板橋宿
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板橋宿(いたばしじゅく)とは、中山道六十九次のうち江戸から数えて1番目の宿場。現在の東京都板橋区にあたる。
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[編集] 概要
江戸四宿のひとつとして栄えた。江戸の境界にあたり、街道沿いに2キロ前後を南北に広がる。京都側(北側)から「上宿」「中宿」「平尾宿」に分かれており、それぞれに名主が置かれた。上宿と中宿の境目は板橋の架かる石神井川、中宿には本陣と問屋場が置かれ、平尾宿の境目は観明寺付近。平尾宿からは川越街道が分岐し、志村一里塚を過ぎると相模大山へ向かう大山道が分岐。本陣は中宿に一ヶ所、他に脇本陣が三ヶ所、旅篭は五十軒程度。
文久元年(1861年)4月、中山道は幕府の公武合体政策の一環として将軍家茂に輿入れした皇女和宮(親子内親王)の関東下向路となり、盛大な行列の東下に賑わいを見せるが、板橋宿では不吉とされる「縁切榎」が覆い隠され、通過の際には迂回する別路が普請されたという。明治には板橋遊郭に変貌する。
[編集] 史跡・みどころ
- 真性寺
- 高岩寺
- 縁切り榎
- 三学院
[編集] 最寄り駅
[編集] 関連項目
[編集] 隣の宿
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