コミンテルン
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コミンテルン (Comintern,露:Коммунистический Интернационал、Communist Internationalの略称) は、共産主義の国際組織である。共産主義インターナショナル、第3インターナショナル、国際共産党。
1919年3月にモスクワにおいて21カ国の代表が参加して設立。共産主義思想の普及、革命家の育成、ロシア革命の世界革命化などが目的。社会民主主義団体である第二インターナショナルに対抗し、レーニンにより指導される。モスクワを本部とする執行委員会により指導され、レーニンの死後にはソ連の外交政策の擁護も行う。ドイツ革命に挫折した後は労働者の戦線統一の方向へ指針を定める。ナチスに対して反ファシズム、人民戦線路線の立場をとり、第二次世界大戦中にはアメリカ、イギリスとの協調のため1943年5月に解散した。
[編集] 日本共産党とコミンテルンテーゼ
1922年に日本共産党が承認された。(日本共産党はコミンテルン支部となる)
当初、日本共産党では君主制廃止をめぐる内部意見の対立から綱領(テーゼ)は作成されなかった。コミンテルンの作成した綱領(案)が活動の指針になった。
- 22年テーゼ
- 1922年にブハーリンが起草した「日本共産党綱領草案」
- 関東大震災で打撃を受けた日本共産党は1926年に再建し、1927年コミンテルンで採択された「日本問題に関する決議」が活動方針になった。