フォード・Ka
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フォード・Ka ( -カァ) は欧州フォードが開発、製造したコンパクトカーである。
1996年秋に開催された「パリサロン」で発表された。フォード・フィエスタのプラットフォームを流用し、ニュー・エッジ・デザインを採用した斬新な車内外のスタイリングとは裏腹に、エンジンは1960年代に開発した「ケントエンジン」と呼ばれたものを30年以上に渡って改良した1.3リッターのOHVユニット「エンデューラEエンジン」を搭載していた。欧州では2002年に最新式の「デュラテックエンジン」に変更された。その後、1.6リッターエンジン搭載の高性能版、スポーツKa(イギリスでは、その『ワル』なキャラクターを前面に出したテレビCMが物議をかもした)やロードスターのモデル、ストリートKaも追加されている。
2008年には、フィアット・パンダとプラットフォーム(車台部)を共用したニューモデルに代替される、という情報がある(英語版に詳細)一方、ブラジル等の南米諸国では、小型低価格車の需要が根強いことから、外観等の手直しとコストダウン処置を受けつつ、現在も生産されている。
[編集] 日本仕様
- 1999年に右ハンドルの5速マニュアル車が輸入された。欧州仕様に比べてラジエターやエアコンユニットなどが強化され、その結果前バンパーの造型がわずかに変わっている。車両本体価格は150万円だった。当時人気だったグループ「globe」をCMに起用した他、後にインターネット限定色(黄色)も設定されたが、ATモデルが投入されなかったのであまり売れず、わずか2年ほどで輸入打ち切りになったもよう。
- キャッチコピーはMT車しか投入されなかったのを逆手にとって「乗れたらエライ」だった。