トヨタ・ブレイド
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トヨタ・ブレイド | |
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製造期間 | 2006年 – |
ボディタイプ | 5ドア ハッチバック |
エンジン | 2AZ-FE (BEAMS) 直列4気筒 DOHC VVT-i 2.362L |
全長 | 4260 mm |
全幅 | 1760 mm |
全高 | 1515-1530 mm |
車両重量 | 1390 - 1460 kg |
先代 | 新車種(歴史的にはカローラランクス/アレックス後継の上級車種) |
姉妹車、OEM | トヨタ・オーリス |
同クラスの車種 | フォルクスワーゲン・ゴルフ フォード・フォーカス プジョー・307 ルノー・メガーヌ シトロエン・C4 日産・ティーダ ホンダ・シビック マツダ・アクセラ 三菱・ランサー スバル・インプレッサ |
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ブレイド (BLADE) は、トヨタ自動車で製造される予定の自動車である。
目次 |
[編集] 概要
初代トヨタ・ブレイドは、歴史的にはカローラランクス/アレックスの後継、当初2362cc単一排気量の5ドアハッチバックの新車種として2006年12月21日に登場する予定。北米カローラおよび国内カローラとは別に新MCプラットフォームを採用するなど、プラットフォームとエンジンが刷新され、2006年10月に登場したオーリスと姉妹車の関係にある。ただし、両車のコンセプトとターゲットは明確に異なり、ブレイドは「アクティブ・プレミアム」というキーワードのもと、団塊世代のシニア層をターゲットにハッチバックの持つ軽快さと高級車の上質さを兼ね備えたハッチバック車として設定され、トヨタ店とトヨペット店の2系列での販売が予定されている。そのため、オーリスとは、主としてフロントのエクステリアデザインやテールランプの意匠が異なり、リアサスペンションもオーリス(FF仕様)で標準となるトーションビーム式コイルスプリングではなくダブルウィッシュボーン式が標準設定される。ボディフレームや内装の一部はオーリスと共通となるが、エンジン排気量の拡大に伴いボディの一部とブレーキが補強される。装備も高級車種として見合うようダッシュボード表皮にスウェード調表皮が奢られるなど、見た目の品質感が向上が図られるほか、横滑り防止装置(VSC)が装着されるなど上級装備が標準装備される予定。
[編集] 歴史
[編集] 初代(2006年-)
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2006年12月21日、初代ブレイドが発売される予定。当初は2362ccエンジンを搭載したハッチバックとして発売。
位置づけ
初代ブレイドは、2006年10月に先行発売されたオーリスとともに、歴史的にはカローラランクス/アレックスの後継車種であり、カローラシリーズのモデルチェンジを機に登場する予定である。2006年のカローラモデルチェンジでは北米向けカローラ(E140系)と欧州向けカローラ(オーリスに改称)(E150系)は、それぞれ別の型式番号を持つことになり、国内では両者の型式が併売されることが決定された。これは、開発経緯において欧州向けカローラハッチバック(初代オーリス)が、主マーケットである欧州の市場要請に応じてトレッドが拡幅され大型化したことを受ける。オーリスやその姉妹車であるブレイドは、先にモデルチェンジを果たした十代目カローラシリーズとは異なり、新統一プラットフォームをベースとして開発され、特にブレイドについては、大型エンジンを搭載した新世代の「上質なハッチバック車」として発売される予定。ブレイドのキーワードは「アクティブ・プレミアム」。姉妹車のオーリスは欧州市場でCセグメントハッチバック車に分類されそれら同格車と競合する世界戦略車であるのに対し、ブレイドは団塊世代をターゲットとした国内専用モデルとして、またポスト・ミニバンをターゲットとした新しい形の上級車として新規提案される見込み。
エンジンとプラットフォーム
初代ブレイドは発表当初2362cc直列4気筒の2AZ-FE型エンジンが搭載される。プラットフォームは、オーリスと共通でRAV4やエスティマに用いられた新MCプラットフォームをベースに開発され、トランスミッションは全グレード7速マニュアルモード付きCVT(SuperCVT-i)を採用する。フロントサスペンションはマクファーソンストラット式、リアサスペンションはダブルウィッシュボーン式を2WD、4WD全グレードに採用。主要なボディフレームや内装の一部はオーリスと共通となるが、エンジン排気量の拡大に伴いボディの一部とブレーキが補強される予定。機構的にはホイールスピンを防止するTRC(トラクションコントロール)、VSC(横滑り防止装置)、EBD付ABS、ブレーキアシストが設定されている。また、正式な情報ではないものの、現在トヨタ・ハリアーなどに搭載例がある、2GR-FE(3456cc、最高出力:280馬力)搭載車を追加する計画がある模様。2362cc車発売開始から1年程度遅れて登場するとの見方がある。
デザイン
初代ブレイドのフロントマスクデザインは、姉妹車であるオーリスと徹底的に差別化が図られ、あくはないものの、やや押し出し感の強い立体的グリルとL字型ヘッドランプを採用するなど、日本的な高級感を強調した端正なデザインを採用する(オーリスでは欧州販売を主眼とした世界戦略車として欧州トヨタの現地デザイン案が採用された)。一方、リアデザインは専用のテールランプが与えられるほか、リアフェンダーからテールにかけての豊かな曲面により接地感の高いデザインが与えられる予定。また、初代ブレイドは、トヨタ製上級車種のそれを意識した塗装品質規格が採用されるほか、ライバルをしのぐ静粛性が確保される見通し。内装では、基本造形では中世欧州建築様式にヒントを得た「フライングバットレス(飛梁)」などオーリスとの共通の特徴を持つほか、ダッシュボード表皮にスウェード調表皮を用いるなど一部部品の表面素材は、オーリスと比べ良質のものが採用され、インテリアカラーはベージュ等の専用色も設定される予定。また、上級グレードには本革×アルカンターラシート(運転席パワーアシスト付)が標準で装備される模様。
グレード
初代ブレイドは、当初2362ccエンジンを搭載する標準グレードXと上級グレードGの2つで販売展開される予定で、それぞれFF(2WD)と4WDが用意される。両グレードは、基本機構は共通で装備品目が異なる。全車CVTが搭載される予定。また、オーリスよりも上級志向のモデルになるため、標準グレードでも通常のコンパクトカーの最上級グレードと同等の装備が標準装備になっている。コンライト(自動点灯ヘッドライト)、サイドターンランプ付き電動格納式カラードドアミラー、常時発光式オプティトロンメーター、スマートエントリー、スタートシステムなど。標準搭載されるエアコンはセカンダリベンチレーション付オートエアコンとなり上級グレードは左右独立温度設定が可能となる。
[編集] 取り扱いディーラー
[編集] ライバル車
初代ブレイドは先行発売したオーリスと同様、新型ハッチバックモデルとなる。オーリスは国際的には欧州Cセグメントに対峙する戦略車として、国内向けには若いファミリーや女性を対象とした小排気量ハッチバックであることから、国内外の位置づけに若干温度差がある。これに対しブレイドは同車格ではあるが国内専売モデルとして、豊富な標準装備品と大きなエンジンを武器に輸入車ハッチバック各車が同価格帯のライバルとなるほか、団塊世代のシニア層をターゲットとした上質志向のプレミアムハッチバックとして、セダン、ミニバン、ライトクロカン等からこれらの新型車種と競合しつつ乗り換え需要をねらう。
[編集] 関連項目
(※初代ブレイドと初代オーリスはE140系のカローラアクシオとカローラフィールダーとは異なり、新MCプラットフォームをもとに開発される予定。ただし、形式はE150系となる。)