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ピクミン2 - Wikipedia

ピクミン2

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

ピクミン2
ジャンル AIアクション
対応機種 ニンテンドーゲームキューブ
開発元 任天堂
発売元 任天堂
人数 1~2人
メディア ディスク
発売日 2004年4月29日
価格 5800円(税込)
対象年齢 全年齢
売上本数 44万本
その他 メモリーカード使用ブロック数:27
GBAケーブル・カードeリーダー対応
ピクミンパズルカードe+おためしカード3枚入り
テンプレート (ノート)

ピクミン2』(ピクミンツー)は、2004年4月29日に任天堂から発売されたゲームキューブ用ソフト。『ピクミン』の続編として発売された。

目次

[編集] CMソング

『ピクミン2』のTVコマーシャルでは童謡『黄金虫』の替え歌『種のうた』(歌:ストロベリー・フラワー)が使われた。


注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。


[編集] ストーリー

前作の『ピクミン』でオリマーがドルフィン号を修復して勤め先のホコタテ運送へ帰り着いたところから話が始まる。新米社員のルーイがゴールデンピクピクニンジンを配達中に宇宙ウサギに襲われ、すべて食べられてしまったことでホコタテ運送は10100ポコという莫大な借金を抱え、倒産寸前の危機的状況に陥っていた(ゲームの最後に、ゴールデンピクピクニンジンが宇宙ウサギに食べられたと言うのは真っ赤な嘘だと判明)。ここでオリマーが取り出したピクミンの星からの土産物に100ポコという相当な価値があることが判明。ホコタテ運送の社長は、帰ってきたばかりのオリマーにルーイを伴ってピクミンの星へいき、『お宝』をかき集めて戻るようにと命じるのであった。

[編集] ゲーム概要

基本的には前作と変わらないが、今作での新たな点はオリマーと新入社員「ルーイ」のコンビがピクミンたちを率いて行動する点である。オリマーとルーイは通常は一緒に、必要に応じて別々に行動する。プレイヤーが操作する側は「リーダー」と呼ばれ、リーダーは頭の部分が光るようになっている。ピクミンはリーダーについて行くように分けることができる。目的は各地に散らばる「お宝」を、ホコタテ星の通貨にして10000ポコ以上持ち帰ることである。前作に無い要素として地下洞窟がある。また、登場するトラップについても一部変更されている(配置物参照)。

[編集] 地下洞窟について

地下洞窟は各ステージに3~4箇所あり、そこではかなりの数のお宝を持ち帰ることができる。

まず洞窟に入るときには、リーダーが連れているピクミンと相棒・さらに「ドルフィン初号機」から分離した探査ポッドが一緒についてくる。たとえばオリマーが赤ピクミン90匹、ルーイが黄ピクミン10匹を連れていて、オリマーが洞窟に入った場合にはオリマーがつれていた90匹の赤ピクミンとオリマー・ルーイ・探査ポッドが洞窟に入る。そのときルーイがつれていた10匹の黄ピクミンについては自動的にオニヨンに戻る。ただし、相棒がダウンしている場合はリーダーのみで洞窟に入ることになる。オニヨンはついてこないので、地下洞窟に入るとポポガシグサやコッパチャッピーを利用しない限りピクミンを増やすことができない。

地上と地下洞窟の間は強力な磁場の影響でゆがんでおり、時間が進まず、入るたびに地形が変わり、壁や生物の数も若干増減することがある。洞窟は何層かに分かれていて、「ある層で雪が積もっていたと思ったら、次の層は雪が一切ない」というように、層ごとに雰囲気ががらりと変わる洞窟もある。各層でお宝を探査ポッドに詰め込んで下の層に進むのだが、下の層に進むにはそのための穴を見つけなければならず、一度下の層に進んでしまうと上の層に戻ることはできない。下に進む穴が石でふさがれていることがあるが、この場合はピクミンに400発たたかせると破壊可能。

地上と同様に地下洞窟にも原生生物が多く生息し、地下洞窟にしか生息しないものも多い。前述したようにオニヨンはついてこないので、倒した生物については探査ポッドの中に回収してお宝代わりにするのだが、虫が苦手なドルフィン初号機は虫の回収をためらっていることがあるとオリマーは言っている(実際にはすぐに回収される)。原生生物のお宝としての価値が何ポコであるかは生物ごとに決まっている。また最終層ではボスキャラに相当する生物が探検キットになるお宝を持っていることが多い。

地下洞窟から脱出するときには、間欠泉を利用する必要がある。間欠泉は普通最終層にあるが、ときどき最終層以外でも見かけられることがある。これを使って脱出してはじめてお宝を地上に持ち帰ったということになる。つまり、ピクミン全滅やオリマー・ルーイともにダウンといった理由でやむを得ず間欠泉を使わずに洞窟を抜けてしまったり、スタートメニュー(ポーズをかけたときに出るメニュー)から脱出したりした場合、それまでに集めたお宝はすべて無効になってしまう。

[編集] キャラクター詳細

[編集] ホコタテ星人

オリマーたちホコタテ星人は、身長が3cmほどの小さな種族である。彼らにとってピクミンの星の大気中に含まれるある種の気体は猛毒である(純酸素は我々人間にとっても有毒である)。今作では生命維持装置は準備万端で、期限を気にせず冒険できる。

前作でオリマーが乗っていた愛船ドルフィン号は冒頭で借金のカタに売り飛ばされてしまい、代わりに社長の愛船ドルフィン初号機が登場しオリマーとルーイが乗って冒険する。初号機は二人のナビゲーターとしても活躍する(オリマーにとってはかなりやかましい存在であるようだ)。お宝を10000ポコ集めた後にはルーイが行方不明になってしまい、ルーイの代役は社長が勤める。

アルファベットのような文字を使い、書き言葉は見る限り英語と思われるが、話し言葉は異なる。

余談ながら、ホコタテ星の名前は任天堂本社の所在地である京都府京都市南区上鳥羽鉾立町(ほこたてちょう)にちなむ、とされる。

[編集] ホコタテ星の詳細

オリマーやルーイたちが住む星は火星であるという説もある。それを示唆する例としては、オープニングを見る限り火星独特の赤茶けた酸化鉄の地表が確認できることが挙げられる。また、火星にも薄い大気があるが、これもピクミン星の濃い大気がオリマーたちに悪影響をもたらす理由であるかもしれない(濃い大気によって必要以上の酸素が取り込まれることによって死にいたることもある。)。理論的に行けばホコタテ星とピクミン星は相当近くになければならないため、火星―地球間なら十分に成り立つのである。他にも火星は地球の半分並の質量しか持ち合わせていないため、ドルフィン号が飛び立つのには少ない燃料でも可能なのだ。 その世界観は近未来、人類が火星に移住し、放棄された地球がやがてピクミンのいる星になるとも想像できる。 前作の日誌で書かれているように、ホコタテ星の月は赤いが、これは現在の火星2衛星であると考えられる。またピクミン星(≒地球)の月は白い。

[編集] ピクミン星の詳細

原生生物やピクミンたちが住む(オリマーにとっては危険な)星は、オープニング(よくみるとドルフィン初号機がアフリカらしき部分へ降り立つのがわかる。)やお宝「スフィアマップ」「ジオグラフィックシステム」が地球儀の一部であることや、前作の日誌、そしてオープニングやエンディングで、星に明らかにオーストラリアや日本ととれる地形があることから、地球説がかなり濃厚になっている。前作の日誌には、オリマーにとってこの星が危険である原因の一つとして、大気中に含まれる酸素が挙げられている。見ての通り、この星は自然にあふれる豊かな星であると同時に、地球の名残を色濃く残す星でもある(タンポポなど地球に実在する植物の存在や、お宝が地球にありそうなものばかりであることから。お宝にはナショナル乾電池や社名が書かれた牛乳瓶のふたなどもあるが、これらが地球以外にあるはずがない)。この星が地球であると仮定すると、ゲームの舞台は現在の遙か未来、何らかの影響によって人類が滅亡し、その結果生き残った植物や生物が繁茂・繁殖したか、または一から地球の歴史をたどったなどといった、いささかスケールの大きなバックストーリーの存在をも想像させる。しかし遙か未来であれば、プレートテクトニクス理論によってプレートが移動、地形が変わるはず、という矛盾が残る。若しくは、単に制作者の遊び心だったのかもしれないが。

[編集] ピクミン

ピクミン(Pikmin)は前作でオリマーが墜落した惑星で遭遇した、植物とも動物ともつかない(「半動半植物」と呼ばれる)奇妙な二足歩行生物である。名前の由来は、最初に遭遇したあかピクミンがオリマーの好物「ピクピクニンジン」に外見がそっくりであったことによる。

ひょうたんをスリムにしたような体に、頭の頂点から葉あるいはつぼみ、あるいは花がついている。このついているものによって能力の高さが変わる(花、つぼみ、葉の順で走る速度が速くなる)。体長は2cm前後。

ピクミンはオリマーが「オニヨン」と呼ぶ、3本足のタマネギのような物体を住みかにしている。ピクミンの種はオニヨンから吐き出され、その周囲に埋まり、地中から大地のエキスを吸収し、葉→つぼみ→花の順に成長する。そしてピクミンには自分を引き抜いたものを親とみなす習性があり、オリマーたちに引っこ抜かれることで彼らに付き従うようになる(ただし、今作ではルーイに引き抜かれたピクミンをオリマーが呼ぶとオリマーについていくということもある(逆もある)ため、この習性が覆されたといえる)。オリマーたちの指示に従ってピクミンは各々の色のオニヨンから出入りし、彼らに従って行動する。日が暮れると原生生物がピクミンを捕食しに襲ってくるため、ピクミンはオニヨンごと空へと避難する。変異種らしいむらさきとしろのピクミンはオニヨンを持たない。前作では、オニヨンが地中に埋まっていて、またピクミンの活動が無かったのは休眠中であったからだと思われる。

オリマーあるいはルーイによって放り投げられたり、あるいは指示によって移動し何かに接触すると、接触したものに応じて適当に判断し行動する。原生生物には頭突きで攻撃し、倒した原生生物はオニヨンへ運び込んで増殖のためのエサ(?)にする。さらにオリマーの求めに応じてドルフィン号のパーツやお宝をドルフィン号へと運んでもくれる。

前作のCMソング『愛のうた』の歌詞に端的に表されているように、ピクミンは一匹一匹ではあまりに弱く、あっけなく原生生物に補食されてしまう。しかしオリマーたちの下で集団で(同時には最大100匹)行動することにより、はるかに巨大な原生生物と互角以上に戦ったり、巨大な物体を運んだりすることができるのである。

今作では前作から引き継がれた赤・黄・青のほか、紫と白が加わった。それぞれ特徴的な能力を持っている。

[編集] ピクミンの物運びについて

前述のようにピクミンを物に向かって投げると、ピクミンはそのものを運ぼうとするが、そのときに前作同様そのものの上に分数のような数字が出る。分子がそれを運ぶのに最低必要なピクミン数、分母が現在それを持っているピクミン数である。これは前作と変わらないのだが、今作では紫ピクミンは1匹あたり10匹分に相当し、さらに、持っているものが敵生物やペレットの場合、分子が分母を上回ったときにその分数に色がつくようになる。この色はそれがどのオニヨンに運ばれるかを表す。地下ではオニヨンがないのでこの色はつかない。またウジンコやトビンコなど1匹でしか運べないものについては分数や色が表示されない。

どのオニヨンに運ばれるかについては、それを運んでいるピクミンの色で決まり、持っているピクミンの色の最も多いもののオニヨンに運ばれる。もし複数の色のピクミンの数が同じ場合、前作では最初にその数になったピクミンの色のオニヨンに運ばれたのだが、今作ではそれがランダムになった。具体的な例を挙げると、アカチャッピー(最低定員10匹)を赤4匹、黄色4匹、青2匹をこの順に投げて運ばせたとすると、前作では必ず赤オニヨンに運ばれたのだが、今作では黄オニヨンに運ばれる可能性もあり、どちらに運ばれるかは分数の色で判別可能である。紫ピクミンと白ピクミンについてはどの色のピクミンの役割をするかはランダムである。また、前作では持つのに必要なピクミン数以上のピクミン(すなわち、定員どおりの人数で運んでいる最中にさらに運ぶ人数を増加させた際の、後から加えられたピクミン)はどのオニヨンに運ぶかに関係しなかったが、今作ではそれも関係するようになった。具体的な例を挙げると、たとえばアカチャッピー(最低定員10匹)を赤4匹、黄3匹、青3匹で運んでいると赤オニヨンに運ばれるが、このとき青ピクミンを2匹追加すると青が5匹になるため青オニヨンに運ぶようになる。

[編集] あかピクミン(赤)

火に耐性があり、攻撃力が高い。鼻が高い。

[編集] あおピクミン (青)

水に強い。他の色のピクミンは水に入ると溺れて死んでしまうが、あおピクミンは例外である。口がある。頬に鰓と思われる器官があるらしい。また、溺れている他の色のピクミンを助けることもできる。

[編集] きピクミン(黄)

高く投げられる。電気に耐性がある。耳のようなものがついている。

[編集] むらさきピクミン(紫)

10匹分のものを1匹で運ぶことができるほどの力持ちである。体重が重く、他のピクミンよりも移動が遅い。着地すると衝撃が走り、原生生物を痺れさせる。このとき、アカコチャッピーやウジンコのような小さい生物なら一撃で倒せるほか、大きい生物の動きを止められることがある(ダイオウデメマダラでさえも動きを止められることがある)。 体に幅があり、頭に毛のようなものがある。

[編集] しろピクミン(白)

体重が軽く、他のピクミンよりも速く移動できる。毒に耐性があり、逆に敵が食べると毒となる。最も小さな体をしている。赤い目には探知能力があり、地中に埋まったお宝を掘り出せる。

[編集] 原生生物

オリマーたちが冒険する地域には、ピクミン以外にも数多くの種類の原生生物が生息している。いずれもが奇妙な形態と生活様式を有し、しかもその多くはオリマーたちやピクミンに対して攻撃的であり、彼らを捕食あるいは排除しようと攻撃を仕掛けてくる危険な存在である。また、これらの生物には捕食を行わない種も見られる。それらは分解者に属するとも考えにくい物が多く、現状では説明のつかない部分も多い。

前作ではクリア後にしか生物の名前や特徴がわからなかったのだが、今作では生物図鑑が登場し、倒したことのある敵が掲載される。各生物には番号がつけられている。前作で判明していた生物の和名のほか、何の科に属するかも明かされるようになり、これらのデータをいつでも見られるようになった。図鑑№70~81の生物は地下洞窟の最深層にいることが多いボス敵であり、これらの生物は生物図鑑の写真が他の生物より大きくなっている。また、図鑑内の生物にピクピクニンジン・ゲキニガスプレーを与えることができ、生物の捕食の様子・石化した状態を観察できるようになっている。

※注意:ここでは図鑑番号順ではなく生物の系統別に解説している。

[編集] チャッピー系統

(イヌムシ科デメマダラ、英名:Bulborb学名:oculus kageyamii) カタツムリのように飛び出した一対の眼、体の半分近くを占めピクミンを一呑みにする巨大な口、一対の後脚(手あるいは前脚は無い)が特徴である。社会性を持たないが一時的に環境が変化したときにメスの1匹の卵嚢が肥大化し(クイーンチャッピー)、これを中心に一時的な社会形態を取れる。またこのときに生殖に必要なオス以外はすべてメスに性転換するという。

今作ではイヌムシ科の生物の総称である「デメマダラ」という言葉がよく使われるようになる。「デメマダラ」の由来は「目が飛び出している→出目」+「まだら模様」→「出目まだら」であると思われる。

オリマーの家の犬と同じ名前で、オリマーの遊び心がうかがえる。尚、この犬は後に太ってチャッピーそっくりの姿になったという逸話がある。

アカチャッピー(図鑑№1)和名:ベニデメマダラ 科:イヌムシ科
前作の「チャッピー」にあたる生物。この種の大きな特徴として、夜行性であり、特に夕方に帰巣する動物を狙って活発に捕食活動をすることが挙げられる。日中は寝ており、極端に近づくか、攻撃を与えない限り起きることはない。ピクミンやオリマーだけでなく敵生物やお宝、タマゴから出てきたエキスやタマゴムシなどが接触しても起きる。顔面及び二足の足がクリーム色で、背中に当たる部分が赤の地に白い斑点といった模様をしている。
ケチャッピー(図鑑№2)和名:シラガデメマダラ 科:イヌムシ科
防寒のために白い毛が生えているチャッピー。体の色は白に水色の斑点である。毛穴の表面がゆるく、そのため毛は抜けやすい(和名の「シラガ」はこの点から来た)。体力が半分を切ると毛が抜ける。アカチャッピーと同じく敵生物やお宝,適生物の攻撃が接触しても起きる。アカチャッピーより弱い。
テンテンチャッピー(図鑑№3)和名:ダイダイデメマダラ 科:イヌムシ科
顔が黒色で、それ以外がオレンジに黒い斑点というどぎつい色が特徴のチャッピー。目が黄色く充血していることからわかるように常に気が立っており、そのため目覚めやすく、近く(目安としてオリマーがピクミンを投げるときの照準を最も遠くにしたときの距離)を通っただけで起きてしまう。ただし、敵生物がこの範囲内を通ってもなぜか起きず、ピクミンやオリマーでないと起きない。アカチャッピーより耐久力があり、強い。さらには生命力が高くオリマーパンチでは苦戦する敵であろう。
クマチャッピー(図鑑№7)和名:クマデメマダラ 科:イヌムシ科
中型のチャッピー。クリーム色の顔と黒に赤い斑点の胴体が特徴。
前作と設定が大きく変更されている。前作ではチャッピー(今作ではアカチャッピー)と同じく夜行性で普段は寝ていて、攻撃されないと起きなかった。しかし今作では他のチャッピー(自分の周辺に来た生物を捕食する「待ち伏せ型」とよばれるチャッピー)と違い昼行性で、ステージ内(自分の「道」)を歩き回っている「パトロール型」とよばれるチャッピーである。また自分の幼体であるチビクマを連れていることがあり、戦闘になると一緒に攻撃してくる。さらに、生命力が高く、体力の回復が早いため、オリマーパンチのみで倒そうとすると、相当な苦労を強いられることになる。しかも、倒しても一定時間が経過すると復活し、パトロールを再開する。ただし、石化して倒すと復活しない。
これら四点の設定が追加されたため、前作と比べて格段に強くなっており、かなり苦戦するであろう敵と言える。また、3段階で壊す壁を2段階壊すとクマチャッピーは壁を乗り上げてくる。
チビクマ(図鑑№8)和名:クマデメマダラ 科:イヌムシ科
クマチャッピーより小さいだけで、クマチャッピーとほぼ同じ姿をした三齢幼生。成体であるクマチャッピーのように道は持っていない。
今作ではクマチャッピーを見つけるとついていくという習性が追加され、さらにクマチャッピーが登場する地下洞窟の層にはより多くのチビクマがいる(最大9匹)ため、クマチャッピーと戦うときに苦戦を強いられる。地下洞窟「夢の穴」の3層目にはクマチャッピーが天井から突然落下してくる場所がある(しかも、ピクミンを1匹でも連れていないと落下してこない)が、チビクマがその落下してくる場所に激しく反応するのはこの習性のためである。
テンコチャッピーより若干強い。また、パンモドキ科のすべてのコチャッピーが行動範囲を持つ(その行動範囲外に出ると元いた場所に戻る)のに対し、クマチャッピーが行動範囲を持たないためチビクマには行動範囲はない。まどいの水源ではダマグモの足踏みに巻き込まれることがある。
ベビーチャッピー(図鑑№9)和名:デメマダラ 科:イヌムシ科
クイーンチャッピーから生まれるチャッピーの一齢幼生。足もまだない。しかし索敵範囲は全生物で一番広く、ピクミンたちがどこにいても反応するうえ、ピクミンがくわえられる(食べられる)と即死する。しかし耐久力は全生物で一番弱くオリマーパンチでも一発で倒せる。
クイーンチャッピーの転がり攻撃に巻き込まれて死んでしまうことも多い(潰された後のようなものを確認できる)。倒すと(クイーンチャッピーによって倒されたものも含む)大地のエキスを落とすことがある。なお、クイーンチャッピーによって無限に生まれるものの、ひとつのフロアで50匹まで増えると、1匹以上死ぬまで51匹目は生まれない。むらさきピクミンを投げると気絶することがある。リーダーにも攻撃を加えてくるが、ダメージは大きくない。
ヤキチャッピー(図鑑№10)和名:ヒノデメマダラ 科:イヌムシ科
自身の出す分泌物(保護膜蝋(ワックス))と皮膚組織が化学反応を起こし常に高温を発している。皮膚が断熱材のようになっているので本人は熱さを感じていないが、熱と化学変化の影響で体が溶け始めている。水中に入るとこの火は消える。またクマチャッピーやテンテンチャッピー同様生命力が高くオリマーパンチでは苦戦する。アカチャッピー同様ピクミンやオリマーだけでなく敵生物やお宝、大地のエキス1滴が接触しても起きる。
ダンゴナマズ(図鑑№11)和名:アミダンゴナマズ 科:イヌムシ科
生活の場を水中に移したデメマダラの一種だが、進化の過程にあるらしく、目と足が退化しているものの骨格はチャッピーそのものである。そのためか、水の中よりも浅瀬にいる事が多い。
ハチャッピー(図鑑№12)和名:ヤドリピクミンとその宿主 科:ピクミン科
ヤドリピクミンというピクミンの一種に寄生された宿主(この場合チャッピー)。寄生というより共生に近く、ピクミンにも攻撃を加えてくる。
他のチャッピーより小型で、クマチャッピーのように昼行性で子供のコッパチャッピーを連れて歩いている。今までアカチャッピー形のものしか目撃されていない。正面から投げると大量にピクミンが食べられてしまう。また水中の城の4階ではあちこちで降ってくるバクダン岩やサクレショイグモのところに誘導させると一撃で倒す事が出来る。
コッパチャッピー(図鑑№12)
ハチャッピーの子供。ハチャッピーがいる間はそれについて歩くのみだが、ハチャッピーの死後、笛で呼び集めると仲間にでき、ピクミン同様に扱うことができる。コッパチャッピーは、炎・毒・水・電気のすべての障害に対し、無敵である。ちなみに、1つのエリアにピクミンと合わせて100匹以上は登場しない。またゲーム中ではハチャッピーの子供がコッパチャッピーという名前であることは明かされないが、生物図鑑のハチャッピーの映像にはコッパチャッピーも映っている。また水中の城の4層目ではハチャッピーをバクダン岩やサクレショイグモの大爆発で倒すとコッパチャッピーが巻き込まれて吹っ飛ぶことがある(吹っ飛ぶだけで、死なない)。
クイーンチャッピー(図鑑№70)和名:デメマダラ(卵嚢肥大個体) 科:イヌムシ科
メスが、食物の減少など環境の変化が起こった際に、一時的に体を変化させた姿。卵巣を中心に体が異常に巨大化し、子供であるベビーチャッピーを生み続けている(生まないものもいる)。
食物が不足している状況で群れの人数を増やすのはおかしな話だが、チャッピーは共食いをする習性があるので、生まれてきたベビーチャッピーを代用食にするのだろう。ベビーチャッピーを倒したときに出る大地のエキスを食べているものと思われる。
その巨体故、歩くことすらままならず、その長い体をくねらせ左右に転がるのみである。この時、自ら生み出した命を押しつぶしてしまうことも多い。生命力があり転がっている際に回復することがある。
ダイオウデメマダラ(図鑑№73)和名:ダイオウデメマダラ 科:イヌムシ科
体中が岩のように硬い皮膚に覆われている。他のチャッピーと違い、粘着性のある舌でからめとって獲物を食べる他、普段は地中に埋まっている。
今作のダイオウデメマダラは前作とは外見が若干異なる。まだ若いらしく、体が小さいほかデメマダラタケも無いが、ピクミンを混乱させる声を発する。
食に対してきわめて貪欲であり、バクダン岩でさえも食べる(ちなみにバクダン岩を食べさせるとしばらく動けなくなる)。獲物が近づくと積極的に襲い掛かる。かなり悪食であるという。生命力が高い。
前作では最強の外敵だったが、今回はかなり弱体化されたようである。紫ピクミンを地中に埋まっている状態の目と目の間に連続で投げると一瞬で倒せる。

[編集] パンモドキ系統

一対の眼、一対の後脚(手あるいは前脚は無い)といった特徴の外見をしている生物のなかで上以外の生物が当てはまる。小型のものが多いが、住処を追われたりはしていないようだ。

アカコチャッピー(図鑑№4)和名:ベニデメマダラモドキ 科:パンモドキ科
前作の「小チャッピー」にあたる生物。形はアカチャッピーにそっくりだが、デメマダラ系統は背中の斑紋の有無で同種成体を判断するため、同種幼体さえも捕食することがあるアカチャッピーに捕食されないのだ。要するに、チャッピーの自分と同じ種族の生物は襲わないという習性を利用してアカコチャッピーはアカチャッピーに擬態している。
昼行性である点から別の生物という事になっている。パンモドキの近種ということが判明した。
ユキチャッピー(図鑑№5)和名:シラガデメマダラモドキ 科:パンモドキ科
アカコチャッピーの色違いで、アカコチャッピーより若干弱い。ケチャッピーを意識しているらしいが毛は生えてこない。しかし、ケチャッピーは毛が抜ける事があり、チャッピーの仲間識別は背中の斑点で行う事から毛が無くても擬態は成立するらしい。
テンコチャッピー(図鑑№6)和名:ダイダイデメマダラモドキ 科:パンモドキ科
アカコチャッピーの色違いで、テンテンチャッピーに擬態している。アカコチャッピーより索敵範囲が広い、耐久力が少々高いなど若干強くなっているものの大して変わらない。
パンモドキ(図鑑№57)和名:マキパンモドキ 科:パンモドキ科
防御に特化した非常に厚みのある表皮を持っており、これで外敵から身を守っている。パンモドキがピクミンに襲われない理由はこのほかに、「もともとおとなしい生物なので、他の生物を襲わないから」、「ピクミンは自分に直接襲ってくるものを敵とみなすが、パンモドキはピクミンを直接襲わないから」という理由もある。
自分専用の巣を持っており、そこに物を溜め込む習性がある。本体を倒せば巣も消滅し、溜め込んだものも出てくる(ただし生物の死骸は戻らない)。
ピクミンと同じものを運ぼうとする時があるが、その時は力の強い方が相手ごと引っ張っていく形になり、巣穴へ連れ込まれればピクミンは殺され、オニヨンまで連れてくればパンモドキにかなりのダメージを与えられる。ピクミンを背中にぶつけてもダメージを与えられ、紫ピクミンを付近に投げると横転する途中で気絶するため、一時コマ送り状態になる。今作では前作より力が増し、若干の重さがあっても運ぼうとし、地中に潜ることはしない。
オオパンモドキ(図鑑№74)和名:ショクパンモドキ 科:パンモドキ科
パンモドキ科の中では割と大型で、名前通り食パンの形をしている。力も耐久力もパンモドキより増している。さらにピクミンをぶつける攻撃は紫ピクミン以外効かない。
オオパンモドキは生まれたころにはパンモドキと餌の取り合いをするものの成長しきると小さな動物(=パンモドキ)の行動をまったく気にしなくなるため、それが餌と生息地が同じ両種族が共存できる要因になっている。むしろ2種の存在を最も脅かしているのは、ピクミンであるとされる。

[編集] ドックリ系統

ピクミンにはトックリの名が付く生物が多く登場する。名前どおり徳利のような体をしており、口から物を吐いて攻撃する。

ブタドックリ(図鑑№13)和名:ヒフキブタドックリ 科:ブタドックリ科
蚊取り線香のケースのような感じの体をしているが、口は小さく、常温空気中で発火する性質のあるリン化合物(液体)を吐く。ピクミンやオリマーから攻撃を受けると前方に振り払う。
ミズブタ(図鑑№14)和名:ヒフキブタドックリ(水吐変種) 科:ブタドックリ科
ブタドックリそっくりだが、遺伝子異常のため、体のつくりが不完全で、吐き出してくる液体は発火しない。しかし、体にまとわり付く性質があり、青ピクミン以外は溺れてしまう。いわゆる「変種」なのだが、最近では数が増えてきている。
識別点は、唇の色がブタドックリが赤色なのに対しミズブタは青色である。
フタクチドックリ(図鑑№15)和名:ヤマトイシツツミ 科:イシツツミ科
幼虫時代のフタクチドックリ。不思議なことに成虫と幼虫で和名が異なっている(前作参照)。前作で登場した成虫が今作で発見されたいないことから死滅したのではないかと思われていたが、幼虫が発見されたため死滅の心配がなくなった。体色は緑色。殻は無く、口も一つしかない。直接攻撃できるかわり、ピクミンが張り付くと前方に振り払おうとする。また固定型のタイプの場合突然地中から現れる。
イシツツミ科の生物はショウヤムシ科の生物と同じく体内に住まわせたメタバクテリアの力で消化する。成虫が出した岩にメタバクテリアが含まれていて、それを幼虫が食べることで体内にメタバクテリアを取り入れている。
ミヤビフタクチ(図鑑№16)和名:ミヤビイシツツミ 科:イシツツミ科
フタクチドックリの遺伝子変種。砂鉄を好んで食べるため体色は鮮やかな赤色をしている。吐く岩は磁気を帯びており、オリマー達の宇宙服に反応して進路を変えてくる。金属類を身につけている場合、要注意。
岩の追尾性能はかなり高く、これを利用して別の敵を攻撃することもできる。しかしあまり長い間転がしているとかってに壊れてしまう。
フーセンドックリ(図鑑№17)和名:ワモントゲフウセンドックリ 科:ブタドックリ科
生体パルスが帯となって体表面を流れる姿はブタドックリ科の中でも特に美しいといわれる。常に水素によって体の浮き袋を満たしており、これによって浮遊している。体の横面に計八つついている気門から空気を噴出し、安定を保っている。どうして起爆性の有る水素を体の中で安定させているのか、詳しいメカニズムは不明である。
空を飛んでいて、枯れ葉などを強い息で吹き飛ばし、その下にいる小虫を捕食するというが、作中ではフーセンドックリが捕食する姿を見かけることができない。ピクミン達を見つけると強い息を吹きかけてくるのは、おそらく「ピクミンの頭の花を吹き飛ばすと、その下に小虫がいてそれを捕食できる」と勘違いしているからであろう。倒しても体内に溜め込んでいる空気を開放して飛んでいってしまうので、詳しい体の構造はまだ分かっていない。
アオケダタラ(図鑑№18)和名:ミカゼアオケダタラ 科:ブタドックリ科
フーセンドックリの近種。生態は似ている。吹きかけてくる風は強くは無い物の、ピクミンの花を枯らす植物ホルモンを含んでいる。ピクミン以外の植物も枯らすようだが、実際に他の植物にアオケダタラの息がかかっても枯れる様子は見られない。

[編集] クモ系統

ピクミンにはクモの名が付く生物も多く登場する。形態、攻撃方法などさまざまだが、共通する特性として、「足が四本である」「胴体は(おそらく)頭部一つのみで、足から釣り下がっているような形態をしている」「捕食を行わない」という三点が挙げられる。脚の本数から考えて、すべて本当のクモではない。捕食を行わない(少なくともそれらしき行動が見受けられない)ため、少なくとも捕食連鎖には含まれない。ショイグモ科とダマグモ科に分かれていて、ともに性格がおとなしい。

  • ダマグモ科の特徴
口、鼻、耳、目の、ほとんどの感覚器官が見あたらなく、また前後左右の概念がない。ただしピクミンの方向に向かっていくような移動をするため、体のどこかでピクミンを認識しているようにも思われる。
  • ショイグモ科の特徴
ダマグモに対して、口、目とおぼしき部分、また第五、第六の脚(物を背負うため)=二本の腕が存在する。また、このため前後左右を認識している。リーダーを寝かせても背負うがむしろ背負ってしまうと待機することができなくなる。またショイグモ科の生物は物を背負うことによって擬態しようとする習性があり、背負ったものによって性格が変化してしまうという特徴もある。
ベニショイグモ(図鑑№37)和名:セオイカナエグモ 科:ショイグモ科
背中に物を背負う習性がある。自分の数十倍の重さのものから仲間の死骸まで、動かせるものなら何でも背負おうとする。
普段はおとなしい性格で、草むらの中などに隠れていることが多い(ゲーム中の記述より。実際に草むらに隠れている様子は見られない)が、攻撃すると自衛のためあごで着火し、炎を吐き出してくる。背中に物を背負う習性と、危険になると攻撃する点は、全てのショイグモに共通した特徴である。サクレショイグモとヘラクレスオオヨロヒグモ以外は、ピクミンから逃げるように動くと言う点も共通している。
キショイグモ(図鑑№38)和名:セオイカナエグモ 科:ショイグモ科
ショイグモの一種で、背中に物を背負おうとする。体内に発電器官を持ち、身の危険を感じるとその電気を放電する。黄ピクミン以外は即死してしまう。
ルリショイグモ(図鑑№39)和名:セオイカナエグモ 科:ショイグモ科
ショイグモの一種で、背中に物を背負おうとする。身の危険を感じると、金属の酸化を促進する液体を吐き出す。この液体はオリマーらの宇宙服にダメージを与える。
ムラサキショイグモ(図鑑№40)和名:セオイカナエグモ 科:ショイグモ科
ショイグモの一種で、背中に物を背負おうとする。身の危険を感じると、混ざると毒性を持つようになる2種類のガスを、体外で合成するように放つ。
サクレショイグモ(図鑑№41)和名:セオイカナエグモ 科:ショイグモ科
ショイグモの一種で、背中にバクダン岩を背負った状態で天井から突然落下してきてピクミンたちを襲うもの、待機していてオリマーやピクミンが近づくと襲ってくるもの、地下洞窟「シャワールーム」の6層目のように死角から突然現れて襲ってくるものがいる。敵を見つける(もしくはピクミンやオリマーがサクレショイグモの落下地点の真下に立つ)と、バクダン岩が点火した上で迫ってくる。これは前述した「背負ったものによって性格が変わることがある」という特徴と、作中の解説から「攻撃的であり、自らの意志によって攻撃」しているということがいえる。すなわち自衛のためではなくして攻撃をするため、他のショイグモ科の生物とは、性格面で大きく異なることになる。もしくは、繁殖を抑えるためのアポトーシスが関与しているのかもしれない。
ダマグモ(図鑑№72)和名:アシナガモクメツユハライ 科:ダマグモ科
作中でも謎多き生物。これと言った天敵は少ない。体の表面は蝋のようなもので覆われているため独特な模様とつやを持つ。胴体には目、鼻、耳、口などの器官はないが、ピクミン達を見つけると、頭上から落下し、さらには踏みつけようと迫ってくる。このことから、新たな感覚器官もしくは、従来の感覚器官のいずれか(おそらく触覚)を大きく発達させ、他生物を認知している物と思われる。身体の表面の蝋のような物で地面を伝わる振動を感じ取り、ピクミンなどのいる位置を把握していると考えられる。ピクミンが全方向にいるときはピクミンがいる場所の真ん中で回っていた。これは目は見えていないが、場所は把握しているということだ。
またピクミンの方向に向かって迫ってくるので、ピクミンがどこにいるのかを認知できるのだが、これも何で認知しているかはわかっていない。ただし捕食に関してはその一切が謎で、口に当たる器官もない。住んでいる場所も暗いところから明るいところまで様々であり、光合成によってエネルギーを得ているとも考えにくいため、唯一他の生物に触れる場所である足先の部分に、なにか秘密が隠されているのかも知れない。
倒すと胴体が2つに割れ、ガラスが割れていくように消滅するので、解剖を行えず、その生態は未だ謎に包まれたままである。しかし地上に登場するダマグモは倒すとペレットをたくさん落とすことから、ペレットをえさにしているとも考えられる。害敵を踏み潰すことができる。
ダマグモキャノン(図鑑№76)和名:アシボソエンマツユハライ 科:ダマグモ科
機械と融合したダマグモ。ダマグモは特に敵が無く、強大な攻撃力を必要としていない事から、機械の方からダマグモにアプローチし、体を乗っ取ったものと思われる。実際、機械部分を開く際に、かなり無理な形で入り込んでいるのか、中の肉が裂けているのが確認できる。他のダマグモとは違い、ピクミンらを踏みつぶすような足はついていない。
代わりに、核となる球体の部分の下半分がランチャー(+レーザー探知機)になっており、これにて敵を補足、エネルギー弾を発射し破壊を試みる。ただし、火気管制システムの性能がそれほど良くないため、目標の補足と発射までのラグが大きく、射撃が追いつかないこともしばしばである。このエネルギー弾はステージ上にある突起物やくぼみ、壁等でバリケードのようにし、防ぐことが可能。そのため、走るよりも突起物等で防ぐほうが効率が良い。
ダマグモキャノンが多くみられるのに対し、これの元となった生物(=機械化していないもの)が見あたらないことから、この種は、体の半分以上を機械化しているのにもかかわらず、生殖することができるものと見込まれる。また、生まれたものはその直後から機械化を受け、成長とともに機械の部分を交換するのだろう。
4本の足の内、1本が機械化されており、これが関節を無視した可動範囲を持つため、常にこの足を軸として先に移動させる。チャレンジモードでは電極やガス管といった仕掛けもこの弾が当たると一撃で壊れていく。
ゾウノアシ(図鑑№80)和名:スソビロツユハライ 科:ダマグモ科
ダマグモよりも大きな足と頭部を持ち、結果的に踏み潰しやすい形状になっているが、これは地ならしを目的としたものであるという説もある。足の付け根には毛のようなものが生えている。体を作る材質はダマグモと異なりシリコンを主とするようだ。体表は毒々しい艶を持つ。倒すとダマグモ同様消滅してしまう。このとき、卵に寄生する性質のあるタマゴムシを大量に落とすことから、ゾウノアシは卵生であるものと思われる。(但しゲキニガスプレーを使って倒すとでてこない)
ルーイ曰く、「煮ても焼いても鉄臭さが抜けない」との事。すぐに消滅してしまうこの生物をどのように調理したのかは謎のままである。生命力が高く体力がすぐに回復するので、ピクミン1匹ではダメージを与えることができない。また小さい生物が踏み潰されると一瞬で即死する。大型生物も弱点に当たれば一瞬で即死してしまう(バトルモードのカクカクコースのみ)。実際的に石化して倒すのはかなり難しい生物でもある。
ヘラクレスオオヨロヒグモ(図鑑№81)和名:ヤタシオオヨロヒグモ 科:ショイグモ科
このゲームのラスボス的生物で、ルーイを捕まえていた。
もともとショイグモ科の中で最大の生物である。ただし、ゲーム中に登場するものは、偶然「フレア・キャノン」「モンスター・ポンプ」「マイナスイオン・コンバータ」「ケミカル・ウエポン」を背負い、それらから何らかの影響を受け、突然変異した種である。その影響として体躯が異常に発達・巨大化し、また元来は温厚だった性格が大変凶暴なものになった。クモ系統にはそもそも捕食を行う必要がないため、冒険主義的な感情が生まれたものと思われる。背負ったもののそれぞれは、火・水・電気・毒の、ピクミンにとっての全ての無機的脅威であり、ピクミンの掃討には非常に適した形となっている。
武器は強化された宇宙服の動きを止められるほど強力だが、武器を失うと、腕を使ったふりはらい以外、これと言った攻撃ができなくなる。石化した状態で倒すと大量のゲキニガ、ゲキカラスプレーを出す。

[編集] 水中の生物

ピクミンには浅い水中や低い陸地にいる生物も多い。ダンゴナマズも水中にいることがあるが、これに関しては、上の「チャッピー系統」で説明している。

シャコモドキ(図鑑№30)和名:アメリケシャコガニ 科:アナジャコ科
見た目や名前からシャコの仲間のようだが、「モドキ」とあるようにシャコの仲間ではない。実際にはヤドカリの仲間。巣穴を持ち、自分の巣穴の近くに来た小動物を引きずり込んで食べる習性がある。弱点は背中だが、ピクミンを捕まえ損ねると巣穴に戻るときに後ろ向きになり、大きな隙となる。しかしピクミンがつかまると、巣穴に戻るときに後ろ向きにならずバックするように戻る上、捕まえ損ねたときよりも早く巣穴に戻るため攻撃があまり効かなくなる。基本的に巣穴に引き込まれるまでピクミンを殺さないが、巣穴に戻られると一切攻撃はできなくなる。
サイズの若干大きなものと、小さなものの2種類がいるが、両者の強さは変わらない。
巣穴は何故かパンモドキの物と同じ形をしている。
ツブラメケメクジ(図鑑№42)和名:ハンジュクケメクジ 科:ケメクジ科
貝類からケメクジに進化する途中の段階のもの。重要な器官を奥へ引っ込めるという貝類の名残がまだ残っている。エラもケメクジより大きい。陸地よりも水中のほうが活発になる。性質は後述のケメクジに準じるが、あまり攻撃的でなく、光への関心も示さない。
ケメクジ(図鑑№77)和名:ヒトハナケメクジ 科:ケメクジ科
貝類から進化して殻を捨てた種類。背中についている花のようなものはエラであり、同時にケメクジの弱点でもある。ツブラメケメクジより移動が早く、陸地でも活発に行動できる。粘着性のある7本の触手で獲物を捕らえ、捕食する。洞窟内での生活が長かったためだろうか、光るものは積極的に捕食しようとする習性から、オリマー・ルーイ(社長)のうちリーダーであるほう(頭が光っているほう)に反応する。動きが早く背中に回りこむことは不可能に近いため、リーダーをいつでも交代できることを利用して2人でピクミンを連れてケメクジを挟み込めば攻撃可能。
ちなみに、任天堂のスーパーファミコン用ソフト「ヨッシーアイランド」に「けめくじ(ひらがな表記)」という敵が登場するが別物のようである。但し、色や体の雰囲気など似た点も多い。
イモガエル(図鑑№43)和名:ダルマイモガエル 科:イモガエル科
黄色の体色と目から水平に並ぶ緑色の斑紋が大きな特徴である。跳ぶことに特化したため、泳ぎは上手でない。泳いでいるところはまだ目撃することができない。自分よりも小さく動くものを何でも押しつぶそうとする習性がある。
イモガエルはあまり目につかないような所に産卵するが、理由は敵(ダンゴナマズ・青ピクミンなど)からの捕食を防ぐためである。卵が孵った幼生がオタマである。
マロガエル(図鑑№44)和名:マロイモガエル 科:イモガエル科
地下水脈に流され、そのまま地下洞窟に棲みつき、体が洞窟生活に適応するように変化したイモガエル。長い洞窟生活のためイモガエルのような鮮やかな体色はなくなり、色白になった。もちろん地下洞窟にしか生息しない。
前作ではイモガエルよりマロガエルのほうが先に登場し、イモガエルのほうがジャンプ力があり強かったのに対し、今作では逆にイモガエルのほうが先に登場し、マロガエルのほうがイモガエルよりジャンプ力があり強くなっている。地下洞窟にもイモガエルは登場するが、まだ洞窟生活に適応していないのだろう。
オタマ(図鑑№45)和名:ダルマイモガエル 科:イモガエル科
イモガエルの卵から孵った幼生。水中を泳いでいる。陸地に上がると跳ね、水中に少しずつ戻ろうとする。前作よりかなり耐久力が上がり、振り払う力も強くなった。そのためオタマにピクミンが振り払われたとき、花が散ることもある。
前作のステージ「希望の森」にオタマが登場するが、今作の、地形が希望の森とまったく同じステージ「めざめの森」ではオタマがいた水場がなくなり、別の場所でイモガエルを見られることから、オリマーが宇宙船を直してホコタテ星に帰り、また戻ってくるまでに成長したのだろう。

[編集] ムシ

ピクミンには虫の様な生物が多数登場する。一体一体では弱いが、他の生物と同時に現れる事で強敵となるものも多い。ただしゴロムシは例外である。

コガネモチ(図鑑№20)和名:タテスジルリコガネモチ 科:コガネモチ科
地中から突然出てくる。ピクミンを背中に当てると蜜あるいはペレットを出す。この習性から、ピクミンはコガネモチが好きで、コガネモチを見ると追いかけていく。しかし、単独では背中に攻撃を当てられないのでいつも徒労に終わっている。
夜にペレットを集めるために行動するが、昼間でもよく見かけられる。体内にためたペレットは特殊な膜で覆われていて半年間は消化されないことが分かっている。集める意図は不明。
オオガネモチ(図鑑№21)和名:ショウヤコガネ 科:ショウヤムシ科
金色に光っていて、外見はコガネモチと似ているが別種。地中で鉱物を餌とし、イシツツミ科のフタクチドックリと同じように体内のメタバクテリアの力でそれを消化する。ピクミンを当てるとお宝を出すものもいる。しかし鉱物ではなくお菓子を食べていたものもいる。
標本が高く売れるといわれているが、これはオオガネモチが地上に登場することが少ないからであり、ゲーム中でもコガネモチ・オナラシより登場頻度は低い。
オナラシ(図鑑№22)和名:ミドリヒメオナラシ 科:コガネモチ科
コガネモチやオオガネモチと同じく地中から突然出てくるが、出てくるときに、「屁」を放つ。この「屁」はメタンガス硫化水素を含み、毒ガスのような威力を持つため、白ピクミン以外でこの「屁」に触れると毒を浴びた状態になる。
ウジンコ(図鑑♀№23・♂№24)和名:ヒラバヒメアギト 科:ヒメアギト科
地中から現れる。紫色の雄と乳白色の雌がおり、雄は顎が発達しているためピクミンを攻撃してくる。水場などにかけた橋を元に戻すことがある。水に弱い。
トビンコ(図鑑♂№25)和名:トビヒメアギト 科:ヒメアギト科
ウジンコと同じく地中から現れ、ピクミンを攻撃する。ダメージを受けると空中に逃げ、体力を回復しようとする。水に弱い。前作での「橋を戻す」という性質がなくなった。ゲーム中に出てくるのは雄で、また、トビンコの雄のみがヒメアギト科で唯一羽を持つ。雌は土の中で一生を送ると言われるが、実際に登場しないので詳細は不明。ダマグモの踏み潰しに巻き込まれると即死する。(まどいの水源の地上のみ)
ハオリムシ(図鑑№26)和名:アカメモンツキバオリ 科:ハオリムシ科
甲殻の蛇の目模様が特徴的でハオリムシ科の代表である。ウジンコと同じく橋を壊す。
地中に体の半分を埋めていてピクミンやオリマーが近くを通るとゆっくり追ってきて、口吻でピクミンたちを突き刺すように攻撃してくるものの、突き刺されてからピクミンが死ぬまでの時間がかなり長い。耐久力はアカコチャッピーとほぼ同じだがアカコチャッピーよりも反応が早い。
一度突き刺すと食べ尽くすまで攻撃が出来なくなるので、シャコモドキ並みに隙が出来る。
甲殻が体を固定する役割をし、ピクミンを突き刺す攻撃が可能である。
ハナゲイモ(図鑑№27)和名:ハナゲムシ 科:ハナゲ科
ピキノツユクサの周辺の地中に生息し、その実を糧としている。食料を植物に頼っていることから、一次消費者であり、生態系では植物に次いで低層に位置する生物である。ピクミンにですら捕食(実際にエネルギーとして化学合成するのはオニヨン)対象と認識されているようだ。
エレキムシ(図鑑№28)和名:キモンエレキムシ 科:エレキムシ科
群れで生息し、近くにいる仲間との間で放電を行う。ピクミン達が近くにいない時にも放電を行っているが、これは摩擦によって蓄電された電力を調整するためで、特に攻撃目的ではないと考えられる。また、背中は硬い殻で覆われており、転倒させるなどして柔らかい腹部を攻撃しないとダメージを与えられない。脚にはえた毛の摩擦と筋肉によって電気を作り出し、デウスキスマキナフィールド状の電池構造体にデウス帯電させ蓄電する。ちなみに、デウス・エクス・マキナ (Deus ex machina) とはラテン語で「機械仕掛けの神」を意味する。
タマゴムシ(図鑑№29)和名:タママユダマシ 科:タマゴムシ科
主にタマゴの中に10匹前後で生息している。ピクミンが苦手とするにおいを放出し、ピクミン達を混乱させてしまう。
しかし、紫ピクミンはこのにおいが平気のようである。
急に地中から群れで湧き出してくることも多い。紫ピクミンの落ちる衝撃で一掃することができる。
尚、ゾウノアシを倒すと1回目はお宝(オヤジのおもいで)を出すが、2回目以降は消滅直前にタマゴムシが大量に出てくる。(但し石化して倒すと出てこない)
サライムシ(図鑑№31)和名:テナガドウガネサライムシ 科:サライムシ科
サライムシ科の生物は習性が面白いものが多いわりに、不明点が多いようである。
触角で飛び、ピクミンをさらう習性を持つ。さらっても殺したり食べたりする訳ではなく、土に埋めるだけである。しかし、水の中に落とされると青ピクミン以外は埋まらずに溺れてしまう。地下洞窟では足場のないところにピクミンを落とされることがある。
トテツチホカシ(図鑑№32)和名:トテツチホカシムシ 科:サライムシ科
サライムシの近種。ピクミンではなくオリマー達をさらう。しかしよほどの不注意でなければさらわれることはなく、この虫にさらわれることは恥ずかしいということから「サラシムシ」という異名を持つ。
名前の由来は「取って土にほかす(関西方言、捨てる)」から来ている。ピクミンが攻撃すると後方に振り払う。このときピクミンの花が散ることがある。
サクレウラメ(図鑑№33)和名:カギタマサクレウラメ 科:オトシムシ科
バクダン岩を作ることが出来る敵。風船で低空をゆっくりと飛んでいる。単体だとそれほど強い敵ではないが、ショイグモやサライムシなどと共に登場する事が多く、やっかいな敵である。非常に攻撃的で、謎の多い生物の一つである。たまにピクミンを振り払うことがある。このとき花が散ることもある。
カマドフマ(図鑑№34)和名:フエフキカマドフマ 科:カマドフマ科
いつもは天井に張り付いているが、時々下りてくる。特殊な周波数の音を時々発してピクミンを混乱させてくるが、これはピクミンから逃げるためで、攻撃に用いられることはない。混乱したピクミンはカマドフマをオリマーらと勘違いし、たとえカマドフマが水中に入っても追いかける。カマドフマの存在はお宝探知機にも影響を及ぼす。
暗いところを好むと言う点から夜行性と思われる。
ハンボ(図鑑№53)和名:ミドリコノハムシ 科:コノハムシ科
もともとはアメンボの仲間で、それが退化したもの。背中に木の葉を背負っているように見えるがこれはアメンボの羽が退化したものである。水に浮くことさえもできず、むしろ水に入ると動きが遅くなる。ピクミンには攻撃してこないが振り払うことはできる。このときピクミンの花が散ることもある。
サンショクシジミ(図鑑№54)和名:モンナシモリシジミ 科:モリシジミ科
チョウの仲間。マーガレットなどの花を揺らすと出てくることがあるほか、地下洞窟で大量に飛んでいることがある。しかしピクミンが近づくと数十秒後に上空に飛んでいってしまう。
ピクミンを投げて当てると倒すことができ、死骸とともに大地のエキスが落ちることもある。黄色のサンショクシジミが最も多いが赤色や紫色(青色?)のものもいることがある。赤と紫は存在が珍しい上、倒すとその色に対応した色のエキスを落とすことがある(確率は低い)。
微妙に赤がかかった黄色のものなどもいるようで(ゲーム中には登場しない)、青(紫)→黄→赤と微妙な色の違いを並べたサンショクシジミの標本は蝶コレクターにはたまらない逸品とされ、オークションでものすごい価格がつくこともあるという。
ゴロムシ(図鑑№79)和名:オオダンゴロムシ 科:コロガリムシ科
大型の甲虫で、愛らしい姿をしたキャラが多いピクミンの中で、唯一リアルな姿をしている。
右手が発達した左右非相称な生物で、青い功殻と赤い表皮をもち、どちらもつやがある。攻撃的な性格を持っていて、ピクミンに対して転がって押しつぶそうとする。転がっているときに壁にぶつかると仰向けに倒れるが、そのときに見せる赤く光る腹が弱点。ゴロムシが壁にぶつかると落石のほか卵がひとつ落ちてくる。発達した右手にはとげがついているが、専ら転んだときに起きあがるためと、ピクミンを振り払うことを目的につかわれ、とげ自体に攻撃性はない。また、振り払われたピクミンは花が散ってしまう。

[編集] その他の生物

コマンマン(図鑑№35)和名:オボコクラゲ 科:ホトクラゲ科
「オボコ」とは関西方言で幼いを示す「おぼこい」から来ている。
浮遊しているクラゲ。体色は半透明な青色で、ピクミンを口柄から吸い上げ、消化する。しかし吸い上げられてから消化されるまでにはかなり時間がかかる。消化される前にこれを倒すと、取り込まれたピクミンを救出することが可能である。ゲキニガスプレーを使って石化させると石化されたままの姿で落ちてくるが、戻って浮上する姿は決まっている。
最近は外来種(=オオマンマン)に押されて生息域を狭めている。
オオマンマン(図鑑№36)和名:ヨミノホトクラゲ 科:ホトクラゲ科
コマンマンと同じく浮遊している。体色は半透明な桃色で、コマンマンより一回り大きい。ピクミンだけでなくオリマーまでも吸い上げるが、オリマーが吸い込まれたときにはオオマンマンはすぐ地面に落下する。ピクミンを消化するまでの時間はコマンマン同様に長い。スティックをぐるぐる回せばオリマーは脱出可能。吸い込まれる前や、脱出後はオリマーパンチでダメージを与えることも可能。浮遊している高さは低く、空中にいるときでもフタクチドックリ・ミヤビフタクチの岩が当たる。もちろんオリマーか両方のリーダーが吸い込まれると連れていたピクミンがフリーになってしまう。
両種ともクラゲ特有の刺胞がないのも特徴のひとつである。
ヘビガラス(図鑑№71)和名:オジロヘビガラス 科:ヘビガラス科
顔は白色で毛が生えており、くちばしは黄色く、首は蛇のように長く青色で、鱗を持つ。カラスを合わせたキメラのような生物。地面から突然現れ、くちばしでピクミンをついばもうとする(一度についばめるのは最大3匹)。他の生物のように、一度の動作で多くのピクミンを攻撃するのではなく、連続的な動作で繰り返しピクミンを捕食しようとする。地中から現れるときにくちばしがつかえることがある。もっとも登場頻度の高いボス敵でもある。
図鑑によると、ヘビガラスと生息域が同じで、姿が酷似するヘビガモメと言う生物がいるとの事である。両者は尾羽の斑紋の有無で区別できる(ヘビガラスは斑紋が無い)が、ゲームでは倒しても尾を見ることが出来ないので、識別は不可能。図鑑にはヘビガラスしか登録されない。
アカヘビガラス(図鑑№75)和名:ヒデリガミガラス 科:ヘビガラス科
顔は赤く、くちばしは黄色。首から足までは緑色で、鱗をもつ。1本の足があり、その足で跳ねるようにして移動することができる。
土中の生活が長かったため目はあまり良くないが鼻がかなり良く、正確に獲物を襲うことができる。ヘビガラスと同様くちばしがつかえ、地上に出られないことがある。戦い方はヘビガラスとほぼ同じだがこちらは隊列操作でまとわりつかせることが出来ない。

[編集] 謎の生物

タマコキン(図鑑№19)和名:テッポウコキン 科:?科
体表の鱗やつや、また生物図鑑の記述を見る限り、魚類の究極的な姿であり、進化の終着にたどり着いた種であるといえる(また生物図鑑には「魚類の究極進化系の1つ」と書かれていたことから、タマコキンには亜種が存在すると考えられる)。体の一部が機械化されているが、ダマグモキャノンとは違い、個体ごとに成長の過程で機械と融合したのではなく、種としての進化の過程で機械を取り込んだ物だと思われる。機械との有機的融合を果たしているという時点で、その意味では作中でも最も常軌を逸した生物であろう。ステージ内のほぼ全域を珍妙な音を立てて歩き回り、オリマーやピクミン達を発見すると、デウススパイラルチャンバー加速器なるものを用いて加速収束したBB弾(バイオバレット弾)を三つ同時に打ち出す。発射されたBB弾の方向にはばらつきがり、何かに接触すると同時に炸裂する。
口吻は専らBB弾の発射を目的として使われ、捕食を行うことはない。そのため生命活動に必要なエネルギーの全てをゼンマイによるエネルギーに頼っており、生物群集からは切り離された存在である。体力が無くなるまで攻撃し、瀕死状態に追いやっても、しばらくすると自動的にゼンマイがまかれ、体力を回復して復活してしまう。ゼンマイを巻くために立ち止まった時が攻撃のチャンスだが、防御版があるために前面からではダメージを与えられない。ちなみに、このBB弾は直撃を受けない限り、ピクミン達は死ぬことはない(爆風によって吹き飛ばされ、花が散らされることはある)。タマコキンをうまく誘導すれば、BB弾で他の敵も倒すことができる。本作中ではかなり手こずるであろう敵である。
ゼンマイによって活動の全てのエネルギーを得、さらにはそのゼンマイを自ら巻くことが出来るため、ある種の永久機関を保持していることになる。
ピキマキ(図鑑№55)和名:ピキマキミツムシ 科:ミツムシ科
卵をぶらさげたままどこへともなく浮遊する生物。ピクミンを投擲して命中させると、ぶらさげていたもの落として消える。卵の中身は、大地のエキス1滴・大地のエキス2滴・ゲキニガスプレー1回分となる紫のエキス・ゲキカラスプレー1回分となる赤のエキス・タマゴムシ10匹のどれかである。
ミウリン(図鑑№56)和名:ミウリン 科:?科
地下洞窟にしか生息せず、普段は微動だにしないが、ピクミンたちが近づくと、ピクミンを攻撃しようとしてくる(埋めようとする)。しかし視野が狭いらしく、後ろから近づいても気づかれない。おそらくは、前作でオリマーがピクミンを率いることによって生態系の頂点まで引き上げたため、ピクミンを天敵と見なすようになったためだろう。ピクミンだけでなくオリマーを見つけただけでも埋めようとするようになった。この点に関して、性格が前作より凶暴になったといえる。
体の左半分が異常に発達した、左右非対称の体を持つ珍しい生物。捕食による生存を捨て、自ら植物を栽培・培養することによって食料を得ているようだが、実際に栽培した植物を捕食する様子は確認できない。ピクミンやオリマーを発見すると地中に埋めようとする習性があるのは、これらを植物と勘違いするためである。ミウリンを倒す前に植物(ピクミン)を引き抜こうとすると襲いかかってくる。ちなみに埋められたピクミンは、オニヨンからはき出されて地中に埋まったものと同様に引き抜く必要があるが、埋められるとすぐに花が咲く。体表は石に似ているが、これは擬態のためであると思われる。うまく利用すれば役立つ生物でもある。
アメボウズ(図鑑№78)和名:ヤマトアメビト 科:?科
体は水飴の様な軟体であり、巨人の姿をしている。原型を保ち、また透明度は高い。地下洞窟「水中の城」の1~4層目にて、同じフロアに一定時間居続けると、石のローラー二つとともに突然頭上から降って来て襲い掛かって来る。ただし5層目では、中央の円形のタマゴがおかれている広場に行くと時間に関係なく、ボスキャラとして落下してくる。敵を含むありとあらゆる生物と障害物を乗り越えて(ただし地形に一部で水道管のような道には入ってこられないようだ)、踏みつぶし、ステージ内を暴走する。ローラーの下敷きになると、オリマーとルーイ・社長以外のいかなる生物も即死し、間欠炎などの障害物(土の壁を除く)も一瞬で破壊される。大きな特徴として、紫ピクミンを投擲すると紫色になってうなだれたように実体化する。これについて、本体は別の次元(位相空間、並行世界)にあり、紫ピクミンが落下した衝撃で生じる衝撃波をぶつけることで初めて本体を別次元から呼び戻すことができる、との仮説がある。実体化した際の本体は紫色をしており、むしろ種の起源における紫ピクミンとアメボウズの関係性を示唆しているようにも思える。作中でもかなり謎の多い生物として位置づけられており、普段から悠々とした気風のルーイでさえ、その調理法を知り得ないようだ。作中では、アメボウズは実在しないのではないかという意見も挙げられている。
アーチ型の壁がある場所(アメボウズが通行困難な場所)をむりやり通ってしまい、そこから出られなくなってしまうこともしばしばある。
ウジャムシ 和名・科ともに不明
図鑑に登録されない隠し生物。31日、61日、91日目と30x+1日ごとに、「のぞみの大地」の2ヶ所に現れる。非常に小さな虫であり、狭い範囲を移動していて、攻撃もしてこないが、衝撃を与えると毒を吹き出す。なので白ピクミンで倒すのが無難。また、攻撃すると石を壊したときの様な音と共にゲキカラ、ゲキニガなどのスプレーを大量に出す。名前は「ウジャダニ」であるという説もある。

[編集] 半動半植物

ピクミンには、植物と動物の性質を併せ持った半動半植物と呼ばれる生物が登場する。ピクミンを攻撃してくる生物も存在する。

[編集] ポンガシグサ

ゲームにおいて重要な役割を果たす。ゲーム中の記述によるとポンガシグサは半動半植物であるらしいが、びっくり菊のように移動するということは一切しない。ピクミンの色に対応する5色のポンガシグサがある。肉厚の葉を持ち、ピクミンたちが触れると一瞬葉を閉じる。地下洞窟にしか存在せず、そのポンガシグサの色以外のピクミンを5匹入れると枯れる。枯れると消えてなくなる。どのようにしてピクミンの色を変えるのかは不明。またピクミン・オニヨンとともに生物界の常識から大きく外れている。光合成以外の方法で養分を得ている。
ルリポンガシグサ(図鑑№46)和名:ルリポンガシグサ 科:ポンガシグサ科
入れた全ての色のピクミンを青ピクミンにしてはき出す。青臭いという特徴もある。
ベニポンガシグサ(図鑑№47)和名:ベニポンガシグサ 科:ポンガシグサ科
入れた全ての色のピクミンを赤ピクミンにしてはき出す。激辛であるという特徴もある。
キイロポンガシグサ(図鑑№48)和名:キイロポンガシグサ 科:ポンガシグサ科
入れた全ての色のピクミンを黄ピクミンにしてはき出す。酸味が強いという特徴もある。
ムラサキポンガシグサ(図鑑№49)和名:ムラサキポンガシグサ 科:ポンガシグサ科
入れた全ての色のピクミンを紫ピクミンにしてはき出す。紫ピクミンはオニヨンを持たないためこのポンガシグサで増やすしかない。「森のバター」と呼ばれるほど脂質が多い(実際には、森のバターとはアボカドのこと)。
シロポンガシグサ(図鑑№50)和名:シロポンガシグサ 科:ポンガシグサ科
入れた全ての色のピクミンを白ピクミンにしてはき出す。紫ピクミンと同様白ピクミンもオニヨンを持たないためポンガシグサで増やすしかない。ルーイ曰く、足が速く腐りやすい。
ポポガシグサ(図鑑№51)和名:ポポガシグサ 科:ポンガシグサ科
まだら模様のポンガシグサで、白色の地に赤→黄→青(紫・白はない)というように色を変える斑点がある。ピクミンはほかのポンガシグサと違い1匹しか入れられないが、ピクミンを投げ入れたときの斑点の色のピクミンを9匹(ただし、投げ入れる直前にいるピクミンが93匹以上、つまりポポガシグサからピクミンが9匹出るとピクミンの数が101匹以上になってしまう場合は、100匹を超えない最大数のピクミン数)放出して枯れる。一方的にピクミンが得をしているようである。また、生食すると腹を下してしまう。

[編集] その他の半動半植物

ハチャッピー、コッパチャッピーは上の「チャッピー系統」を参照の事。

びっくり菊(図鑑№52)和名:キクヅモリ 科:キクヅモリ科
もともとマーガレットだったが進化し、根を足のように使って歩けるようになった半動半植物。捕食により養分を得る消費者となったため、光合成を行わなくなり、結果として葉が退化もしくはなくなった。
普段は地中に体を埋めており、その姿はマーガレットそっくり(元々マーガレットなので擬態は先天的なものである)であるが、びっくり菊は花びらに目があり、葉がない。ピクミンたちが近くを通ると姿を現し、ピクミンを食べようとするが、失敗すると胴体に口が当たり転んでしまう。
ペレット草(図鑑№58)和名:アメノツユクサ 科:アメアオイ科
茎部分が半動半植物。大地のエキスを結晶化してできた数少ない種類。
花びらにあたる部分にペレットがついていて、それにピクミンをぶつけるとすぐにペレットを落とせる。茎を攻撃してもペレットを落とせる。今作では1ペレットのほかに5・10・20ペレットをつけた巨大変種が登場した。巨大変種もペレットの落とし方は同じ。茎の耐久力は前作より上がっている(ただしペレットの大きさと耐久力は無関係)。ペレットの色が固定の物と赤→黄→青と変わる物があり、変わるものは倒したときの色のペレットが落ちる。
ペレットはピクミンの栄養であり、同じ色のオニヨンに運ぶとより多くのピクミンが生まれる。1ペレットとはピクミン1匹で運べるペレット。5・10・20ペレットも同じ。

[編集] 植物

地球に実在するもの・しないものがある。触れると揺らすことができる。

ヒカリキノコ(図鑑№59)和名:タマヒカリタケ 科:ヒカリタケ科
地下洞窟内で青く光っているキノコのような植物。
クローバー(図鑑№60)和名:シロツメクサ 科:マメ科
モモフグリ(図鑑№61)和名:オオイヌノフグリ 科:ゴマノハグサ科
タンポポ(図鑑№62・綿毛は63)和名:カンサイタンポポ 科:キク科
綿毛のものも存在し、揺らすことで綿毛を飛ばすことができるが、綿毛が尽きることはない。
ツクシ(図鑑№64)和名:スギナ 科:トクサ科
ネコジャラシ(図鑑№65)和名:エノコログサ 科:イネ科
ヒカリエノキ(図鑑№66)和名:フタエヒカリエノキ 科:?科
洞窟内で赤や緑に発光している。紫ピクミンを近くに投げると光が消えることがあるが、触れることで元に戻る。LEDに似ている。
マーガレット(図鑑№67)和名:モクシュンギク 科:キク科
ゼンマイ(図鑑№68)和名:ゼンマイ 科:ゼンマイ科
若芽(図鑑№69)和名:- 科:?科
何の芽か不明。
ピキノツユクサ 和名・科ともに不明
生物図鑑には登録されない。5つの実をつけていて、赤い実がゲキカラスプレーの、紫の実がゲキニガスプレーのもとになる実で、それぞれ集めてドルフィン初号機の所へ持って行くと10個毎にスプレー1回分となる。何故か2種類の実が混在している物もある。
ハナゲイモが実を食べている場合があるが、ピクミンをピキノツユクサに上らせることで落とせる。また、無くなった実はしばらくすると復活する。
カビダマ 和名・科ともに不明
生物図鑑には登録されない。灰色の球体(地面から生えている為に半球となっている)。周囲にカビを張り巡らせ、ピキノツユクサを枯らす。球体部分を攻撃することで元に戻せる。
大地のエキスが出る草 和名・科ともに不明
生物図鑑には登録されない。ピクミンが引き抜くと大地のエキスが出ることがある。同じようにピクミンが壊すと大地のエキスが出ることがある小石もある。

[編集] ステージ紹介

  • ねむりの谷
    「ピクミン2」で最初に降り立つ、雪に覆われたステージ。オリマーたちがアカコチャッピーと戦っている赤ピクミンに会う。最初のステージではあるが結構奥深く、「辺境の洞窟」などは難度が高い。
    • 始まりの洞窟
    全2層。最初の地下洞窟で、ねむりの谷同様に雪で覆われていて、登場するのはユキチャッピー11匹のみ。紫ピクミンと始めて会う場所。
    • 地下の秘密基地
    全9層。名前どおり機械的な層が多く、タマコキンも登場する。しかし最初のほうは雪に覆われている。バクダン岩が20以上ある層があるなど危険な部分もあるが、休憩エリアのような層が2層あるなど、ゲーム中盤にしては易しめの洞窟。ボスはダマグモキャノン。
    • 辺境の洞窟
    全8層。前半は他の2つの洞窟と同じく雪に覆われている。特に4層目はバクダン岩が落下してくることもある。クマチャッピーとチビクマ9匹のエリアや、間欠炎と水場が両方あるエリアがあるなど、さらに7層目は13箇所で落石が落下してくるなど「地下の秘密基地」よりはかなり難度が高くなっている洞窟。ボスはクイーンチャッピーと、無限に生まれるベビーチャッピー。
  • めざめの森
    「始まりの洞窟」で「スフィアマップ」を運ぶことで探索可能になるステージで、前作の「希望の森」とまったく同じつくりをしている。オタマも成長したらしくイモガエルが見られる。青ピクミンに会えるが、彼らは電撃ゲートの奥にいるため先に黄ピクミンと会うことが必要になる。ガス管や電撃ゲートが初登場。
    • けだものの穴
    全5層。「けだもの」と名がついているがゲーム序盤の洞窟だけあってあまり強い敵は登場しない。ボスはクイーンチャッピーだがベビーチャッピーを生まないのでかなり戦いやすい。
    • 白い花園
    全5層。白ピクミンと始めて会う洞窟で、出会った早々から白ピクミンを駆使しなければならないため白ピクミンを理解するには最適の洞窟。ボスはヘビガラス。
    • デメマダラの王国
    全7層。名前どおり、デメマダラ(=チャッピー系統、特にテンテンチャッピー)が数多く登場する。ボスはダイオウデメマダラ。
    • ヘビガラスの穴
    全7層。名前どおり、途中で中ボスとしてヘビガラスが4匹も登場する。水場にカマドフマが登場する、落下してくる敵が多いなど、デメマダラの王国より若干難度が高くなっている。ボスはアカヘビガラス。
  • まどいの水源
    めざめの森で「ジオグラフィックシステム」を運ぶと探索可能になる。黄ピクミンと始めて合えるエリア。前作の「大水源」と同じつくりをしているが、ドドロのタマゴがなくなっている(このゲーム中にドドロは一切登場しない)、ゲート(壁)の種類が変わっているなど、細かい点は変化している。
    • クモの根城
    全5層。名前どおりクモ系統が多く登場する。なぜかイモガエルもいる。このうち1匹のイモガエルがお宝を所持している。ボスはダマグモ。
    • 食神の台所
    全6層。地下洞窟にしては明るく、庭を思わせるような洞窟。食神とはパンモドキのことを指し、そこから想像がつくが、パンモドキが数多く登場する。しかしパンモドキ以上にチビクマがたくさん登場し、4層目にはクマチャッピーも登場する。ボスはオオパンモドキ。
    • シャワールーム
    全7層。タイルの床などのつくりがあることからオリマーが直感的に「シャワールーム」と名づけたという。水場が多く、マロガエルなど水中の生物が多く登場する。ちなみに4層目は休憩エリアでサンショクシジミが大量に乱舞している。ボスはケメクジ。
    • 水中の城
    全5層。突如降ってくるアメボウズやBGMから恐怖を感じさせる洞窟だが、オリマーがロマンを込めて「水中の城」と名付けたという。洞窟の入り口が水没しているため青ピクミンしか連れて行けないというのに、1~3層目は電極・間欠炎・ガス管や赤ピクミンでないと触れられないヤキチャッピーや火炎放射をするベニショイグモやブタドックリ・放電をするエレキムシ・キショイグモなどが次々と登場する。4層目ではバクダン岩とサクレショイグモの異常なほどの落下とサクレウラメのバクダン岩攻撃で危険極まりない。他の洞窟と比べると壁が硬いうえに、たくさんあって行く手を阻まれる。荷物を運んでいる最中にショイグモが落ちてきて邪魔をされることがある。しかも、一定時間が経過するとアメボウズが突如落下してきて邪魔をされるという、非常に難度の高い洞窟。しかし、途中にはコッパチャッピーが最大40匹登場して危険なトラップを壊すのに役立ってくれる(そのため、最初から100匹連れていってしまうとピクミンが倒れない限りコッパチャッピーが現れなくなってしまう。つまり最初に連れて行くピクミンが60匹以下であればコッパチャッピーを仲間にできる)。ボスはアメボウズで、最終層にはアメボウズを倒せるようにムラサキポンガシグサがあるが、1~4層目に登場するアメボウズは事実上無敵(ゲキニガスプレーで足止めさせることはできる)。
  • のぞみの大地
    集めたお宝と敵生物の価値の合計が10000ポコを超えると探索可能になるステージ。ルーイがこのステージに落ちてしまったため社長がルーイの代役を務める。ちなみに、地面に「止まれ」と書いてある場所がある。また、ステージは前作の遭難地点と最後の試練を合わせたような地形をしている。
    • 混沌の魔窟
    全10層。たくさんの敵が狭いフロアに密集しているため、1対1で戦うことが不可能に近い場所もある。5層目は休憩エリア。8層目には50~54匹のアカコチャッピーとタマコキン2匹(数は地形によって異なる)が登場し、9層目は足場が狭いうえにガス管や水場があるなど危険なフロアが多い洞窟である。中ボスとして4層目にダイオウデメマダラが登場する。ボスはゴロムシ。
    • 百戦錬磨の穴
    全15層。その名の通り何度もボスと戦わなければならない。具体的には、4層目はアカヘビガラスとヘビガラス、7層目はケメクジ、10層目はダイオウデメマダラ、11層目はクイーンチャッピー、13層目はダマグモキャノン、14層目はダマグモ、というように、過去のボス敵が半数以上中ボスとして登場する。中ボスがいないエリアもかなりの難度を誇る(特に、デメマダラの王国以上にデメマダラがひしめく9層目やシャワールーム以上に水辺にいる生物がひしめく6層目)。ボスはゾウノアシ。
    • 夢の穴
    全14層。中ボスは登場しないが、こちらは混沌の魔窟以上に敵が密集していて、23匹のテンコチャッピー(1層目)、落下してくるクマチャッピーとたくさんのバクダン岩(3層目)や10匹のフタクチドックリ(4層目)、間欠炎が21個もあるフロア(5層目)、流砂がある場所でのコマンマンやフタクチドックリ等(6層目)、水場が非常に多い場所でのタマコキン(10層目)など、最終洞窟だけあってこのゲーム中で1、2を争う難度がある。ボスはヘラクレスオオヨロヒグモ。

[編集] 配置物

  • 白い土の壁
    ピクミンがたたくと壊せる網目状の土の壁。洞窟内にあるものは耐久力が低く、すぐに破壊可能。
  • 黒い土の壁
    白い土の壁よりやや強度がある土の壁。他は同上。洞窟内では白い土の壁とほとんど強度が変わらない。
  • ガス管
    常に紫色の毒ガスを出している管。白ピクミン以外は毒に耐性が無いため、ふれることが出来ない。
  • ガスゲート
    白い土の壁の根元にガス管が配置された壁。強度は白い土の壁と同じだが白ピクミンがいないと壊せない。ガス管は壁を壊した後でないと壊せない。黒い土の壁による場所もあるがこれはのぞみの大地だけであるという。
  • 電撃ゲート
    黄色い金属製の壁で、電気が流れている。そのため黄ピクミン以外は壁に触れると即死する。また壊した後には壁の両端の柱が残り、ここから電気が流れているように見えるが、これに触れてもピクミンは死なない。不可解にも、壁を崩したときの音が土の壁と同じである。
  • 間欠炎
    一定時間ごとに炎が吹き出る穴。前作と違って破壊可能(炎が出ていないときは赤ピクミン以外でも攻撃できる)。
  • 電極
    一定時間ごとに両極から電気が流れる電極。黄ピクミンで破壊可能(電気が流れていなければ黄ピクミン以外でも攻撃できる)。
  • 間欠泉
    前作とは用途が大きく変わっている。地下洞窟にある大量の水が吹き出ている間欠泉。これを使えば地下洞窟から脱出できる上お宝も持ち帰ることができる。
  • シーソー
    めざめの森・まどいの水源に存在する。2つ1組の石のシーソーで、ピクミンが多く乗っているほうが沈む。ただし紫ピクミンは他のピクミン10匹分で、オリマーとルーイ・社長は乗っていてもカウントされない。
  • 木を丸めてあるようなものであり、それを伸ばすと橋を架けることができる。ウジンコやハオリムシが、橋を丸めてある状態に戻してしまうことがある。
  • バクダン岩
    地下洞窟で、落ちていたり突然落下してきたりする大きな黒い岩。前作のバクダン岩より大きくなっている。また、サクレショイグモがバクダン岩を背負って擬態しているものもいる。さらにむらさきピクミンをドスンと落とすとすぐに爆発してしまう。

[編集] チャレンジモード

前作と同様、今作にもチャレンジモードが存在する。ただし、前作とはルールが異なっている。

チャレンジモードをプレイするには、まどいの水源にある洞窟「クモの根城」の5層目でダマグモを倒し、鍵のお宝「あのカギ」を手に入れる必要がある。

ルールは、本編にはないオリジナルの地下洞窟に入り、最終層にある間欠泉で脱出すればクリアになる。ただし最初に連れて行けるピクミンの色や数・スプレーの数は洞窟ごとに決められている。また各層には制限時間が設けられていて、時間内に次の層に行くか脱出しないとゲームオーバーになる。次の層へ行く穴や間欠泉は最初からあるわけではなく、各層にある「あのカギ」を探査ポッドへ運ぶ必要がある。さらに間欠泉は初めから水が出ておらず、ピクミンに叩かせて水を出させる必要がある。各層には本編の洞窟同様たくさんのお宝や原生生物がいるが、必ずしもすべてのお宝を集め、すべての生物を倒さなくとも次の層へ行くことができる。だたし、チャレンジモードに登場する生物は倒すと必ずお宝が出るので、お宝をすべて集めるには生物をすべて倒す必要がある。

脱出したとき、「集めたお宝や生物の価値×10 + 残り時間 + 残りピクミン数 ×10」の合計が得点として記録され、ベスト3まで表示される。また、クリアしたステージには白い花の印がつけられるが、ピクミンを1匹も犠牲にしないでクリアできたステージは桃色の花の印がつけられ、すべてのコースでピクミンを1匹も犠牲にしないでクリアするとあるムービーが見られるようになる。

全30コースあり、最初は5コースしか選べないが、クリアするごとに選べるコースが1コースずつ増えていく。全てが赤い花になるとルーイの秘密が追加される。

[編集] コース一覧

コース名からコースが想像できるようなものが多い。()内は洞窟の層の数。

こてしらべの洞窟(2)
名前どおり、あまり難しい仕掛けや強い生物がいるわけではない洞窟。
新参者の試練場(2)
「新参者」は紫・白ピクミンのことである。埋まっていて、掘り出さなければならないお宝もある。
神々のおもちゃ箱(2)
「食神の台所」のような、庭を感じさせるステージ。文房具系のお宝が多く落ちている。
あのひとの庭(1)
「神々のおもちゃ箱」と同じく庭のようなステージ。イモガエルなど、水辺にいるような敵が多い。
グリーンホール(2)
チャッピー系が多く登場する。ハチャッピーもいるためコッパチャッピーを仲間にできる。
地下の温室(2)
あまり強い敵はいないがピクミン3匹でスタートしなければならない。
鉄人の穴(2)
「鉄人」はフタクチドックリ・ミヤビフタクチのことと思われる。
赤の洞窟(1)
「赤」はアカチャッピー・アカコチャッピーのことであり、両者ともかなり多く登場する。
花園を荒らすもの(1)
タイトルはアオケダタラのことをさす。大量にお宝が散らばっている。
たそがれの庭(1)
庭のようなステージ。ボスとしてダマグモが登場する。
かくしもちの洞窟(5)
生物から手に入るもの以外のお宝はすべて地面に埋まっている。
コンクリート迷路(3)
タイトルどおり、複雑な迷路のようなステージで、ところどころに壁がある。2層目ではバクダン岩とサクレショイグモが大量に降って来る。
コレクタールーム(7)
タイトルどおり、各層に多数のお宝が落ちているが、すべて集めようとすると時間はぎりぎりである。
ショイグモの巣(1)
タイトルどおり、4色のショイグモが多数登場する。
大足の穴(1)
「大足」はゾウノアシのことである。ムラサキショイグモも登場する。
食神のかまど(1)
「食神」はパンモドキのことであり、落ちているお宝はすべてお菓子系のものである。
三色試練場(1)
「三色」は黄・白・紫ピクミンのことである。フロア上にはタマコキンや大量のエレキムシ、さらに行き止まりにいると突然タマゴムシが出てくる。
炎と水の試練場(2)
タイトルどおり、炎系と水系の敵や地形が多数登場する。ベニショイグモやルリショイグモ(どちらも、ピクミンが荷物を運んでいるときのみ落下)も出現する。
鼻息の洞穴(2)
「鼻息」はフーセンドックリ・アオケダタラのことである。2層目は足場のない空間があり難度が高くなっている。
巨人のトイレ(2)
「巨人」はケメクジのことであり、1層目にはツブラメケメクジもいる。
土とんの洞窟(2)
最初は、すべての生物が土に埋まっている。
地底警備室(1)
警備というのはクマチャッピーのパトロールのたとえであり、狭いフロアに3匹登場する。
ひみつの花園(1)
「シャワールーム」4層目と似たつくりの洞窟で、ピクミンが死ぬ心配はない。ハチャッピー2匹でスタートし、落下してくるポポガシグサで増やす。
さらいの洞窟(1)
タイトルどおり、サライムシ・トテツチホカシが多数登場する。なぜかサクレウラメやベニショイグモもいる。
秘密兵器実験場(2)
秘密兵器というのは「半生物半機械」となった生物のことであり、タマコキンとダマグモキャノンが敵として登場する。両フロアとも足場のない空間になっており難易度が高くなっている。おたからセンサープロトタイプがあるが、回収したからといって画面におたからセンサーが表示されるわけではない。
倍々ゲームの穴(3)
タイトルどおり、洞窟内でピクミンを次々と増やすことができる。ピクミン増加にはポポガシグサを使う。
天罰の穴(1)
天罰とは落下物のことであり、ヤキチャッピー・ケチャッピーなどの敵生物や、落石・バクダン岩・サクレショイグモなど、あらゆるものが上から落下してくる。
どっすん迷路(1)
紫ピクミンしか連れて行けず、アメボウズ2匹と戦うことになる。キショイグモと一部のサクレショイグモ以外の生物は上から落下してくる。
スナイパールーム(1)
庭のような洞窟。スナイパーとはタマコキンのことである。
デメマダラの巣窟(5)
タイトルどおりチャッピー系の敵が多数登場する。

[編集] 2Pバトルモード

2Pバトルモードとは友達と2人で協力して遊ぶことになるゲームである。ルールは相手のビー玉1を回収したり埋まっているビー玉を4つ回収すれば勝つことができるモードである。プレイヤーキャラとしては1Pがオリマーで2Pがルーイである。オリマーはあかピクミンを、ルーイはあおピクミンを連れて探索することになる。もちろん相手ピクミンを引っこ抜くことができない。相手ピクミンに張り付かれてもスティックをぐるぐる回せば振り払うことができる。あかピクミンは攻撃力が高いという性格があるが2Pバトルではそれが無いためゲキカラスプレーを使うか花への成長や数の増加が重要になる。また一定時間が経つとルーレット用のチェリーが上から降って来る。さらに掘り終わった黄色ビー玉の中からトビンコが出てくることがある。

[編集] コース一覧

おてがるコース
ここにはあまり強くない生物が多いのでそれほど難しいというフロアではない。埋まっているビー玉や落下してくるチェリーもすぐ見つかるはず。
出現生物:ウジンコ♀×8~10、アカコチャッピー×4
仕掛け:タマゴ×5以上、ペレット草×10
せま~いコース
名の通りどの構成になっても両者のオニヨンが近く、自分のビー玉が相手に奪われてしまう可能性が高いので争う音がしたらすぐに守りに戻る対策が求められる。
出現生物:ウジンコ♀×10以上、ユキチャッピー×3
仕掛け:タマゴ×5以上、ペレット草×10+ランダム
ひろびろコース
どの構成でもコースが広いので埋まっている黄色ビー玉が多く見つかる。さらにフロア内を歩いていると落石が降って来ることがあるため、注意が必要になる。しかも数が決まっていない。テンコチャッピーやフーセンドックリもいる

出現生物:ウジンコ♀×8~10、アカコチャッピー×ランダム、テンコチャッピー×10、フーセンドックリ×2

仕掛け:タマゴ×5以上、ペレット草×10+ランダム、落石×ランダム

カクカクコース
その名の通りかくかくとした道でできているコース。結構圧迫感がある。たまに中央にかくかくの渦巻状の段差がでるときもある。まれに中央が円形状に広くなっていてボスであるゾウノアシが出てくることがある。ゾウノアシが現れるとチビクマやアカチャッピーなどの生物を踏むことがあるので排除させるのもよい。どのコースにもアカチャッピーやチビクマがたくさんいる。
出現生物:アカチャッピー×4、ウジンコ♀×10、チビクマ×10、ゾウノアシ×1(コース3)
仕掛け:タマゴ×ランダム(落下5)、ペレット草×10以上
うじゃうじゃコース
名の通り移動経路に敵生物がうじゃうじゃ生息しているコース。構造はねむりの谷を思わせるような感じになっている。フタクチドックリが2匹出現するコースでもあってどの構造になってもコチャッピーが多いコースである。
ひやひやコース
他のコースと違い、とても高い場所のコースであり道以外の床がなく、高い壁もない。もし、ピクミンを間違って道のそとに投げてしまった場合そのピクミンは悲痛な叫び声をあげながら落ちていき死んでしまう。そのため慎重におおっぴらにピクミンを投げられないのでひやひやさせられることとなる。大抵コースにはタマコキンが1~2匹登場する。まれに「地下の秘密基地」のバクダン岩とサクレショイグモが大量に出現するところ(5層目)の地形になっているときがある。ピキマキも4匹以上出現する。
からくちコース
そこらじゅうに大量のバクダン岩が置いてあり、電極、サクレウラメ、エレキムシなどピクミンが即死するような仕掛けや敵が多く出てくる。しかもコースはひやひやコースのようにピクミンが落ちて死ぬようなこともあるのでまさに辛口なコース。ここのバトルコースのみバクダン岩を持つことができる(Aボタンで投げ、Bボタンでその場に置く)ため、これを利用し、トックリ系の敵を倒したり、電極を破壊したり、点火をしたバクダン岩を持って相手のところにつっこんだり(自爆テロ)など様々な技が使える。かなり難度が高いコースでもある。

[編集] ピクミンパズルカードe+

ピクミンパズルカードe+とはカードeリーダー+ゲームボーイアドバンスカードのピクミンパズルカードe+を使用して遊ぶピクミンを使ったパズルゲームである。ゲームキューブのピクミン2から3種類のゲームをカードeリーダー+にダウンロードし、カードをリードすることによって遊べる。ピクミン2のみで使用できる。

ゲームは大きく分けて3つある。

  • ひっこぬきピクミン(赤)
    • フィールド上のピクミンを全て引っこ抜けばクリア
  • てくてくピクミン(黄)
    • 同じ方向に動くピクミンを全てゴールに連れていく
  • つなげてピクミン(青)
    • パネルを入れ替えピクミンをゴールを連れていく。

カードをカードeリーダー+にリードさせるとゲームが可能であり、カードは別売りで1パック5枚入り200円である。シリーズ1は2004年4月29日、シリーズ2は同年7月29日に発売した。シリーズ1,2ともに赤黄青の3色を発売し、それぞれ赤にはひっこぬき~、黄にはてくてく~、青にはつなげて~のゲーム用のカードが入っている。その他にもピクミン2同梱のおためしカードやファミ通の付録、クラブニンテンドーの景品などのカードがあった。また、カードにはゲームに登場する生物の説明や画像が記載されている。

[編集] スペシャルサンクス

作中に登場するお宝へ協力した企業。順序は取扱説明書に合わせてある。

[編集] 外部リンク

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