ムーンライト松山
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ムーンライト松山( - まつやま)とは、西日本旅客鉄道(JR西日本)・四国旅客鉄道(JR四国)が京都駅~松山駅間を東海道本線・山陽本線・宇野線・本四備讃線(瀬戸大橋線)・予讃線経由で運行している臨時快速列車である。
目次 |
[編集] 運行概況
主に、夏期や年末年始の多客時に運転される。週末運行の時期もあったが、DE10形ディーゼル機関車や12系客車の寿命の観点などから、2005年現行ダイヤでは最も多客な時期(ゴールデンウィーク、お盆など)とその前後数日のみの運転となっている。このように年々運転期間が減少していることと、「高知」「松山」ともに運転区間に完全に並行して高速バスが走っていることから、廃止の噂も絶えない。
- 運行上の特徴
- 京都駅~岡山駅間は「ムーンライト山陽」、京都駅~多度津駅(運転停車)間は「ムーンライト高知」と併結して運行される。これは、同区間が臨時列車とはいえ夜間に運行される事から、輻輳する貨物列車などの運行に支障をきたさないようなダイヤが組みづらいという事情がある。下りは有年駅で20分ほど運転停車し、貨物列車を待避する。
- 機関車交換の発生する岡山駅で上下列車を行き違わせることにより、使用する機関車の数を本州内ではJR西日本下関車両管理室配置・関西地区常駐のEF65、JR四国高知運転所配置のDE10各1両に抑えている。
- 2005年夏期・冬期,2006年夏期は構内工事のため岡山駅で交換はせず、多度津駅での運転停車時に機関車交換と併結をおこなっている。このため使用する機関車の数はEF65が2両に増える。
[編集] 使用車両
- グリーン車はJR四国が団体用車両として改修した。
- 普通車は原則簡易リクライニングシート(人が背中を前後に動かしたときだけ背もたれも動くシート)だが、発足直後のJR各社が国鉄特急車両のシート換装に使った普通のリクライニングシートに交換されている車両が8号車に連結される日がある。
[編集] 停車駅
- 「ムーンライト高知」との併結・切り離しのため多度津駅に運転停車する。
- 岡山駅で上下列車の機関車交換を行うが、2005年夏期・冬期は岡山駅構内工事のため多度津駅での運転停車時に機関車交換と併結をおこなっている。
[編集] 沿革
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
夜行快速「ムーンライト」 |
---|
定期列車 |
ムーンライトながら ムーンライトえちご |
臨時列車 |
ムーンライト信州 ムーンライト九州
ムーンライト松山 ムーンライト高知 |
カテゴリ: 鉄道関連のスタブ項目 | 日本の列車 | 西日本旅客鉄道 | 四国旅客鉄道