初詣臨時列車
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初詣臨時列車（はつもうでりんじれっしゃ）とは、大晦日から正月にかけて運行される臨時列車の事で、参拝客の多い神社や寺院への交通アクセスとしての役割を持つ。
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[編集] ダイヤについて
運行時期に発行される時刻表の中に記載されている。一部の列車では「大晦日夜行列車」や初日の出列車として運行され、社寺の名前を付けた列車愛称で運行されることがある。また沿線に参拝客の多い社寺が点在する場合は正月用の特別ダイヤを組んで臨時停車、増発、増結、延長運転する場合もある。
営業面ではこの期間に社寺の最寄り駅までの企画乗車券や一日乗車券を発売したり、優待券などの特典を添えて発売することがあり、近畿日本鉄道のように大々的に行う会社がある反面、京王電鉄の高尾山往復割引券のように参拝客の利用が集中する期間は発売を中止する場合もある。
[編集] 主な初詣臨時列車
日帰りツアーの一種として団体列車として運行されるものと、多客臨時列車として一般客でも利用できるものがある。前者の場合はジョイフルトレインで運行されることがある。愛称は一例で、年によって変化することもある。
[編集] 北海道
[編集] 東北地区
- 仙台開運号（大崎八幡宮）
[編集] 関東地区
- 鎌倉臨（鶴岡八幡宮）
- 成田臨（成田山新勝寺）※京成も臨時スカイライナーを運行
- 高尾臨（高尾山薬王院有喜寺）
- だるまエクスプレス（京急本線～大師線、平間寺：川崎大師）
- 初日号（京急本線→久里浜線）
- 熱海初日の出号・伊豆初日の出号（東海道本線・伊東線）
- ニューイヤーエクスプレス（小田急小田原線・江ノ島線）
- 初詣&初日の出号（東京メトロ千代田線～小田急線）
[編集] 群馬県の初詣列車
- 上信電鉄上信線 - 富岡市貫前神社への臨時列車
- わたらせ渓谷鐵道わたらせ渓谷線 - 貴船神社への臨時列車
[編集] 中部地区
- 豊川臨（飯田線、豊川稲荷）
- 伊勢臨（参宮線、伊勢神宮）
- 初詣100円臨時列車（長野電鉄長野線、善光寺） - 1乗車100円（小児50円）均一
- ニューイヤー号（しなの鉄道、善光寺）
- 開運号（富山地方鉄道本線、岩峅雄山神社）
[編集] 近畿地区
[編集] 中国・四国地区
- 大社臨（山陰本線、出雲大社） - JR大社線廃止前は大社線に乗り入れ
- 初詣ミッドナイト電車（一畑電車大社線～北松江線、出雲大社、一畑寺）
- レオマ・初詣臨時列車（高松琴平電気鉄道琴平線、金刀比羅宮）
- こんぴら初詣号・こんぴら初日の出号（瀬戸大橋線～土讃線、金刀比羅宮）
- やくおうじ号（高徳線、薬王寺）
- 宮島号（呉線・可部線～山陽本線、厳島神社）
- SL津和野稲成号（山陽本線～山口線、津和野太皷谷稲成）
[編集] 九州地区
[編集] 正月ダイヤが設定されている路線
多くの路線で正月三が日は休日ダイヤを適用することが多いが、参詣客の多い社寺が沿線にある場合は正月用の特別ダイヤを設定することがある。この場合はヘッドマークを取り付けたり、車両運用の関係で優等車両や特別車が普通列車の運用に就くなど、鉄道ファンにとっては目が離せないイベントとなる。
- 京王線・高尾線 - 深大寺・金剛寺（高幡不動尊）・高尾山薬王院など。
- 京急大師線 - 川崎大師
- 京成金町線 - 柴又帝釈天。終夜運転では都営地下鉄浅草線からの直通運転もあった。
- 東武大師線 - 西新井大師
- 名鉄名古屋本線・豊川線 - 熱田神宮・豊川稲荷が中心
- 名鉄犬山線・常滑線・モンキーパークモノレール線 - 成田山別院
- 近鉄大阪線・山田線 - 伊勢神宮が中心、途中の長谷寺へも。
- 京阪本線・宇治線・交野線・鋼索線 - 伏見稲荷大社・石清水八幡宮・成田山不動尊など
- 近江鉄道本線～多賀線 - 多賀大社。本線の快速を高宮駅に臨時停車
- 南海本線 - ラピートを除くすべての優等列車を住吉大社駅に臨時停車
- 西鉄宮地岳線 - 宮地嶽神社・香椎宮
[編集] 関連項目
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