久地駅
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久地駅(くじえき)は、神奈川県川崎市高津区久地四丁目にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)南武線の駅である。
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[編集] 駅構造
相対式ホーム2面2線を持つ地上駅である。上り(川崎方面)ホームの立川方の端に改札口があり、2つのホームは跨線橋で接続されている。改札口の脇にはレッツキヨスク久地1号店がある(画像左端)。 自動券売機は画像を見るからに、左側は古いタイプで右は新しいSuica対応のタイプだが、2004年11月に左側も更新され、Suica対応ではないが、右側のと同じ形状のへと変わった。
- のりば
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- ■南武線 武蔵溝ノ口・武蔵小杉・川崎方面
- ■南武線 登戸・分倍河原・立川方面
[編集] 利用状況
10年ほど前までは郊外の小駅の雰囲気であったが、近年、周辺にマンションが多数建設され、利用者が急増している。
- 2005年度の利用者数は1日平均12,472人である。
[編集] 駅周辺
府中街道(神奈川県道・東京都道9号川崎府中線)が駅前を通る。
- 二ヶ領用水(ほぼ府中街道沿い)
- 久地円筒分水(国登録有形文化財、溝の口駅や高津駅のほうが近い)
- あすか製薬株式会社(旧 帝国臓器製薬株式会社)川崎事業所
- 川崎市営緑ヶ丘霊園(あすか製薬の横から霊園の奥にアクセスできる)
- 東高根森林公園(緑ヶ丘霊園長尾口経由の場合は津田山駅より近い)
- 天台宗青龍山龍厳寺
- 新明国上教会(新宗教、宿河原不動駅があった近辺)
- 松寿弁財天(江戸時代後期には大変賑わった古の観光名所。多摩区宿河原の常照寺に、宿河原綱下げ松と松寿弁才天の霊験を図示した作品「紙本墨画着色 松寿弁才天図」(市の重要歴史記念物)が残り、当時の面影を伝えている)
- 川崎市水道局長尾配水塔 非日常を感じさせてくれるオブジェ。
[編集] 路線バス
- 久地駅前
[編集] 歴史
- 1927年8月1日 開業。南武鉄道・川崎~登戸間の開業の5か月後のことである。当時は久地梅林駅という駅名であった。附近に江戸時代に植えられた数百株の梅の木があり、この久地梅林を観光名所として旅客の誘致をしようとしたものであった。
- 1944年4月1日 国有化の際に、現在の久地駅に改称した。