ドリーム福井号
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ドリーム福井号(ドリームふくいごう)とは、ドリーム号の一路線で、福井県と東京都を結ぶ夜行高速バスである。ここでは同一経路で運転する福井-東京線「昼特急」についても言及する。
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[編集] 歴史
- 1989年5月2日―ジェイアールバス関東、京福電気鉄道、福井鉄道の3社により夜行便の共同運行開始
- 2000年4月1日―京福電気鉄道、子会社の丸岡バス(同日、京福バスに改称)へバス事業を譲渡し本路線を引き継ぐ
- 2006年11月1日―京福バス及び福井鉄道の2社により昼特急の共同運行開始
[編集] 路線概説
高速バス路線開設ブームの中で運行を開始。東京~福井間は、国鉄時代に急行「越前」が臨時列車に格下げされて以来、定期便による直行輸送機関が存在しておらず、競争相手がいない上に県庁所在地を結ぶ路線でもあることから、運行開始当初から毎日3台(各社1台ずつ)の運行体制で、十分に採算が見込めると考えられていたことが伺える。
路線開設から1993年3月にJR西日本の夜行急行列車「能登」が福井まで延長されるまで、また2001年3月に「能登」の運転区間が短縮されて以降、両都県を直通する唯一の公共交通機関となっている。
2006年11月1日より、京福・福鉄の2社で「昼特急」の運行を開始。上りが朝7時・8時台に県内各地に停車して、15時頃東京に到着するダイヤで、下りは12時前に東京を出発し、19時頃県内各地に到着するダイヤである。
[編集] 運行会社
[編集] 経路
運行開始当初は3社とも同一経路であったが、現在はJRバス関東便のみ中央自動車道を経由している。JRバス関東便は駒ヶ岳SAで乗務員交代を行う完全ワンマン運行で、駒ヶ岳SA~福井間は西日本JRバス福知山営業所へ運行委託を行なっている。
[編集] 京福バス・福井鉄道
京福バスターミナル - (福井北IC) - (福井IC) - 鯖江 - 武生 - 敦賀 - (北陸自動車道) - (名神高速) - (東名高速) - (首都高速) - 新宿駅新南口 - 東京駅八重洲口
- 福井発21:50、東京発22:20の便と昼特急号の経路である
[編集] JRバス関東
京福バスターミナル - (福井北IC) - (福井IC) - 鯖江 - 武生 - 敦賀 - (北陸自動車道) - (名神高速) - (中央自動車道) - (首都高速) - 新宿駅新南口 - 東京駅八重洲口
- 福井発22:00、東京発23:30の便の経路である
[編集] 使用車両
基本的には、独立3列シート29人乗りのスーパーハイデッカーが使用される。便所付。
[編集] 愛称
運行開始当初、特に愛称はなく、専らJRバス関東では「東京~福井線」や「福井線」と案内していた。1994年よりマルスに収容されることになり、愛称が必要となったために「ドリーム福井」を名乗るようになった。
[編集] 関連項目
[編集] 関連リンク
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