オペル・スピードスター
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オペル・スピードスター | |
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製造期間 | 2001年 – 2005年 |
ボディタイプ | 2ドア ロードスター |
エンジン | ECOTEC 直4 2.2L 147PS (108kW) ECOTEC 直4 2Lターボ 200PS (147kW) |
全長 | 3786mm |
全幅 | 1708mm |
全高 | 1117mm |
車両重量 | 870kg |
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スピードスター (Speedster) は、オペルが2001年から2005年まで販売していた2人乗りロードスター。オペルの自動車生産100周年を記念したモデルで、同社の量産車としては初の本格スポーツカーである。ロータス・エリーゼの基本設計を元にロータスと共同開発され、製造もロータスの工場で行われる。エリーゼよりは100kgほど重いものの、車重はわずかに870kgであり、軽量なモデルの多い2座オープンカーとしても極めて軽量な部類に入る。
[編集] 概要
1999年のジュネーブ国際自動車ショーでプロトタイプ(試作車)が出展され、2001年にはオペルの本拠地であるドイツ、生産工場のあるイギリスを皮切りに販売が開始された。イギリスでの名称はVauxhall VX220だった。
前後ともダブルウィッシュボーン形式のサスペンションや、アルミ押し出し材をエポキシ樹脂接着剤を用いて組み立てる手法、FRP製の外装を持つことなどは、基本となったエリーゼと同様ある。しかしながら、エリーゼと共用するコンポーネンツは1割程度であると公表されており、外観デザインもエッジの利いたオペル独自のもので、所謂バッジエンジニアリングの類ではない。エアバッグ、ABS、オーディオなどが標準で備わる点も、サーキット志向のエリーゼとは異なる。
搭載されるエンジン2種は、いずれもECOTEC と呼ばれるGM製直列4気筒で、ミッドシップに横置きされ後輪を駆動する。自然吸気版はアストラやザフィーラなどに搭載されるものと同型である。ターボモデルはボディの軽量さとも相俟って、発進から100km/hまで4.9秒で加速することができる。この値は355馬力の3.8リッターエンジンを積むポルシェ 911カレラS(997型)と同等である。
生産台数限定ではなかったが、記念モデルということでダッシュボードにシリアルナンバーが刻印されたプレートが配される。
2002年のパリ・モーターショーでは、このスピードスターをベースにしたエコ・スピードスター なるコンセプトカーが出展された。1.3リッターのコモンレール式ディーゼルエンジンを搭載するエコ・スピードスターは元来軽量なスピードスターをさらに軽量化した上で空気抵抗の低いボディ形状を追究し、燃料1リッター当たり40kmの走行が可能で、それでいて最高速度は250km/hに達すると謳われた。
[編集] 日本での販売
日本においては、自然吸気モデルのみが2003年に80台限定で受注生産、販売された(当初は100台の予定であった)。受注生産としたのは、外装やシート、ソフトトップ(幌)の色の組み合わせが82通りに上るため、購入者の意向に沿ったモデルを用意できるように、との配慮である。
同年7月には、日本での購入者すべてを無料で招待したイベント Driving Pleasure with Speedster in Ebisu Circuit が日本ゼネラルモーターズ主催で行われた。
[編集] GM大宇でのライセンス生産
GM大宇はスピードスター生産終了に伴う製造ラインの売却を受け、韓国でスビードスターのライセンス生産を開始した。 名称は継承し、仕様は基本的にオリジナルに準じる。 韓国では、かつて起亜がロータス・エランを同様の手法でライセンス生産している。