西金沢駅
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西金沢駅(にしかなざわえき)は、石川県金沢市の南西部の住宅地にある西日本旅客鉄道(JR西日本)北陸本線の駅。北陸鉄道石川線新西金沢駅と徒歩で連絡しており、野々市町・白山市の旧鶴来町方面への乗り換えの他、駅周辺の住宅や高校・工場への足として、生活に密着した閑静な駅となっている。本稿では北陸鉄道の新西金沢駅(しんにしかなざわえき)についても述べる。
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[編集] JR西日本 西金沢駅
[編集] 駅構造
駅本屋から跨線橋を渡った島式ホーム1面2線の地上駅である。石川線新西金沢駅とは、線路は通常接続されていないが、北陸鉄道の車両をJRから輸送するときに、一時的に両線を接続する渡り線の場所が確保されており、甲種輸送の際には多くのファンが詰めかけることもある。
[編集] 駅構内
改札と出口は、跨線橋を渡った山側の駅本屋にあり、券売機とみどりの窓口がある。改札は日時を印字する機械で行っているが、日中の改札だけは、関連会社の若い女性が行っていることもある。駅構内に商業施設はとくにない。
[編集] 駅周辺
[編集] 駅前と付近の施設
都市名に方角を冠した国鉄・JR流の味気ない駅名ではあるが、付近には「西金沢」の町名もあり、この地域を示す名称として市民に定着している。このとき、西金(にしかね)と略されることが多く、付近のバス停は「西金○丁目」の表記がなされている。
駅前正面右手に、コンビニエンスストア(ただし21時頃には閉店する)が1軒、さらに進んだ突き当たりの通りに、銀行の支店とATMがある。連なった商店街は形成されていないが、麺類などの飲食店はそれなりにある。むしろ、大きな商業施設としては、バスで2停留所目の西泉で下車したところにある、大型SC・ラパーク金沢が便利。
周辺には、駅本屋側に製紙工場、駅本屋と反対側にJTの工場と、凍り豆腐を全国に出荷する「羽二重豆腐」の本社・工場がある。凍り豆腐の工場の周辺は、独特の大豆の香りがただよっている。
[編集] 乗換・利用状況
出口左手に、石川線の新西金沢駅がある。日中ほぼ30分間隔で、市内の起点野町駅と、郊外白山市の鶴来駅、加賀一の宮駅を結ぶ電車が発着している。石川線の線路を踏切で越えたところに北陸鉄道のバス停があり、当駅発着の市内中心部向けバス路線が転回・待機する。他にタクシー乗り場があるが、時間帯によっては客待ちがないことも多い。
乗降客としては、石川線の鶴来方面への乗換えの他、近隣の県立金沢伏見高校、甲子園の常連校である金沢高校への通学客が多くを占める。
[編集] 歴史
[編集] 隣の駅
[編集] 北陸鉄道新西金沢駅
石川県金沢市米泉町にある、北陸鉄道石川線の駅である。
[編集] 駅構造
島式ホーム1面2線の地上駅。 かつては、待機車両用の留置線が2本あった北陸鉄道石川線の核となる駅であった。2駅離れた終点の野町駅が、旅客車両の駐留のみであったことに対して、新西金沢の留置線は貨物用電気機関車や除雪用機械、現役を退いた予備車両などが留置されていた。
[編集] 駅周辺
北陸本線西金沢駅を参照。