スーパーホワイトアロー
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スーパーホワイトアローとは、北海道旅客鉄道が札幌駅~旭川駅間を函館本線経由で運行するエル特急。
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[編集] 概要
- 札幌駅~旭川駅間を1時間20分で結ぶ。1日17往復運転(2006年現在)。
- 基本的に札幌駅・旭川駅を毎時00分発、1時間間隔で運転する。
- 早朝・深夜以外は札幌駅から快速「エアポート」ととして、新千歳空港駅まで直通運転する。
- 新千歳空港駅発着の場合、特急区間の各停車駅(旭川~岩見沢間)と快速区間(新札幌~新千歳空港間)を連続して指定席に乗車する場合、特急列車区間の指定席特急料金のみで快速区間の指定席にも引き続き乗車が可能。
- 特急区間(快速区間)のみの発券枠と、快速区間と特急区間を跨る場合の発券枠は別枠となっており、新千歳空港駅~旭川駅の直通乗車は満席でも、新千歳空港駅~札幌駅および札幌駅~旭川駅には空席があることもある(都合上、きっぷは2枚発券されるが、通しの座席を利用できる場合がある)。
[編集] 停車駅
(新千歳空港駅 - 南千歳駅 - 千歳駅 - 恵庭駅 - 北広島駅 - 新札幌駅 - )札幌駅 - 岩見沢駅 - 美唄駅 - 砂川駅 - 滝川駅 - 深川駅 - 旭川駅
[編集] 使用車両
[編集] 沿革
札幌~旭川の直通速達列車の歴史は古く、1971年より1975年まで運行された711系電車による国鉄史上最速の急行列車「さちかぜ」にまで遡る。「さちかぜ」の後継として登場したエル特急「いしかり」も7往復中1往復はノンストップの設定であった。→道央都市間連絡優等列車沿革も参照されたい。
- 1986年3月3日 - 「ホワイトアロー」が千歳空港駅~札幌駅~旭川駅間に設定される。
- 設定当時は、781系電車で運行されており、停車駅は札幌駅のみだった。
- 1986年11月1日 - 大半の便を苫小牧駅発着とする。停車駅は千歳空港駅・札幌駅のみ。この日からL特急に指定。
- 1987年10月1日- この日より岩見沢・滝川両駅に停車。
- 1988年11月3日- この日より深川駅に停車。
- 1990年9月1日 - 新型車両(785系電車)運用開始に伴い、名称を「スーパーホワイトアロー」に変更。運転系統を札幌駅~旭川駅間に変更。現在の運行スタイルの原型となる。
- 1992年7月1日 - 新千歳空港駅開業。
- 2002年3月16日 - 旭川駅~札幌駅~新千歳空港駅間を直通する快速「エアポート」を「ライラック」から「スーパーホワイトアロー」に変更。全列車が美唄駅・砂川駅停車、「uシート」連結開始。
- 2004年3月13日 - 全車禁煙化。終着駅の旭川・札幌到着の放送が自動放送化。
- 2006年3月18日 - 夜行特急「利尻」・「オホーツク9・10号」の季節列車化に伴う代替措置として増発。
[編集] 関連項目
- エアポート
- ライラック
- オホーツク
- スーパー宗谷・サロベツ
- はなたび利尻(臨時列車)