダンからの派生車両であり、価格的には、同排気量のEクラス・ステーションワゴンとほぼ同じである。

ルックス重視のデザインであることから、日本の一部の評論家の中からは、同じようなコンセプトで作られた「メルセデス版カリーナED」と言われる事がある。

[編集] 特徴

デザインコンセプト - 「魅惑」。外観、内装ともに、非常に官能的なデザインとなっている。
乗車定員は4名 - Eクラスよりも、車幅が広いにも関わらず、後部座席には2名のみの空間となっている。
派生と流用 - 車体および内装(センターパネルなど)の基本部分をEクラス、サスペンションをSLクラス、フロントエクステリアデザインをSクラスからそれぞれ流用されている。
車体サイズ - 高さは、Eクラスより低く、幅はEクラスよりも広い。このため、タワーパーキングなどにはぎりぎり入らないことが多い。

[編集] モデル

現在発売中のモデル（2006年9月のマイナーチェンジ後）
- CLS 350 - 3.5リッターのV型6気筒 DOHCエンジンを搭載し、272馬力を発生する。
- CLS 550 - 5.5リッターのV型8気筒 DOHCエンジンを搭載し、387馬力を発生する。
- CLS 63 AMG - 6.3リッターのV型8気筒DOHCエンジンを搭載し、514馬力を発生する。専用デザインのホイールなどを装備する「CLS 63 AMG パフォーマンスパッケージ」も設定される。

2006年9月のマイナーチェンジ前に発売されていたモデル
- CLS 500 - 5.0リッターのV型8気筒SOHCエンジンを搭載し、306馬力を発生する。
- CLS 55 AMG - 5.5リッターのV型8気筒SOHCエンジンにスーパーチャージャーを装備し、476馬力を発生する。時計メーカー、IWCとのコラボレーションモデルも限定で発売した。

日本未投入モデル
- CLS 320 CDI - 3.0リッターのV型6気筒ディーゼルエンジンを搭載。

CLS5系においてマイナーチェンジまでのエンジンはW220（一つ前のS５００L）と同じエンジンSOHC（シングルオーバーヘッドカム）を積んでいたが、それでもパワーは十分にある。EクラスのベンツにSクラスのｴﾝｼﾞﾝを積んだと同じ事から、パワーウエイトレシオは相当で、加速感はSクラスを凌ぐものがある。なほ７速オートマなので、マイナー前といえども他車に比べると先進性がたかいゆへに負け劣りは少ない。アクセルをグッと人踏みすればホイールスピンを容易に誘発する。

[編集] MSN広告

従来、メルセデスの広告メッセージは、安全性や重厚感を感じさせるものであったが、近年のラインナップの増加により様々なタイプの広告メッセージが出てきている。 CLSクラスの広告としてMSNで公開されているTonight's Driving Courseでは、妻子を持つ男性が、週末、ワインセミナーで出会った女性と「Check-In」するというもので、非常にアダルティーな広告となっている。もっともこの車を購入するターゲットには、非常に的を射た広告であるといえる。