大量虐殺
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大量虐殺(たいりょうぎゃくさつ)とは、人間を意図的に大量に虐殺すること。
一般的に、1つの人種・民族・国家・宗教などの構成員に対する大量虐殺等の行為は、ジェノサイドと言い、その一部はジェノサイド条約において集団殺害罪(国際法違反)として規定されている。詳細は同項目を参照。
[編集] 歴史上の大量虐殺
古来、戦争・征服においては大量虐殺は付き物である。以下は歴史上特筆すべきもの。なお、ジェノサイドの項目と一部重複するが、同項目における分類には拘束されない。
- ユダヤ人による占領地カナンでの先住民虐殺
- 秦による長平の戦いにおける事後処理
- ヨーロッパ・アメリカにおける魔女狩り
- 十字軍によるユダヤ人、アラブ人虐殺
- モンゴル帝国によるユーラシア大陸一帯の征服(バーミヤーン等の都市等の殲滅)
- ヨーロッパ人によるアメリカ大陸先住民・オーストラリア州先住民の殲滅・圧倒
- オランダによるバタヴィアの華人虐殺
- ロシアにおけるポグロム
- パラグアイにおけるブラジル軍による虐殺(三国戦争)
- トルコのアルメニア人虐殺
- ソビエト連邦におけるスターリン治世下での粛清
- 第二次世界大戦・太平洋戦争
- 中国政府(清代 - 中国共産党)によるウイグル・チベット・東トルキスタンでの迫害・虐殺・民族浄化(事実関係については論争あり)
- 朝鮮戦争
- ベトナム戦争
- カンボジアのポル・ポト派(クメール・ルージュ)による虐殺
- イラクによるクルド人虐殺
- ユーゴスラビアにおけるユーゴスラビア紛争、特にボスニア内戦時の民族浄化
- ムスリムの大量殺戮(スレブレニツァ大虐殺)
- レバノン内戦におけるマロン派のパレスチナ難民虐殺(サブラ・シャティーラ事件)
- ルワンダ紛争における虐殺
- ダルフール紛争における集団虐殺