タモリの週刊ダイナマイク
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タモリの週刊ダイナマイク( - しゅうかん - )はニッポン放送で1990年4月から2005年3月にかけて(断続的に)放送されていたラジオ番組。
タモリと、時折合いの手を入れる放送作家橋克弘の暴走も名物だった。1996年度以降はナイターオフシーズンの10月から翌年3月までの放送。2005年10月からはタイトル・企画が変更(「ブリタモリ大百科事典」参照)されたため、この番組名での放送は2004年度のシーズンが最終となった。
エンディングテーマは「A列車で行こう」。普段テレビで見せる姿とは少し違う、暴走するタモリが垣間見られる稀有な番組であり、とくに土曜昼帯時代の、暴走を静止するツッコミ役・上柳昌彦アナとのカラミは絶品であった。タモリの口から「やる気のある者は去れ」「焼きそばになるな」「全裸に○○してバイナラプー」などの名フレーズも飛び出した。タモリと堂尾の吹っ切れた演技が聴きどころの「ゴン太くんとミー子ちゃんのどんな塩梅かな?」を始め、数々のコントも名物だった。
パーソナリティは、自身の冠番組で独特の空気を作るタモリ、フォロー役の堂尾弘子。
目次 |
[編集] 2004年度のタイムテーブル
- 19:00 オープニング
- 19:08 59歳自由業
- 19:20 (~11月21日)こちらデスクですか?(11月28日~)数寄屋橋レディースクリニック
- 19:37 日興コーディアル証券イブニングトーク 社長さん登場
- 19:51 吉田尚記とのフリートーク(世界のニュースなどを紹介)
- 20:00 ふぐり刑事寸胴篇、ニッポンの底力(2月13日より特別版)
- 20:17 学研Presents 列島制覇!タモリ帝国の夜明け ~「日本の町並」編~
- 20:34 (~2月6日)プロモーター対抗リクエスト合戦!セレブの海賊(2月13日~)ニッポンの底力特別版
- 20:53ごろ今週のプレゼント(四字熟語並び替え)詳細は後述。
- 20:55ごろ 季節のお便り、エンディング
[編集] 略史
- 1990年4月14日、土曜朝9時~11:30でスタート。放送時間は当時2時間30分。当初はニュース・情報番組としてスタート。アシスタントは当時畑中秀哉、くり万太郎こと高橋良一、1991年から鯖千代こと上柳昌彦。
- (当時のコーナー;おとなの疑問・クイズ カジノロワイヤル・大江戸事件帖・ねずみ小僧プレゼント 等)
- (当時のキーワードとして…陽気なカンちゃん、獅子ヶ原虎子、芸能クイズ王ことぬらりひょんは喫茶店オズに入り浸り、小手指行き、オープニングギャル雅子、蕎麦屋はクイズの解答率が悪い等)
- (当時のコーナー;おとなの疑問・クイズ カジノロワイヤル・大江戸事件帖・ねずみ小僧プレゼント 等)
- 1992年4月4日、前番組「三宅裕司のどよーん!」を担当していた三宅裕司が日曜朝へ移動(「裕司と雅子のガバッといただき!!ベスト30」)したため、土曜14:00~16:30の日産ラジオパラダイス枠に移動
- (三時の疑問・あいうえ音楽会・ぬらりひょんを探せ・はひふへ放送塔)
- 1993年4月3日、放送開始時刻土曜13:00に繰り上げ(Jリーグ中継時は13:00-14:55、1時間55分の短縮放送)
- 1993年10月2日~1996年9月28日、放送時間が13:00~15:00の2時間に短縮
- (クイズ喫茶 かずよし・昼下がりの疑問・日産音楽相撲 土俵でドン!!)96年7~8月、オリンピック取材でアトランタ滞在中の上柳アナへ深夜、イタズラ電話を繰り返す。
- 1996年10月11日、金曜18:00に移動し再スタート(※夜19時以降はNRN系全国ネット、以後ナイターオフシーズン放送に移行)
- (<18時~>51歳 自由業・東総信 美女対談・森田インターネッチョ <19時~> 大人の疑問・アジア天文研究所別館・季節のおたより 等) 上柳アナの離婚をネタに凄絶なイジメが展開される。シーズン最終回は『タモリの週刊ダイナマイクファイナル』として番組の歴史をごく僅かな資料で振り返った。
- 1997年10月10日から関東ローカルに戻り、放送時間は金曜17:40~19:00。このシーズンのみ『タモリの週刊ダイナマイクリターンズ』として放送
- (52歳 自由業 <18時~> おとなのニュース・東総信 タモリの美女対談・Just Now・思い出の夜 そして…ギャランドゥ・季節のおたより)
- 1998年10月11日から半年、日曜18時~19:30 アシスタントは荘口彰久に交代(放送内でのマイクネームは熊井) (上柳昌彦が「テリーとうえちゃんのってけラジオ」に抜擢のため)。
- 1999年10月8日から半年、金曜18:30~19:30(19:00以降は全国ネット)
- (54歳 自由業・荘口彰久のザ・ウィークポイント <19時~> Just Now2000・頑張れニッポン!タモリです。・今週のプレゼント・永井美奈子のJOAスポーツミニッツ・季節のおたより&ためになる法則シリーズ)
- 2000年10月7日から半年、土曜19時~20:30(全国17局ネット)※キー局であるLFは8回の放送休止。(55歳自由業・ニュースと私・世にもチン妙な千一夜物語・東京ウラ筋マップ21・ドクター一義の乙女の診察室・ジャストナウ特上・20世紀のリクエスト・季節のおたより 等)
- 2001年10月12日から半年、関東ローカルに再び戻り、金曜17:30~19:00(「タモリのヨッ!お疲れさん フライデースペシャル」として、週刊ダイナマイクのタイトルを一旦替える。アシスタントはスポーツ部アナウンサー福永一茂<タモリ命名のマイクネームは豆入りおかき>。11月9日 タモリ・ゴルフボール事故のため、上柳昌彦がピンチヒッターを務める。好みのタイプがフジテレビ・梅津弥英子アナだった福永アナ、タモリらにいたぶられる)
- 2002年10月6日から半年、日曜午後16:00~17:30 「NTTコムウェアサンデースペシャル タモリの週刊ダイナマイク」となる。
- (57歳 自由業・今週のニュースつまみ喰い・超入門IT大革命 情熱の買い物カゴ・森田結婚相談所<11月より森田運命相談所> <17時~> アニマルプラネッツ・季節のおたより 等 荘口アナがアシスタント復帰。タモリのインチキタロット占いで、多くの相談者が人生を左右される。井上陽水がゲスト出演、「コンサートで最前列にいる人は、人間的に上品じゃない」という名言を残す。エンディングの「じゃあ私はこの後○○のバイトがありますので、全裸に○○してバイナラプー!奥さん、それは○○じゃないよ」の定番フレーズが誕生した)
- 2003年10月5日から半年、日曜日17:30~18:50
- (森田運命相談所 <18時~> 種の起源・社長さん登場・何かにでる日本地理・季節のおたより 等 コント「世界音楽家列伝」に「ニセ大橋巨泉」登場、タモリの「巨泉の死因は他殺」発言飛び出す。このシーズン荘口アナは18時台のオープニングで「ミスターピローン」「二代目熊井荘右衛門」など放送作家・橋氏考案のあだ名で紹介された。)
- 2004年10月31日から5ヶ月、日曜日19:00~21:00
- 2005年10月8日から、土曜日19:00~20:30に「ブリタモリ大百科事典」と改名し再スタートをすることに。フォロー役も、「ダイナマイク」スタート以来当初から務めた堂尾弘子から、ニッポン放送アナウンサーの山本まゆ子へ交代となる。
[編集] 関連項目
- タモリのオールナイトニッポン
- ダントツタモリのおもしろ大放送!
- 日本石油 タモリの美女対談
- グーテンタモリ
- ブリタモリ大百科事典
[編集] 備考
- 1992年4月の土曜午後帯への移行以来、当番組のタモリ(&堂尾)出演部分は、あらかじめ金曜午後(笑っていいともの生放送終了後~ミュージックステーション生放送開始までの間)に録音されているという説がある。タモリ、堂尾両名以外に、ニッポン放送のアナウンサーが必ず1名加わっていたのは、途中の交通情報や天気予報を生で読むためのスタンバイ要員でもあったためで、土曜午後帯では、天気予報の原稿読みを堂尾が上柳アナに振ったり、日産ショールームからの生中継(音楽相撲・土俵でドン!)では、タモリが中継先を呼ぶフリの際に不自然な部分があり、そこを中継先のアナウンサーがフォローするということも発生していた。
14時のコント、大人の疑問と並ぶ名物コーナー「大人のニュース」で、その週のニュースをアナウンサーが数項目読んでいく部分では、『タモリ部分とともに録音した後、重要ニュースが発生した場合に、それについて触れていないのは不自然』という配慮から、突発事件などが発生した場合は、アナウンサーが当日録音(もしくは生読み)して直近の話題までをフォローすることにより、“生放送感”を作り出していたようだ。
ラジオへの注力度合いが非常に高い、タレントの伊集院光に『タモリさんを誰よりもやる気にさせられる人』と言わしめた上柳アナが当番組を外れざるを得なかった理由の一つには、「(自身が出演している)のってけラジオの生放送中に、ダイナマイクの収録が始まってしまう為、物理的に参加できない」というのも、少なからずあったようである。
前述されている、2001年11月9日のタモリ不在の日は、通常生放送にはスタンバイしていない堂尾も、上柳アナとスタジオに入り、完全生放送で番組を進行していた。
- 番組メインパーソナリティのタモリが、ニッポン放送の経営権がライブドアに移ったらニッポン放送の番組には出演しないことになると報道されていた。よってライブドアにニッポン放送の経営権が移った場合、この番組も2004年度(2004年10月-2005年3月)をもって終了してしまう可能性が高かったが、4月のフジテレビ・ライブドアの和解によって2005年10月に番組名を「ブリタモリ大百科事典」に改名・フォロー役交代などを行った上で、番組再開が決まった。
- 四字熟語並び替えは、実在する四字熟語をアナグラムで珍妙なフレーズに変えたものを出題し、元の熟語を当ててもらうというクイズ。代表的な出題例は、「しんおちんこ」→温故知新、「まいこもあい」→曖昧模糊、「にせちんしゅういち」→一日千秋など。特に「まいこもあい」はタモリの琴線にいたく触れたらしく、番組中延々と、舞妓を演じるモアイの物まねが演じられたことがある。
[編集] 外部リンク
- タモリの週刊ダイナマイク(ニッポン放送)