不良行為少年

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不良行為少年（ふりょうこういしょうねん）とは、徳性を害する行為をしている少年のことである。日常的な用語では、不良（ふりょう）、不良少年（ふりょうしょうねん）、不良少女（ふりょうしょうじょ）などと呼ばれることもある。なおこの不良行為を行っている少年らの集まりを、不良軍団（ふりょうぐんだん）もしくは不良集団（ふりょうしゅうだん）、それらの集まっている場所を不良のたまり場（ふりょうのたまりば）と呼ぶ事もある。

[編集] 概要

不良行為少年については、法令上、少年警察活動規則（平成14年国家公安委員会規則第20号）の第2条第6号に定めがあり、「非行少年には該当しないが、飲酒、喫煙、深夜徘徊その他自己又は他人の徳性を害する行為（不良行為）をしている少年」が不良行為少年であると規定している。

不良行為少年は、刑罰法令との関係性を持つ非行少年とは別の用語であり、刑罰法令に直接的に関係する行為をしている少年には該当しない。

なお、「不良」「不良少年」「不良少女」という用語は、不良行為少年のような印象を受ける者に対しても使われることがあり、「不良」「不良少年」「不良少女」などと呼ばれる者のすべてが不良行為少年に該当するわけではない。（例えば、服装や髪型の自由が認められている学校で派手な髪型・服装をしている生徒は、不良行為少年には該当しないと考えられる。）

不良行為少年は、適切な指導をしなければ、そのまま暴力団や暴走族等といった社会的にも問題視される集団の構成員になる者もいる。しかし、周りの者が適切な支援や助言などをすれば、おおむね20歳代に差し掛かるあたりに真面目になる者もおり、学業や職業に従事しながら、よき職業人・家庭人になっていく可能性も高いといわれている。（→モラトリアム）

[編集] 不良行為少年に絡まれてしまった時の対処法

主に夜（20:00～02:00）あたりの時間帯の出現率が高い模様。不良行為少年（以下、不良）の服装は主にＢ系（ダボダボした服を着ていること）が多く髪型や髪の色も奇妙であることが多いので一目で分かると思う。だが全ての不良がそうであるとも限らず、中には普通の見た目の不良もいる。そのような不良を発見した際には決して目を合わせないこと。目を合わせたら絡まれるケースが多い、このような行為をする不良は主に下っ端程度の不良である。絡まれると、「おい」などが一言目であることが多い。主にこのように絡んでくる不良はいわゆるカツアゲが目的である。しかしここで不良の要求に応じてしまってはいけない。とにかく大声を出して逃げるのである、だがこのようなケースは暴力を振るわれていない場合だけだ。暴力を振るわれた場合は不良のリーダー格と思われる人物を倒せば他の不良は手を出してこないことが多い。だがこの方法は暴行罪などに当る可能性もあるので、あまりオススメしない。本当に強い不良は一般人には手を出さないし、人に迷惑も掛けないのである。仲間想い、仁義深いのがそれが本当の不良である。先ほど紹介したいわゆる下っ端程度の不良は自分がしていることをかっこいいと思っているだけなのだ。

[編集] 類似用

不良行為少年と類似の意味を持つ用語には、次のものがある。なお、「不良」「不良少年」「不良少女」など同様に、これらの用語を使って呼ばれる者が必ずしも不良行為少年に該当するわけではない。

ヤンキー: ヤンキーとは、気性の激しい者を指す用語である。もともとは関西圏で、乱暴な河内弁で喋る人が「～やんけ」という語尾を使うことから「（やんけ言い＝）やんきい」（『き』にアクセント）と呼ばれるようになり、それが日本全国に語源も不明とされる中で広まって「ヤンキー」と呼ばれるようになったといわれる。株式会社笠倉出版社が刊行する車雑誌『チャンプロード』を愛読し、襟足を伸ばし、ガルフィやカールカナイなどのだぼだぼのいわゆるヤンキー服（ヤン服）を着るのがヤンキーの特徴と考えられることもある。
ツッパリ（突っ張り）: ツッパリとは、既存の規範に突っ張って（意地を張って）したがわない者を指す用語である。特に学校の校則（生徒規則）などにしたがわないことが多く見られたといわれる。個人で既存の規範に対抗することが多く、このため、ツッパリを虚勢ととる人もいた。70年代から80年代にかけてアメリカの50'sファッションのリバイバルがあり、ツッパリはグリーセット（リーゼント）スタイルの髪形や革ジャン、モーターサイクル(オートバイ）を愛した。これは当時活躍していた日本のロックバンド「キャロル」の矢沢永吉や、キャロルの親衛隊でのちに俳優としてデビューする舘ひろしや岩城滉一が所属していた暴走族「クールス」もそうであった。しかし当のキャロルは、ビートルズのデビュー前のロッカーズスタイルに影響を受けそのスタイルにしたものであった。ツッパリを扱った作品としては、横浜銀蠅の歌『ツッパリハイスクールロックンロール』などがある。「ヤンキー」に比べると、現代社会では、古めかしい呼び方といわれる。
番長: 番長（ばんちょう）とは、不良の統率者(不良軍団のリーダー)を指す用語である。女の番長は「スケ番」という。喧嘩に強いが仁義に厚いというイメージがあり、弊衣破帽のバンカラファッションとして記号化されている。しかし、番長は1970から1980年代にかけて姿が見られることがまずなくなった。ただし創作においては、しばしば題材として用いられるようになり、漫画などでは、多種多様な「番長」が生み出されている。