東京都下水道局
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事業者名 | 東京都下水道局 Tokyo Metropolitan Government Bureau of Sewerage |
経営形態 | 地方公営企業 |
業種 | 下水道業 |
局長 (東京都公営企業管理者) |
前田正博 |
処理開始 | 大正11年(1922年)3月 |
独立 | 昭和37年(1962年)4月1日 |
下水道管総延長 | 15,716.003km |
年間総処理量 | 2,143,230,710m³ |
1日平均処理量 | 5,855,820m³ |
本局所在地 | 東京都新宿区西新宿2丁目8番1号 東京都庁舎第2本庁舎内 |
職員数 | 3,509名(平成16年度現在) |
資本金 | 4,162,246,000,000円(平成13年度) |
東京都下水道局(とうきょうとげすいどうきょく、英称 Tokyo Metropolitan Government Bureau of Sewerage)は東京都の特別区の区域に於いて下水の排除及び処理等の公共下水道事業を行い、多摩地区市町部の公共下水道から流入する下水を処理する流域下水道事業を行う東京都の地方公営企業の一つである。
東京都公営企業組織条例に基づき交通局、水道局等と共に設置され、東京都下水道条例に基づく下水道事業を行っている。主な監理団体として東京下水道サービス株式会社(TGS)がある。
目次 |
[編集] 事業
[編集] 沿革
- 1883年4月、内務卿(内務大臣)から東京府に水道溝渠等改良の儀が示達される
- 1884年、レンガ積み暗渠の神田下水着工
- 1900年3月、下水道法、汚物掃除法が公布
- 1908年4月、東京市下水道設計告示
- 1911年6月、東京市下水改良事務所設置
- 1913年、東京市下水道設計による最初の工事に着工(台東区龍泉二丁目付近)
- 1922年3月、三河島汚水処分場(三河島水再生センター)が運転開始
- 1930年2月、砂町汚水処分場(砂町水再生センター)が運転開始
- 1931年3月、芝浦汚水処分場(芝浦水再生センター)が運転開始
- 1932年、隣接5郡82町村が市域に編入、郊外下水道、町別下水道を東京市が引き継ぐ
- 1936年4月、水道局下水課に機構改訂
- 1943年、下水道使用料金を徴収開始
- 1944年、戦局悪化により下水道工事全面中止
- 1952年、事業に地方公営企業法を全面適用。汚水処分場を下水処理場(後に水再生センター)に改称
- 1961年、汚泥処理工場の運転開始(芝浦)
- 1962年4月1日、下水道局が発足。みやぎ水再生センターが運転開始
- 1964年2月、「東京都市計画下水道」を変更、23区全域に下水道計画ができる
- 1964年3月、落合水再生センターが運転開始、世界初の上部公園開放
- 1964年8月、三河島水再生センターの処理水を工業用水道水に利用
- 1967年4月、森ヶ崎水再生センターが運転開始
- 1974年9月、新河岸水再生センターが運転開始
- 1977年6月、小菅水再生センターが運転開始
- 1978年4月、中防ミキシングプラントが運転開始
- 1981年9月、葛西水再生センターが運転開始
- 1983年10月、南部スラッジプラントが運転開始
- 1984年4月、中川水再生センターが運転開始
- 1984年8月1日、東京都下水道サービス株式会社設立
- 1984年8月、野火止用水の清流復活
- 1984年10月、新宿副都心水リサイクルセンターが運転開始
- 1986年4月、下水道台帳情報システム(SEMIS)が運転開始、梅田ポンプ所に光ファイバーケーブル導入
- 1987年1月、落合水再生センターで下水熱利用システム(アーバンヒート)運転開始
- 1987年4月、落合水再生センターで高度処理施設(急速ろ過)が運転開始
- 1988年6月、東京域レーダー雨量計システム運転開始
- 1988年7月、中川水再生センター内に建設残土改良プラントが運転開始
- 1988年10月、みやぎ水再生センターで消化ガス発電運転開始
- 1991年4月1日、「いちょう作戦」完了。都庁本庁舎を丸の内から現在地の西新宿に移転する
- 1991年7月、南部スラッジプラントで圧縮焼成ブロック化施設が運転開始
- 1991年10月、南部スラッジプラントで汚泥溶融施設が運転開始
- 1993年7月、落合水再生センターで膜ろ過設備運転開始
- 1994年3月、「神田下水」東京都指定遺跡に指定される
- 1994年7月、文京区後楽一丁目地区の地域冷暖房事業開始
- 1995年3月、区部下水道普及率100%概成、城南三河川の清流復活
- 1995年7月、中野水再生センターが運転開始
- 1995年9月、有明水再生センターが運転開始
- 1996年4月、南部スラッジプラントで軽量細粒材化施設が運転開始
- 1997年4月、東部スラッジプラントが運転開始
- 1999年2月、東京都下水道局環境方針を決定
- 1999年4月、東尾久浄化センターが運転開始
- 2000年3月、緊急重点雨水対策「雨水整備クイックプラン」を策定
- 2000年7月、行政評価制度を導入
- 2001年2月、東京都下水道局環境会計を作成
- 2001年4月、浮間水再生センターが運転開始
- 2002年4月、東京アメッシュインターネット公開
- 2002年12月、ISO14001認証取得。通称エコスクラム
- 2003年3月、土づくりの里運転開始(旧中川建設残土改良プラントを更新)
- 2003年3月、三河島水再生センター旧主ポンプ室東京都指定有形文化財に指定される
- 2003年3月、スーパーアッシュ(粒度調整灰)製造施設運転開始
- 2004年4月、下水処理場及び水処理センターの名称を水再生センターに改称し、3級廨とする
[編集] 事業所
- 総務部
総務課、理財課、広報サービス課
- 職員部
人事課、労務課
- 経理部
業務管理課、会計課、資産運用課、契約課
- 計画調整部
計画課、事業調整課、技術開発課
- 施設管理部
管理課、管路管理課、排水設備課、施設管理課、施設保全課、環境管理課
- 建設部
管理課、工務課、設計調整課、土木設計課、設備管理課
- 中部管理事務所
庶務課、業務課、管路施設課、ポンプ施設課、芝浦水再生センター
- 北部第一管理事務所
庶務課、業務課、管路施設課、ポンプ施設課、三河島水再生センター
- 北部第二管理事務所
庶務課、業務課、施設課、中川水再生センター、みやぎ水再生センター
- 東部第一管理事務所
庶務課、業務課、管路施設課、ポンプ施設課、砂町水再生センター、有明水再生センター
- 東部第二管理事務所
庶務課、業務課、施設課、小菅水再生センター、葛西水再生センター
- 西部第一管理事務所
庶務課、業務課、施設課、落合水再生センター
- 西部第二管理事務所
庶務課、業務課、施設課、新河岸水再生センター
- 南部管理事務所
庶務課、業務課、管路施設課、ポンプ施設課
- 森ヶ崎水再生センター
南部スラッジプラント
- 中部建設事務所
庶務課、工事第一課、工事第二課、設計課
- 南部建設事務所
庶務課、工事第一課、工事第二課、設計課
- 北部建設事務所
庶務課、工事第一課、工事第二課、設計課
[編集] 流域下水道本部
- 管理部
管理課、用地課
- 技術部
計画課、工事課、設計課、施設管理課、北多摩第一水再生センター、北多摩第二水再生センター、多摩川上流水再生センター、清瀬水再生センター、
[編集] 労働組合
- (全水道)東京水道労働組合
- 東京水道労働組合
地方公営企業等の労働関係に関する法律第5条に基づき上記に示す労働組合が存在する。現在、(全水道)東京水道労働組合と東京水道労働組合の2組合に分裂した状態が続いている。前者は日本労働組合総連合会(連合)系の全日本水道労働組合(全水道)に属しており政治的には旧日本社会党系である。職員の9割は(全水道)東京水道労働組合に加入している。後者は全国労働組合総連合(全労連)系の日本自治体労働組合総連合(自治労連)に加盟しており政治的に日本共産党系である。
[編集] PR施設
- 虹の下水道館(東京都江東区有明2丁目3番5号有明スポーツセンター5F)
- 蔵前水の館(東京都江東区蔵前2丁目1番8号北部第一管理事務所)
- 多摩川ふれあい水族館(東京都昭島市宮沢町3丁目15番1号多摩川上流水再生センター)
- 水リサイクルセンター(東京都新宿区西新宿6丁目6番1号新宿国際ビルB4F)
[編集] マスコットキャラクター
- アースくん
[編集] 経営状況
一般会計や国庫補助金からの繰り入れがある。