エヴァネッセンス
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エヴァネッセンス | |
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出身地 | アメリカ合衆国 ![]() アーカンソー州 リトルロック |
活動期間 | 1998年~現在 |
ジャンル | ゴシック・メタル オルタナティヴ・メタル |
レーベル | ワインド-アップ・レコード |
メンバー | エイミー・リー ジョン・ルコンプ テリー・バルサモ ロッキー・グレイ ティム・マッコード |
旧メンバー | デヴィッド・ホッジス ベン・ムーディー ウィリアム・ボイド |
エヴァネッセンス (Evanescence)は、アメリカアーカンソー州リトルロック出身のロックバンド。
evanescence は「消失」「はかない」という事を意味する。
目次 |
[編集] 経歴
[編集] メジャーデビューまで
エヴァネッセンスは、エイミー・リーとベン・ムーディーが中学時代に出会ったことに始まる。リーがユース・キャンプ中のレクリエーションでミート・ローフの「愛にすべてを捧ぐ - I'd Do Anthing For Love」(『地獄のロック・ライダーII』収録)をピアノで弾き語りしているのに惹かれ、ムーディーが一緒にバンドをやろうと持ちかけたのだ。
リーとムーディーを中心に 『Evanescence EP』(1998年)、『Sound Asleep EP / Whisper EP』(1999年)を Big Wig Entertainment よりリリース。このうち共作第2作目「Understanding」が地元ラジオ局でチャート・インするという幸運に恵まれる。しかしこの時は他にバンドメンバーもおらず、ライブなどの活動を満足に行えずにいた。
続いて2000年にはキーボーディストとしてデヴィッド・ホッジスを迎え、3人となった彼らは『Origin』を発表する。
註: デビュー前の全3作『Evanescence EP』『Sound Asleep EP / Whisper EP』『Origin』は、リー自身がデモ集と位置づけており、正確にはアルバムとは認識されていない。しかしこれらは初期の彼らを知る重要な作品であり、しかも再発売の予定が全くないため、違法なブートレグの取引が横行している。そのためリーはファンサイトでダウンロードするなどして入手するようにインタビューなどで繰り返し勧めている。これらを購入する行為はブートレガーやブートレグ業者が利益を得るに過ぎないためである。
[編集] フォールン
ワインド-アップ・レコードと契約した3人は、2002年にアルバム『フォールン』のレコーディングを開始。12月29日にホッジスが脱退するもアルバムを完成させ、2003年3月4日に同作品でアメリカでメジャーデビューとなった。
アルバムからのリードシングル「ブリング・ミー・トゥ・ライフ - Bring Me To Life」が映画「デアデビル」のサントラに使用された事もあり大ヒットを記録。世界で1400万枚のセールスを記録した。グラミー賞では最優秀新人賞と最優秀ハードロック・パフォーマンス賞を受賞。
遅れて6月25日にアルバムが発売となった日本でも人気に火がつき、ゴールドディスク獲得、さらに日本ゴールドディスク大賞ではニュー・アーティスト・オブ・ザ・イヤーを受賞した。
エイミー・リーとベン・ムーディーは、ギタリストとしてジョン・ルコンプ、さらにデモの録音などにも携わったドラムスのロッキー・グレイ、ベースのウィリアム・ボイドを加えた5人体制でバンドを固め、プロモーションとツアーを始める。しかしその最中ヨーロッパツアー中の2003年10月22日、ムーディーがバンドから出奔するという事件が起こる。ギタリストでコンポーザーでもあるムーディーを失う痛手を受けつつもバンドはツアーを強行し、後任にはコールドのテリー・バルサモを迎えた。なおバンド脱退の理由についてムーディーは「創造性の相違」などを語っていたが、後に双極性障害なども理由であったことを告白している。
新しいラインナップとなったエヴァネッセンスは、パリでのライブを『エニウエア・バット・ホーム』として2004年に発売した。
[編集] ザ・オープン・ドア
ファースト・アルバム『フォールン』発売より3年の月日を経てセカンド・アルバム『ザ・オープン・ドア The Open Door』が2006年9月27日に日本先行発売された(欧米は2006年10月3日発売)。全米1位、全英2位を獲得する。アメリカでの初動売上は40万枚前後を記録。アルバムからの先行1stシングルは、8月にラジオオンエアを解禁された「コール・ミー・ホウェン・ユー・アー・ソバー Call Me When You're Sober」。
2006年7月14日に、バンドのベーシストであるウィリアム・ボイドの脱退を発表した。脱退の理由として、「大規模なコンサート・ツアーへの苦痛」と「家族のそばにいたい」というのが理由とされる。ボーカリストのリーは「彼が幸せであることを祈っている」とコメントしている。2006年8月10日に元レヴォリューション・スマイルのギタリスト、ティム・マッコードがベーシストとしてバンドに参加することが発表された。
[編集] メンバー
[編集] 現在のメンバー
- エイミー・リー Amy Lee - ボーカル、ピアノ
- ジョン・ルコンプ John LeCompt - ギター
- テリー・バルサモ Terry Balsamo - ギター
- ロッキー・グレイ Rocky Gray - ドラム
- ティム・マッコード Tim McCord - ベース
[編集] 元メンバー
- デヴィッド・ホッジス David Hodges - キーボード、ボーカル(1999 - 2002年9月)
- ベン・ムーディー Ben Moody - ギター(1994 - 2003年)
- ウィリアム・ボイド William Boyd - ベース(2003 - 2006年6月)
[編集] ディスコグラフィ
[編集] アルバム
- Evanescence EP (1998)
- Sound Asleep/Whisper EP (1999)
- Origin (2000)
- フォールン Fallen (2003)
- ザ・オープン・ドア The Open Door (2006)
[編集] ライブアルバム
- エニウエア・バット・ホーム - Anywhere But Home (2004)
[編集] シングル
- Bring Me To Life (2003)
- Going Under (2003)
- My Immortal (2003)
- Everybody's Fool (2004)
- Call Me When You're Sober (2006)
- Lithium (2007)
[編集] 外部リンク
- Evanescence.com - 公式サイト (英語)
- Evanescenceuk.co.uk - イギリス公式サイト (英語)
- Evanescence at MySpace - 公式MySpaceサイト (英語)
- Evanescence(SME) - 日本公式サイト (日本語)
- EvClub - 公式ファンクラブ (英語)
- EvThreads - 公式フォーラム (英語)
- Evanescence Eve - ファンサイト (日本語)
- Evanescence-Sanctuary :: Fan Site - ファンサイト (フランス語)(英語)