サムスン電子
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サムスン電子 | |
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各種表記 | |
ハングル: | 삼성전자 |
漢字: | 三星電子 |
平仮名: (日本語読み仮名): |
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片仮名: (現地語読み仮名): |
サムソンジョンジャ |
ラテン文字転写: | {{{latin}}} |
英語: | Samsung Electronics Co., Ltd. |
サムスン電子(サムスンでんし)は総合電子機器メーカーである。大韓民国のサムスングループの中核企業である。
目次 |
[編集] 概要
サムスン電子は、世界各地に27生産法人、37販売法人を展開する多国籍企業である。
最先端のIT製品から生活家電に至るまで取り扱う。近年の成長は著しく、世界的な大手企業となった。
半導体(DRAM、フラッシュメモリ)、液晶ディスプレイパネル、携帯電話の分野で世界シェアの1位、2位を争う。
約20品目の輸出額世界第1位の製品がある。iPodのフラッシュメモリは全てこの会社のものが使われている。
サムスン電子は、高付加価値な製品を作り、将来の成長分野に的確な時期に集中投資して成功している。
またライバル企業より早く製品開発を実現して、他社より早くから販売し、なおかつ製品を大量に作る事で製品単価を落として、
先行者有利の体制を築くというビジネスの基本的な戦略をとった。それが現在見事に当たっている。
サムスン電子の2004年の純利益は1兆円を超えた。アメリカのマイクロソフトやインテルを上回った。
日本でも1兆円を超えた企業はトヨタ自動車だけだ。世界的に見ても1兆円を超えた企業は9社だけだ。サムスンは世界一のIT企業に成長した。
現在のサムスン電子は5つの事業部(デジタルメディア、情報通信、生活家電、半導体、LCD)からなる。
会社名は原音では「サムソンジョンジャ」に近い発音であるが、日本では英語式にサムスン電子という。
会長、李健熙(イ・ゴンヒ、이건희)。会長の李健熙は、早稲田大学商学部卒業。
ワシントン大学の経営大学院のMBA課程を修了している。日本で学生時代を過ごしたため 日本を非常に良く知っている。
本社所在地、ソウル特別市中区太平路2街250
[編集] 売上高
- 01年 242億ドル
- 02年 332億ドル
- 03年 364億ドル
- 04年 552億ドル(連結決算は750億ドル)
- 05年 567億ドル
[編集] 純利益
- 01年 22億ドル
- 02年 59億ドル
- 03年 50億ドル
- 04年 103億ドル
- 05年 75億ドル
[編集] 設備投資費
- 01年 31億ドル
- 02年 35億ドル
- 03年 56億ドル
- 04年 74億ドル
- 05年 99億ドル
[編集] 研究開発費
- 01年 18億ドル
- 02年 24億ドル
- 03年 29億ドル
- 04年 46億ドル
- 05年 53億ドル
[編集] 総資産
- 01年 210億ドル
- 02年 287億ドル
- 03年 327億ドル
- 04年 420億ドル
- 05年 499億ドル
[編集] 米国特許取得件数
- 04年 1604件(6位)
- 05年 1641件(5位)
[編集] 単体従業員数
- 01年 67000人
- 02年 78000人
- 03年 88000人
- 04年 113600人
- 05年 128000人
[編集] 連結従業員数
- 従業員 連結で20万人弱
[編集] 売上構成比率
- 02年
- 03年
- 04年 液晶12% 情報通信28% デジタルメディア24% 生活家電7% 半導体29%
- 05年
- 06年
[編集] 負債比率
- 02年 42%
- 03年 33%
- 04年 27%
- 05年 27%
- 06年 26%
[編集] 実績
- 資本金 8億8560億ドル(2005年12月末現在)
- 時価総額 約11兆円
- 輸出への依存度が高く売上の80%が輸出
- 会社債等級 AAA
[編集] 半導体売上高
- 03年 105億ドル
- 04年 162億ドル
- 05年 183億ドル
- 06年 206億ドルほぼ確実
[編集] ディスプレイ売上高
[編集] 主要生産品目
- 電子部品
- 半導体メモリ - DRAM、フラッシュメモリ
- システムLSI
- マイクロプロセッサ
- 液晶ディスプレイパネル
- 電子製品
- 家電製品
[編集] 沿革
- 1938年 李秉喆 (イ・ビョンチョル) が三星商会設立
- 1969年 三星電子工業(株)設立
- 1977年 三星電気(株)を吸収合併
- 1984年 三星電子(株)と改称
- 1984年 光州電子(株)を合併
- 1987年 李健熙(イ・ゴンヒ)が2代目会長に就任
- 1988年 三星半導体通信(株)を吸収合併、第二創業宣言「21世紀に超一流企業に」
- 1992年 メモリー事業で世界一
- 1993年 李会長フランクフルトで「新経営」宣言 量より質の経営へ
- 1995年 SDRAMで世界一
- 1997年 アジア通貨危機で従業員の30%を削減
- 1998年 日本サムスン設立
- 2000年 液晶パネル生産1000万枚突破
- 2003年 輸出額30兆ウォン(約3兆円)、韓国の総輸出額の14.57%、フラッシュメモリで世界一に
- 2004年 純利益で100億ドル突破、ソニーと合弁で液晶パネル製造会社S-LCD設立、東芝と光ディスク装置の合弁会社 東芝サムスンストレージテクノロジーズを設立
- 2005年 FAプレミアリーグのチェルシーFC、並びにブラジルのコリンチャンスのメインスポンサー
日本では当初は「サムソン」と読ませていたが、後に「サムスン」に改定。
[編集] 取締役会
- 李健熙 会長兼CEO
- 尹鍾龍 副会長兼CEO
- 李鶴洙 副会長兼CEO 会長室担当&構造調整本部長
- 李潤雨 副会長兼CTO 技術総括&対外協力担当
- 崔道錫 社長兼CFO 最高財務責任者
- 金仁宙 社長、構造調整本部
[編集] 社外取締役
- F.H.HIRLINGER スイス-アジアコンサルティングパートナー
- チョン・ギホ 弁護士 元韓国最高裁判事
- 林成洛 元韓国長期信用銀行常務
- 黄再性 元ソウル地方国税庁長官
- 岩崎哲夫 前アプライドマテリアルズジャパン会長
- 李甲ガイ 元韓国外国為替銀行頭取
- G.S.MALM 元GEアジアパシフィック社長
[編集] サムスン電子のR&D研究開発拠点
- 韓国:水原(スウォン)R&Dセンター1 水原(スウォン)R&Dセンター2 水原(スウォン)R&Dセンター3
- 韓国:器興(キフン)R&Dセンター1 器興(キフン)R&Dセンター2 器興(キフン)R&Dセンター3
- アメリカ合衆国:ダラスR&Dセンター
- アメリカ合衆国:サンノゼR&Dセンター
- 日本:横浜R&Dセンター
- 中国:蘇州R&Dセンター
- 中国:南京R&Dセンター
- 中国:北京R&Dセンター
- インド:バンガロールR&Dセンター
- イスラエル:イスラエルR&Dセンター
- ロシア:モスクワR&Dセンター
- イギリス:ロンドンR&Dセンター
[編集] サムスン電子工場
スウォン工場 キフン工場 ファソン工場 オニャン工場 グミ第1工場 グミ第2工場 タンジョン工場 チョナン工場
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
- 三星電子株式会社(韓国語)
- SAMSUNG's Digital World(英語)