南多摩駅
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南多摩駅(みなみたまえき)は、東京都稲城市大丸にある東日本旅客鉄道(JR東日本)南武線の駅である。
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[編集] 駅構造
相対式ホーム2面2線の地上駅で、2つのホームは跨線橋で結ばれている。下り(立川方面)ホームの立川駅寄りに改札口がある。
- のりば
- ■南武線 分倍河原・立川方面
- ■南武線 登戸・武蔵溝ノ口・武蔵小杉・川崎方面
[編集] 利用状況
2005年度の利用者数は1日平均5,836人である。
[編集] 駅周辺
- 富士通南多摩工場(現在閉鎖)
- サントリー食品工業 本社・南多摩工場
- 日本フイルコン
- 稲城市立病院
- 稲城市立中央図書館
- 多摩サービス補助施設(多摩レクリエーションセンター) 米軍施設、元多摩弾薬庫、旧陸軍火薬製造所
- 西武多摩川線是政駅
- 駅のすぐそばを流れ、周囲は桜が植えられており毎春には沿線風景に彩りを添えている。なお、ここ大丸用水上は連続立体交差化事業用地とされている。
- 谷戸川
[編集] 路線バス
- 南多摩駅
- 南多摩駅入口
[編集] 歴史
南武線の前身の南武鉄道は1927年11月11日に登戸駅から大丸駅まで延伸したが、この大丸駅は現在の南多摩駅から約0.3km川崎駅寄りの位置にあった。大丸駅は1931年ごろ、多摩聖蹟口駅に改称された。
1934年10月21日、多摩聖蹟口駅の東側に南多摩川貨物駅が設置された。1939年、南多摩川貨物駅の西に新しく旅客駅を作って南多摩川貨物駅を併合し、多摩聖蹟口駅は廃止することとなった。新しい駅の名前は、「南多摩川」を縮めて「南多摩」とした。当時の南多摩駅の住所は南多摩郡稲城村だったので、郡名を駅名にしたとも言える。
[編集] その他
矢野口駅から南多摩駅までの連続立体交差化工事が行われている(すでに矢野口駅周辺は高架化済み)。事業完了後は、南多摩駅は高架駅となり、駅東端にある府中街道との踏切が解消される。また、駅周辺では稲城市施行による土地区画整理事業があわせて行われている。