津田山駅
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津田山駅(つだやまえき)は、神奈川県川崎市高津区下作延にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)南武線の駅である。
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[編集] 駅構造
島式ホーム1面2線を持つ地上駅である。立川方に駅舎があり、ホームとは跨線橋で接続されている。
- のりば
- ■南武線 武蔵溝ノ口・武蔵小杉・川崎方面
- ■南武線 登戸・分倍河原・立川方面
[編集] 駅構内設備
- 昭和50年代前半までは売店あり。現在使用されていないホーム階段脇に設置されていた。
[編集] 利用状況
2005年度の利用者数は1日平均3,572人であり、南武線では利用者が少ない。だが、緑ヶ丘霊園の最寄駅であることから、彼岸および花見の期間は利用者が増える。 ATOS 導入時に自動放送(実際にはこの前からも存在していたが、音量がOFFにされていた)が導入され接近放送・次発放送・到着放送・発車放送があったが、現在では全て放送されておらず、発車メロディーが流れるのみである。
[編集] 駅周辺
- 川崎市営緑ヶ丘霊園
- 園内の道には数百もの桜が並木状に植えられており、春には多くの花見客が訪れ賑わう。
- 川崎市立下作延小学校
- 川崎市子ども夢パーク
- スノーヴァ溝の口R246(屋内スノーボード・スキー施設)
- 平瀬川
- 県立東高根森林公園
- 緑ヶ丘霊園のさらに奥、隣の久地駅が最寄り。
駅周辺には墓石や供花など霊園関連の店が多い。喪服の人の乗降も目立つ駅である。
[編集] 歴史
- 開業の日附は正確にはわかっておらず、上記日附は『鉄道省文書』に記載された開業年月日である。
- 「日本ヒューム管」とは1940年に鶴見より移転してきた日本ヒューム管株式会社(現・日本ヒューム株式会社)川崎工場のことで、ヒューム管などを製造する工場であり、当駅から同工場への引込線が伸びていた。また併せて旅客輸送も行うこととなり、これに隣接する位置に当駅は開業した。
- 現在は工場は閉鎖されており、跡地では同社川崎営業所および「スノーヴァ溝の口R246」(全季節対応屋内スキー場)が営業するとともに、マックスバリュ(食品スーパー)および川崎市子ども夢パークが開設されている。
- 「津田山」とは当駅の東にある七面山の別名である。ここで玉川電気鉄道(後に合併して東京急行電鉄となる)が開発を手がけ、当時の経営者の名前を取って津田山と呼んでいたのが駅名になったものである。詳しくは久地#歴史を参照。