ホンダ・バモス
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バモス | |
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バモスホンダ(初代) | |
製造期間 | 1970年 - 1973年 |
ボディタイプ | オープンカー型軽トラック(ホンダは多用途車として発売) |
定員 | 2/4名 |
エンジン | 強制空冷2気筒OHC |
排気量 | 354cc |
トランスミッション | 4速MT |
駆動方式 | MR |
車体寸法 | 2995×1295×1655(㎜) |
車両重量 | 1540㎏ |
最高速度 | 90㎞/h |
燃費 | 25㎞/L |
姉妹車、OEM | ホンダ・TN360 |
ホンダ・バモス(2代目) | |
製造期間 | 1999年 - 現在 |
ボディタイプ | 5ドアセミキャブオーバー型ワンボックスカー |
定員 | 4名 |
エンジン | 水冷3気筒SOHC E07Z |
排気量 | 656cc |
トランスミッション | 5速MT 3速AT 4速AT |
駆動方式 | MR 4WD |
最大出力 | 34kw(46PS)/5500rpm(5速MT車とNAの3速AT車) 38kw(52PS)/7000rpm(NAの4速AT車) 47kw(64PS)/6000rpm(ターボ車) |
車体寸法 | 3395×1475×1775(㎜) *Sパッケージは高さ1755mm |
車両重量 | 950~1070㎏ |
最高速度 | 130(5速MT) 115(3速AT) 125(4速AT) 135(ターボ4速AT) |
先代 | ホンダ・ストリート |
姉妹車、OEM | ホンダ・アクティ ホンダ・バモスホビオ |
同クラスの車種 | スズキ・エブリィワゴン マツダ・スクラムワゴン ダイハツ・アトレー スバル・サンバーディアス 三菱・タウンボックス |
この表は自動車のスペック表テンプレートを使用しています |
ホンダ・バモス(HONDA Vamos)とは、本田技研工業のセミキャブオーバー型の軽乗用ワンボックスワゴン。このタイプの軽自動車ではスズキ・エブリィワゴン、ダイハツ・アトレーと共に人気がある。
初代ステップワゴンのようなスタイルから通称「ミニ・ステップワゴン」「ステップワゴンミニ」と呼ばれている。
現行型はアクティバンをベースにしている。
もしくは、1970年代に生産されていたオープンカータイプの軽トラック。
目次 |
[編集] 歴史
[編集] 初代(バモス・ホンダ 1970年 - 1973年)
1970年11月1日、軽トラックTN360をベースとしてドアの代わりにバーを渡してある多用途車「バモスホンダ」を発売。 歴代のホンダ車の中で、唯一正式名称が社名より車名が先に付いたネーミングを採用。ただし同社の二輪車部門には、「ダックス・ホンダ」など、この順による命名先例がある。 幌が座席部分にある「バモス2」と「バモス4」がそれぞれ¥321,000と¥351,000、そして、幌で荷台まで覆った「バモスフルホロ」が¥369,000であった。 車体にみられる特徴としては、先述の通り、ドアの代わりにバーがあり、フロントには、ダイハツ・ミゼットIIの様にスペアタイヤが付いており、シートは、前後共にベンチシートとなっている。又、駐車時には盗難防止なのか、ハンドルロックがかかり、ダッシュボードにも鍵が付いていた。ウィンカーは、左右の矢印表示ではなく、英語で「ターン」と書いてあるランプが点滅した。シートベルトに関しては、2点式の物が装着されていた。尚、見た目の特徴ではないが、オープンカーなので、防水防塵となっていた。
1973年、製造中止。珍車ゆえに販売不振であった事もあり、売れ残りが大量にあったという。
[編集] 2代目(ホンダ・バモス 1999年 -)
1999年6月25日、それまで途絶えていたバモスの名を復活。 正式名称は前モデルと異なりホンダバモスとなっており、特徴であったユニークな車体ではなくストリートの後継モデルとして発売された。アクティの乗用版。
当初は自然吸気エンジンのみの設定であったが2000年2月9日にターボエンジン車が追加設定され、同時に、それまで3速ATと5速MTのみだったトランスミッションが、ターボ車及びNAエンジンの4WD車に4速ATが設定された。4AT車は他のグレードとは異なりエンジン、トランスミッションともに縦置きである。
4WDはストリートと同じ方式である。ただし、ATとの組み合わせの場合、縦置きエンジンとなる。MTは横置き。
2001年9月6日のマイナーモデルチェンジにより内外装とボディーカラー設定の一部変更、国土交通省「優-低排出ガス」認定(平成12年排出ガス規制値を50%以下まで低減)の取得、ローダウン・スポーツサスペンション仕様追加(Sパッケージ)が行われ現在に至る。
2003年4月 姉妹車としてハイルーフタイプのバモスホビオが発売される。
このバモス、絶対にMTの方が有利だと言われている(スペック表参照)。やはり、1tという重量だけあって、ATではトルコンスリップでパワーロスが大きい為である。これが坂道だときつい。 また、3速の為、高速道路もかなりきつい。燃費も5MTと3ATでかなりの差がでる。
ターボは高速と燃費を考え、4速化したものの、4速により高速は楽になったものの、やはりトルコンスリップのパワーロスはあり、坂道はターボといえど、きつい。
主に、ATは高速を前提としない、あるいは坂道を登らないような、短距離で緩やかな道への買い物などがオススメである。
[編集] その他
[編集] 車名の由来
"Let's go"の意味のスペイン語に由来。
[編集] CM
- 2代目発売当初のCMソングはシーカーズ(en:The Seekers)の「ジョージー・ガール」。
- キャッチコピーは「ポケバス、バモス。」