スズキ・エブリィ
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エブリイ(EVERY)はスズキが製造、販売するワンボックス型の軽商用車、軽自動車。乗用と商用がラインナップされ、商用はエブリイ、乗用はエブリイワゴンを名乗る。2005年8月に行われたフルモデルチェンジの時点で、41年の歴史がある息の長い車名である。
スズキからマツダにOEM供給を行っているマツダ・スクラムのバンタイプは、この車両を元に一部外装パーツの変更を行ったものである。
尚、かつて大宇国民車(現:GM大宇)から「ダマス」(キャリィトラックは「ラボ」)と言う名称で生産された事がある。ちなみにダマス、ラボ共にLPG仕様もあった。
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[編集] 歴史
[編集] キャリイバン(1964年-1982年)
1964年にスズライトキャリイバンとしてデビューした。1968年にはキャリイバンとなり1982年までキャリイの名でモデルチェンジされたが1982年のマイナーチェンジでキャリイの名が消滅してエブリイとなった。
[編集] 初代 (1982-1985年)
キャリイバンの後継車として1982年登場。
[編集] 2代目(1985-1991年)
1985年登場。1990年に新規格化で660ccとなる。
[編集] 3代目(1991-1998年)
1991年登場。当初はビジネスバンタイプのキャリイバンと上級仕様タイプのエブリイの2車種として販売していたが、1993年11月のマイナーチェンジ時にエブリイに統一された。1997年にエブリイC追加。
[編集] 4代目(1999-2005年)
1999年1月登場。
1999年6月、エブリイワゴン追加。同時に1300cc・7人乗りとしたエブリイプラスが販売される。
1999年11月、一部改良。ターボエンジンには4速ATを採用し、最高出力が64馬力になる。NAエンジンは中・低速トルクなどを向上させた。
2000年5月、一部改良。
2001年5月、エブリイプラスをエブリイランディに車名変更。
2001年9月、マイナーチェンジ。全車にK6A型オールアルミDOHCエンジンが搭載される。 シフトレバーがフロアーからインパネに配置される。(3速ATはフロアーのまま) また、ワゴンにはNAエンジン仕様が追加され、ターボにはロールーフ仕様が設定される。
[編集] 5代目(2005年-)
2005年8月登場。エブリイワゴンは軽自動車初のパワースライドドアを採用。『軽のミニバン』のキャッチフレーズで販売している。売れ筋は最上級車(両側パワースライドドア)のPZターボスペシャル。
[編集] 外部リンク
- EVERY(メーカーの公式HP)
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