焼きたて!!ジャぱん
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『焼きたて!! ジャぱん』(やきたて!! じゃぱん)は、週刊少年サンデーに連載中の橋口たかしによる料理・グルメ漫画。第49回(平成15年度)小学館漫画賞少年向け部門を受賞。料理漫画というよりはギャグ漫画という声も少なくない。
目次 |
[編集] 作品概要
もともとは5週限定の短期集中連載だったが、読者からの反響が大きかったため、正式連載となった。
比較的年齢層が広くファンが多い。ベーカリー関係の仕事(例:ベーカリーコンサルト)をしている人が購読していることも少なくない。漫画では珍しく専門用語を解説しているので、パンを中心とした勉強になるのも特徴でありこの部分が最も高く評価されている。また勉強になる部分はパンだけにとどまらず、「ミスター味っ子」を見た世代にも高い人気がある。アニメ化され、高い人気を誇っていたが、パンを試食する際のリアクションが人気アニメや漫画のパロディが多い(「この番組は『ジャぱん』です」などというテロップが出たこともある)ことに関して「著作権侵害なのでは…」と問題視される事も少なくない。
しかし、これがパロディだということは理解しておかなければならない。だが、パロディであろうと、これだけの人気作品で、ほかの作品のシーン、キャラを真似てギャグにすることを行うのは、読者や、作家志望の者に影響を与えてしまうのはやむを得ないだろう。そして今後それが盗作であるか、パロディであるかの線引きがあやふやになり、盗作を平気で行う作家が現れるのではないかという懸念はある。焼きたて!! 25以降の大幅な画風変化や主人公の性格も変わることなどから、苦情も多く、売り上げも大幅に減少したが、アニメ放映中はサンデーでもかなり人気が高かった。
[編集] テレビアニメ
テレビアニメ化され、2004年10月12日から2006年3月14日まで毎週火曜日19:00~19:30にテレビ東京系で放送された。全69話。
BSジャパンは毎週木曜17:55から、テレビ和歌山は毎週月曜18:30から、三重テレビ放送は毎週木曜17:00から、岐阜テレビは毎週日曜8:00から放送。なお、福岡のテレ東系列局TVQ九州放送はホークス戦中継の関係で4月2日より毎週土曜7:00からの遅れ放送に、テレビ北海道は原則としてテレビ東京と同時ネットだが日本ハム戦中継がある場合は翌週の火曜日に2週分連続で放送される。テレビ愛知もナイターシーズン中も原則同時ネットだが(野球は20:00~20:54のみの放送)、7月26日の2時間特番(ミルモとの2本立て)の日に野球中継と重なってしまったため特番はネットせず1週分のみを独自に放送した(19日放送での告知は放送された)。翌週は19:00~20:54(中日主催のゲーム)の枠で野球中継を放送したため休止となり、3週の遅れとなったが、8月9日、16日を2本立て放送で対応、23日から同時に戻った。テレビ大阪も阪神戦中継により1週遅れになった。(なお、東日本放送は2005年4月30日をもってネット打ち切りになった。)しかし10月からはナイターオフシーズンになった事からテレビ大阪、TVQ、テレビ北海道も同時ネットに復帰した。
また、番組スポンサーである山崎製パンがこれをテーマにした菓子パン(マヨネーズ焼きそば・米粉入りピザパンは惣菜パン)を製造し、全国のローソン(一部地域を除く)とデイリーヤマザキとジャスコで販売している。このパンの系統はジャぱんとパンタジア ジャぱんに分かれており前者はアニメに登場するパンをモチーフにしている。 また後者は和馬たちのいるパンタジアで販売している設定にしており、アニメには登場しない。
さらに2006年1月12日にはバンダイよりDS専用ソフトとして「焼きたて!! ジャぱん ゲーム1号パンタジックグランプリ」が発売された。1号と名乗っているが、それ以降ゲームは発売されていない。
アニメ版焼きたて!! ジャぱんは2006年3月14日をもって終了した。原作に追いついてしまったことがその理由と考えられるが、マイスター霧崎との勝負や「人格を変えるジャぱん」など最低限の要素はギリギリまで原作に合わせている。この時間枠の後継アニメは『銀魂』(『週刊少年ジャンプ』連載)となる。
海外では台湾電視台、香港翡翠台、韓国TOONIVERSEで放送されている。特に韓国では、近年には珍しく登場人物や舞台の韓国化が行われ、一部視聴者から不評を買っている。
[編集] 少年サンデーCM劇場『焼きたて!! ジャぱん』編
アニメ放送開始以前、連載誌である『週刊少年サンデー』のCMにこの「焼きたて!! ジャぱん」が起用されたことがある。
- キャスト
注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。
[編集] あらすじ
パンの発酵に適した温かい手「太陽の手」を持つ少年、東 和馬は、幼少の頃、姉・稲穂に連れられて行ったパン屋St.Pierre(サンピエール)の主人から、「日本人にとっての『ごはん』より美味い日本独自のパン『ジャぱん』を創りたい」という夢を聞かされ、自らも「ジャぱん」を生み出すべく、独学でパンづくりを覚えていく。
中学校を卒業した和馬は、大手ベーカリー・チェーンの「パンタジア」東京本店の採用試験を受ける。和馬は河内 恭介、梓川 月乃、諏訪原 戒と共に最終選考に残るが、オーナーの孫娘で有力な新人を発掘するために採用試験に参加していた月乃は最終選考を辞退してしまう。一方、河内は大げさな身の上話で和馬の同情を買い、最終選考の課題の「クロワッサン」づくりにおいて「324層クロワッサン(ジャぱん43号)」の秘伝を和馬から聞きだすが、河内の話を真に受けた和馬は河内に勝ちを譲るために最終選考を辞退してしまう。和馬の優しさに心打たれた河内もまた最終選考を辞退し、和馬と河内は月乃に拾われて、彼女が店長代理を務めるパンタジア・南東京支店に勤務することになる。
しかし、そこはパンタジアの支店とは思われないほどに寂れた店だった。実は、月乃の母は正式な妻ではなかったため、月乃は梓川一族の中でも冷遇され、寂れた店をあてがわれていたのだった。そうとは知らない和馬と河内は協力して南東京支店を盛りたてていき、やがてパンタジア・グループの新人職人が挑戦する新人戦に参加する。しかし、そこで和馬と河内は正妻の子で異母妹である水乃から姉として扱われていない月乃の姿を目にする。南東京支店の店長である松代 健から月乃の境遇を聞かされた和馬と河内は、月乃の力になろうと誓い合う。
水乃そして水乃が放つ謎の職人・コアラ(正体は模糊山 剛)をも撃退した和馬だったが、さらに月乃の異母姉である雪乃の挑戦を受ける。パンタジアのライバルチェーンであるサンピエールのオーナー・霧崎 雄一と手を組んだ雪乃は、パンタジアを乗っ取るために、なりふりかまわず汚い手を使って和馬を潰しにかかるが、和馬はそうした妨害をことごとくはねのけてしまう。そして、雪乃は最期の切り札として酵母菌に造詣が深い冠 茂と和馬を対戦させる。しかし、タンパク質分解酵素を試合前に混入させ、親友の河内をも陥れた雪乃の汚い手口に和馬は怒りを爆発させ、見事冠に対しても勝利を収めるのだった。
新人戦終了後、研究所を雪乃の手によって爆破された冠も南東京支店に移籍する。冠は、雪乃の悪事を阻止するために、パンタジアが乗っ取られても別行動が取れる月乃個人名義の南東京支店に移籍したのだった。経営をうまくいかせるための資金として、和馬・河内・諏訪原が出ることになったパンの世界大会、モナコカップでの日本チームの優勝に冠は5170万円を賭けた。冠が河内に教えたある作戦が大成功したためオッズは300倍、日本チームが優勝するのを待つばかりとなった。だが、サンピエールからの数々の妨害が和馬ら日本チームを待っていたのだった。しかし困難を乗り越えた日本チームは見事に優勝、150億円が手に入る。だが時すでに遅しサンピエールはパンタジア株50%以上を買い取り、パンタジアを企業買収してしまう。そんな時、サンピエールオーナー霧崎雄一は月乃をパンタジアの社長、雪乃をサンピエールの社長にして2社をテレビ番組焼きたて!! 25で対戦させ、パンタジアが勝てばサンピエールは株を返し、負ければ返さないと挑戦状を叩きつけ、月乃はそれに応じた。 和馬は次第にパンタジア対サンピエール・月乃対雪乃の対立に巻き込まれていき、和馬は月乃を守るために新たな挑戦者たちに対峙していくことになる。
[編集] 登場人物
登場人物については焼きたて!!ジャぱんの登場人物を参照。
[編集] リアクション
料理漫画では出された料理を食べた客や審査員が「うまい!」と唸る等のリアクションを起こすのが常であるが、本作の場合、単なる演出のレベルにとどまらず、そのリアクションが過剰に大きい。作中の人物も「リアクション」として異常現象を認識している(この手の演出はジャぱんと同様にテレビ東京とサンライズが制作していたテレビアニメ『ミスター味っ子』がルーツと思われる)。
作品世界内では審査員の起こしたリアクションが過剰であればあるほど旨いパンだったということになっている。リアクションは一般人であっても起こすことがあるが、ピエロや黒柳といったプロの審査員は、よりエスカレートしたリアクションを表現することに文字通り命を賭けている。リアクションの中には、下手をすると著作権侵害になりかねないようなものも数多くある。(しかし、アニメのオリジナルのリアクションで『NARUTO』、『ONE PIECE』などの『週刊少年ジャンプ』系の漫画のパロディーがよくあるのを見ると原作者(尾田栄一郎、岸本斉史など)に許可を取っている可能性も高い(余談だが、主題歌のほとんどが、NARUTOの主題歌を歌った事があるアーティストばっかりで(9曲中5曲)、しかも、ONE PIECEの主題歌を歌ったアーティストが、第一期エンディングに選ばれている。しかし製作者のサンライズがパロディーを楽しんで悪乗りしているという見方もできる)。原作では1話ないし数話まるごとリアクションだけに費やされることもある。
- リアクション例
- クロワッサンを食べた際、審査員である黒柳が月面に初めて降り立った宇宙飛行士アームストロングと化す。
- ノーベルガンダム(何故か操縦系統はモビルトレースシステム型ではなく、普通のコクピットになっている)が月面上にてジェットストリームアタックで攻撃してきた黒い三連星を、やはり踏み台にしつつハリセンで倒す。黒い三連星(パン職人として登場)のデザインは、明らかに『機動戦士ガンダム』に出てくるパイロット達そのままの姿で声優もそれを意識したものであった(アニメ版のみ。その際、「この番組は『焼きたて!! ジャぱん』です」とのテロップが出た。)
- 『銀河鉄道999』の世界観に紛れ込む(あまりにも999そのままの内容に許可が出なかったのか、このリアクションは原作のみでアニメではパロディ的な表現になった)。だが原作の最後のページに松本零士が感想を書いている。
- 大怪獣ガメラとしか思えない演出をする(アニメ版では、EDテロップに現在ガメラの版権を所有する角川映画の名前があり、ちゃんと許可を取り版権料を支払っていることがわかる)。
- パンを食べた審査員が臨死体験をして天国へ行く(その際の評価は死ぬほど美味い)。
- 画風が一時的に変化(劇画風、少女漫画風、印象派など)。
- 和馬のジャぱん61号・大麻ジャぱんを食べたピエロがタイムパラドックスを起こして母親に会う。
- 黒柳が河内のカニパンを試食した際、手がカニのようにチョキにしかできなくなり、横歩きした。
- 黒柳が河内のダブルクラストのフランスパンを試食した際、黒柳の学生時代の友人で「ダブるクラスメイト」の「キッド」という青年にまつわる回想(?)話が始まった。
- モナコカップのフランス代表が宣戦布告に持ってきたブリオッシュを食べた黒柳が『金色のガッシュベル』の主人公がブリを丸ごとかじっている話を出し、「せめて洗って食べよう、ブリウォーッシュ!」と叫んでブリを洗い始めた。
- カナヅチだったピエロがかまぼこジャぱんを食べて、エラ呼吸(!?)になり泳げるようになった(アニメ版のみ。漫画版では本当に沈んでおり、モナコ警察のファラオに助けられている)。
- ピエロが突然利根川コナンになる(顔のパーツのみピエロ)。もちろん元ネタは本作と同じく『週刊少年サンデー』に掲載の『名探偵コナン』の主人公江戸川コナン。
- スーパーサイヤ人となった黒柳は同じパンを食べて冷蔵庫(フリーザー→フリーザ)となった河内と戦いながら(ハゲハゲ波!等。)解説を始めた(『ドラゴンボール』のパロディ)。
- アニメのオリジナルの中華まん対決で和馬の手伸べ製法で作った和風ジャぱんまんを食べた黒柳は『ONE PIECE』の主人公ルフィになりゴムゴムの実の能力を身に付け解説を始めた。
- 秋田県大曲市の名産「曲がりネギ」を諏訪原が河内に食べさせた際、河内が『NARUTO』のナルト、諏訪原がサスケに変身。サスケになった諏訪原は火遁焼きネギの術(火遁豪火球の術)の他、ネギ分身(影分身)とネギ連弾(うずまきナルト連弾)などナルトの術パロディも使う。まあナルト連弾はサスケの獅子連弾をモデルにしている技なので、関係ないと言えなくもないが…(アニメ版のみ)。余談だが、この話が放映された同じ週に放送されたNARUTOは、ナルトたちが料理対決をするというアニメオリジナルストーリーだった。
- アニメ最終話の一話前、雪乃とのタルト対決では東と雪乃のタルトを黒柳に同時に食べさせたために、一話丸ごとリアクションにしてしまった。内容は『ロード・オブ・ザ・リング』(『指輪物語』)のパロディ(原作では和馬の夢であり、リアクションとは無関係)。
などの異常な暴走を見せたり、果ては命に関わる非常に危険な寸劇などを行う。不条理なものも多い。また、和馬のパン等のせいでリアクションを取ったまま人間に戻れなくなってしまった哀れな人達も少なくない。
2006年11月現在進行中のストーリーでは、「意思を持ったパン“魔王”が食べた人間の精神と肉体を支配してパン人間ヒューパンとすることで世界制服を計る」という、もはや料理漫画とは思えない展開に突入している。
[編集] 傾向
- 山崎製パンが製造している「ジャぱん」は好評で、前述のジャぱんが売り切れで取寄せ時間に買いにくる人や、このパンを食べて放映日にリアクションをとりながらアニメを楽しむ視聴者もいた。
- 和馬や冠など中性的な顔立ちの美少年キャラが多いためか、女性のファンも少なくない。
- 黒柳のリアクションではジャンプキャラのコスプレが多いためジャンプ色が強い。
[編集] 用語
- 太陽の手
- 通常、体の末端である手の温度は体温よりも低くなるが、血行が盛んならば手の温度と体温の差は小さくなる。そのような手をフランスではこう呼ぶ。パンの調理においては手の中で生地の発酵が進みやすいという利点がある。末端部の血行が必要以上に盛んだと体温を奪われやすく、生物としての人間の生存には不利なので、実際の持ち主は非常に限られている。また、生地の発酵においてのイースト菌の貢献率は7%程度にしか過ぎないので、太陽の手があるからといってそこまで大きな差があるわけではない。
- 主な所有者
- 東 和馬
- 冠 茂
- グラン・カイザー(彼の場合は、さらに通常の2倍超の太陽の手甲を装備した「太陽の手・ギガントス」)
- 太陽の手甲(ガントレット)
- 全身を鍛え、その上で腕の筋肉を強化することで人為的に血行を促進して手の温度を上昇させ、太陽の手に近い能力を得ることが出来る。
- 主な所有者
- 河内 恭介
- 松代 健
- 模糊山 剛
- 諏訪原 戒(彼の場合は、ドライアイスを握ることで手を冷やし、身体の防衛本能を利用してさらに血流量を増やす「太陽の手甲・オーバーコート」)
- 霧崎 雄一
- 女神の手(ラ・マン・ドゥ・デエス)
- 指の関節が柔らかい、女性的な(?)手。利点は、あらゆる固さのパンをこねることが出来ること。
- 主な所有者
- 東 和馬
- 諏訪原 戒
- エドワード・カイザー
- ボブ・カイザー
- グラン・カイザー(彼の場合は、手を足として使い続け、さらに柔らかくなった「女神の手・ウルティマ」)
- 吹雪の手
- 太陽の手の対極に位置する能力。異常に手が冷たい為、当然パン制作に最も不向きだが、無発酵、特にバターを多用するタルトを作る際は手の温度でバターが溶けにくいので、そういった物を作るのに最も適している手である。
- 所有者
- 梓川雪乃
- ベーパーアクション
- 通常、パン生地は200℃前後で15分ほどかけて焼成するが、それを敢えて300℃以上の高温で3分ほどで焼成することにより、生地内の水蒸気を一気に爆発させ、ふっくらとしたパンに仕上げること。オーブンと生地の温度差が大きいほど良いが、チョコレート等を混ぜていない純粋な生地でないと、温度が上昇しにくい。
- ホットプレス
- パンをプレスして潰しながら焼く。日本でいうホットプレスサンドを作る手法。
- 超低温長時間焼成
- 150℃前後のパンの焼成温度としては超低温で長時間焼くことでパンの色を焦がさず焼き上げることが可能であるが、通常は水分が飛ぶことによって味や食感が損なわれる。作中では水飴にコーティングすることでその欠点を克服した。
- バイタルグルテン
- 小麦などの植物性タンパクから精製したグルテンのことで蛋白強化剤といわれる添加物のこと。通常はグルテンを形成しない穀類でパンを作るときに用いるが、作中ではモチモチした食感を作るためにグルテンを通常の二倍にするダブルグルテンとして用いられた。
- トュルニュ
- 生地を一定方向にねじる手法。そうすることによって、熱が伝わりにくい部分が生じる。その部分は焼成中でも生地の発酵が進み(これを窯伸びという)、パンがよりふっくらと仕上がる。ただ、ねじりすぎるとガスが抜けてとてつもなくまずいパンになってしまう。
- フォンデュ
- 生地を折り曲げることで窯伸びをさせる手法。トゥルニュよりも簡単な上、二度折り曲げることでよりふっくらさせることが出来る。
- クリーミング処理法
- あらかじめ泡立てることにより空気を含んだバターを生地に加えると、ふっくらとしたパンに仕上がる。ケーキなどで主に使われる手法。
- リミックス法
- 一次発酵の後に生地を再度捏ね、新たなグルテンを作りふっくらしたパンを作る方法。失敗するとグルテンが破壊される為に非常に硬いパンになってしまう。
- 老麺法
- イーストの代用品として充分に発酵した古い生地を新しい生地に加えること。熟成した生地を加えることで風味豊かなパンになる。
- ヒューパン
[編集] ジャぱん
カッコ内は特徴。また※は山崎製パンによって製品化したジャぱん。
- 1号・豆乳食パン ※
- 2号・炊飯ジャーぱん(炊飯器で焼いたパン)
- 3号・電子レンジパン(発酵に電子レンジを使う)
- 8号・ミドリ亀パン(ホウレン草・抹茶・よもぎを練り込み、水飴を塗ってから超低温長時間焼成) ※
- 9号・たい焼きジャぱん(ヤシの樹液と芋を使った餡を使用)
- 12号・チョココロネ ※
- 16号・無発酵パン(ナン)
- 21号・カステラジャぱん ※
- 22号・かまぼこジャぱん(洞窟に生息する淡水魚ブラインド・ケーブ・テトラ使用)
- 24号・フランスジャぱん
- 24号改・フランスジャぱん(山羊乳使用)
- 32号・わさび入り食パン
- 43号・324層クロワッサン(太陽の手によって生成される「太陽の生地」) ※
- 44号・試作史上最強のジャぱん(焼成時、オーブンに敷く葉長石「ぺターライト」の板)
- 51号・にんにく入りのパン
- 51号戒(改)・うなぎ海苔パン(シルクパウダー・海苔・うなぎ・黒豆)
- 56号・(アニメのみ)米糠入りクロワッサン
- 56号改・(アニメのみ)竹炭入りクロワッサン ※
- 57号・歌舞伎揚げパン(表面がガチガチになった、売れ残りのパン)
- 58号・メロン寿司パン(パン生地とクッキー生地を別々に焼き、メロンクリームを間に挟む) ※(「クッキーメロンパン」の名で販売)
- 59号・お好み焼きサンド(パンを潰しながら焼き(ホットプレス)、お好み焼き風に味付け。原理はイタリアのパニーニ)
- 60号・モチモチジャぱん(一つ目の生地を洗って、グルテンのみを二つ目の生地に加える「ダブルグルテン」)
- 61号・大麻(たいま)ジャぱん(大麻乳・大麻きな粉・大麻油・鍋ふち黒糖によるキャラメリゼ) ※
- 注、ここで言う大麻とは、七味の一つ「麻の実」のこと。アニメでは「“おおあさ”ジャぱん」と呼称した。
焼きたて!! 25(アニメでは焼きたて!! 9)シリーズ
- 大間(おおま)・ウニ茶碗蒸しパン(紫ウニ・身土不二・パンの器・クルトン)
- 大口(おおくち)(アニメのみ)・和風ジャぱんまん(黒豚・手延べ麺製法)
- 西都(さいと)・埴輪ジャぱん(完熟マンゴー・塩の花・パンワッフル)
- 大曲(おおまがり)・折曲ジャぱん(曲りネギ・ブランシール・ダブルフォンデュ)
- 十六島(うっぷるい)・十六島海苔パン(十六島海苔のコーラ煮・クリーミング処理法・リミックス法・ライスペーパー)
- 下呂(げろ)・トリプル笹パン(恵那の栗きんとん・老麺法・笹茶・笹の香り・笹の効能)
- 伊予(いよ)(原作のみ)・ジャぱんケーキ(ビワ蜜・白玉粉・蕎麦の実のフレーク・焼き揚げ)
- 千歳(ちとせ)(原作のみ)・たこ焼きジャぱん(地中海水牛のモッツァレッラチーズ・ボンバーピザ・インカのめざめ)
- 富浦(とみうら)・ビワタルト(超高タンパク粉・ビワ餡・発酵生地)(アニメ版では、超高タンパク粉・黒糖漬けのビワ・太陽の手)
- 能生(のう)(原作ではつくば市・コッペパン)・能生味噌ジャぱん(能生味噌・米粉・野生よもぎ・「ペターライト」の板)
その他
[編集] パロディ
焼きたて!! ジャぱんではほかのアニメ・漫画同様に企業名などのパロディが存在する。原作ではそのまま使われる事もある。
- 電気系
金融系
量販店
食品
- ぺぷみコーラ→ペプシコーラ
- 運輸
商品・作品
そのまま使われているパロディ
企業
商品・その他
- ごはんですよ
- 金色のガッシュベル!!
- ワイルドライフ
- 焼きたて!25→アタック25
[編集] スタッフ
- 原作:橋口たかし(週刊少年サンデー連載)
- 単行本編集:冠茂
- 監督:青木康直
- 企画:ディーライツ、アニプレックス
- 企画プロデューサー:杉山孝太
- アソシエイトプロデューサー:古瀬和也、岩上敦宏
- シリーズ構成:隅沢克之
- キャラクターデザイン:前澤弘美、戸部敦夫、菱沼義仁
- 美術監督:池田繁美
- 美術ボード:丸山由紀子
- 撮影監督:大神洋一
- 音響監督:木村絵理子
- 編集:鶴渕友彰
- 色彩設計:佐藤美由紀
- 特殊効果:長谷川敏夫
- 仕上処理:前林文恵
- 色指定:金月梨香
- 音楽:岩崎琢
- 効果:横山正和
- 選曲:会田剛
- スタジオ:オムバニスジャパン
- 音楽協力:田口貴章、テレビ東京ミュージック
- 作画協力:荒井紀乃、高馬祐馬
- 録音調整:池田裕貴
- 録音助手:戸田恵美子
- 音楽製作:ANIPLEX
- ビデオ編集:東京現象所
- 音響製作:東北新社
- 製作デスク:小形尚弘
- 文芸製作:高橋哲子
- 設定製作:安川浩司、小川比呂美
- 製作事務:加藤道子→長田江美子
- プロデューサー:山川典夫(テレビ東京)、富岡秀行
- 番宣プロデューサー:山本和子
- 企画プロデューサー:杉山孝太
- アソシエイトプロデューサー:古瀬和也、岩上敦宏
- 制作協力:テレコム・アニメーションフィルム、動画工房、フロントライン
- アニメーション制作:サンライズ
- 企画・製作:パンタジア(サンライズ、ディーライツ、アニプレックス)
- 製作:テレビ東京、サンライズ
[編集] 主題歌
[編集] オープニングテーマ
- 『ホウキ雲』 (第1話〜第29話 放送開始から2005年5月中旬まで)
- 『Promise』 (第30話〜第53話 2005年5月中旬-下旬から11月8日まで)
- 作詞:小林夏海 作曲:北浦正尚 編曲:河野圭 歌:TiA
- 『小さな詩』 (第54話〜第69話 2005年11月15日から最終回まで)
[編集] エンディングテーマ
- 『SUNDAY』 (第1話〜第12話 放送開始から2004年12月まで)
- 作詞・作曲:田中明仁 編曲:長田進、河合誠一、The Babystars 歌:ザ・ベイビースターズ
- 『To All Tha Dreamers』 (第13話〜第29話 2005年1月から5月中旬まで)
- 作詞:Diggy-MO',Bro.Hi 作曲:Diggy-MO',Shinnosuke 編曲:Shinnosuke 歌:SOUL'd OUT
- 『ハミングバード』 (第30話〜第42話 5月中旬-下旬から8月中旬まで)
- 作詞・作曲:tetsuhiko 編曲:tasuku 歌:little by little
- 『Re:START』 (第43話〜第53話 8月下旬から11月8日まで)
- 作詞:椎名慶治 作曲:椎名慶治、永谷喬夫 編曲:渡辺善太郎、永谷喬夫、椎名慶治 歌:surface
- 『Merry Go Round』 (第54話〜第62話 11月15日から2006年1月23日まで)
- 作詞・作曲:星村麻衣 編曲:CHOKKAKU 歌:星村麻衣
- 『ココロビーダマ』 (第63話〜第68話 1月31日から3月7日まで)
- 作詞・作曲:RYTHEM 編曲:CHOKKAKU 歌:RYTHEM
- 『ホウキ雲』 (第69話 最終回のみ)
- 作詞・作曲:RYTHEM 編曲:CHOKKAKU 歌:RYTHEM
[編集] 放映リスト
[編集] パンタジア新人戦編
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[編集] モナコカップ編
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[編集] 焼きたて!! 9編
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[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
テレビ東京 火曜19時台前半 | ||
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前番組 | 焼きたて!!ジャぱん | 次番組 |
週刊ポケモン放送局 | 銀魂 |