永田町駅
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永田町駅(ながたちょうえき)は、東京都千代田区永田町一丁目にある東京地下鉄(東京メトロ)の駅である。駅番号は、Y-16(有楽町線)、Z-04(半蔵門線)、N-07(南北線)。
赤坂見附駅と改札内で繋がっており、同一の連絡駅として扱われている。東京メトロの3路線が接続し、さらに赤坂見附駅の2路線との乗り換えも可能であり、東京メトロの都心における乗り換え駅として機能している。利用者の多くは乗り換え旅客である。
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[編集] 利用可能な鉄道路線
[編集] 駅構造
各線とも島式1面2線のホームを持ち、シールド工法で造られている。南北線・有楽町線が地下4階、半蔵門線が地下6階に相当する深さである。半蔵門線は、東京メトロでは千代田線国会議事堂前駅(37.9m)、南北線後楽園駅(37.5m)に次いで3番目に深く、36mの深さを持つ。また、半蔵門線ホーム(10両分)を介して銀座線・丸ノ内線赤坂見附駅と繋がっているが、赤坂見附駅に最も近い半蔵門線ホームの渋谷・中央林間寄りからでも距離があり、乗り換えは不向きである(永田町駅の半蔵門線から赤坂見附駅までは階段の上下を含めて距離約200m、時間は3~5分。有楽町線・南北線からは距離約550m、時間は7~12分。なお、各ホームとも乗り換えに最も近い階段からの数字で、乗り換えに遠い半蔵門線ホーム押上方、有楽町線ホーム新木場方、南北線ホーム赤羽岩淵方からは、さらにそれぞれ距離200m、時間にして3~5分を要する)。3路線の駅にしては乗降客数が比較的少ないが、各路線とも深い場所にあり、当駅を地上からの出入りに利用する人よりは改札内乗換えをする人が多いからだと思われる。
半蔵門線ホームの反対側(押上・南栗橋寄り)に南北線・有楽町線への乗り換え口がある。赤坂見附駅と同一駅扱いのため、「永田町」からの乗車券で赤坂見附駅の改札を利用でき、その逆も当然できる。
銀座線・丸ノ内線と半蔵門線・南北線・有楽町線を乗り換える場合、銀座線⇔半蔵門線(東急田園都市線)は表参道駅または青山一丁目駅、丸ノ内線⇔南北線は四ツ谷駅、銀座線⇔南北線は溜池山王駅など、近隣の乗換駅を利用する方が便利。しかし、最も遠い有楽町線から銀座線・丸ノ内線赤坂見附駅へは徒歩移動に15分近くかかる上、銀座線⇔有楽町線は当駅以外に連絡駅が存在しない。
各路線の相互乗り換え表。◎の駅が最も至便
永田町駅 | ||||
---|---|---|---|---|
有楽町線 | 半蔵門線 | 南北線 | ||
赤 坂 見 附 駅 |
銀座線 | 当駅のみ | 当駅 三越前駅 青山一丁目駅(銀座線渋谷方) ◎表参道駅(銀座線渋谷方) |
当駅 ◎溜池山王駅(銀座線浅草方) |
丸ノ内線 | 当駅 池袋駅 |
当駅 大手町駅(丸の内線池袋方) |
当駅 ◎四ツ谷駅(丸の内線荻窪方) 後楽園駅(丸の内線池袋方) |
- 乗り場
1 | ○有楽町線 | 新木場方面 |
2 | ○有楽町線 | 池袋・和光市・森林公園・飯能方面 |
3 | ○半蔵門線 | 渋谷・中央林間方面 |
4 | ○半蔵門線 | 大手町・押上・久喜・南栗橋方面 |
5 | ○南北線 | 駒込・赤羽岩淵・浦和美園方面 |
6 | ○南北線 | 目黒・武蔵小杉方面 |
半蔵門線押上方面は終電間際に当駅止まりの電車が存在する(中央林間23時15分発平日0時14分、土休日0時10分当駅着)。ただし、当駅始発の運行はない。
[編集] 利用状況
1日の平均乗降人員 58,612人(2005年度)
[編集] 駅周辺
永田町も参照
[編集] 路線バス
- 永田町
- 赤坂プリンスホテル
- 赤坂エクセルホテル東急
- 東京空港交通
- 成田空港
- 東京空港交通
[編集] 歴史
- 1974年(昭和49年)10月30日 - 営団有楽町線の駅として開業。銀座線・丸ノ内線赤坂見附駅との乗換業務を開始。当初は改札内の連絡通路を延々と歩く形であった。
- 1979年(昭和54年)9月21日 - 半蔵門線開業。有楽町線と銀座線・丸ノ内線赤坂見附駅との乗換は半蔵門線ホームを端から端まで歩く形に変更。
- 1997年(平成9年)9月30日 - 南北線開業。
- 2004年(平成16年)4月1日 - 営団民営化に伴い、東京地下鉄(東京メトロ)の駅となる。
[編集] 隣の駅
- 東京地下鉄
- ○有楽町線
- ○半蔵門線
- ○南北線