ジェイアール九州バス
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種類 | 株式会社 |
市場情報 | 非上場 |
略称 | JRバス |
本社所在地 | 812-0043 福岡県福岡市堅粕2丁目22番2号 |
電話番号 | 092-642-8121 |
設立 | 2001年2月5日 |
業種 | 運輸業 |
事業内容 | 乗合バス事業、貸切バス事業、旅行業他 |
代表者 | 代表取締役社長 青木富一 |
資本金 | 170百万円 |
従業員数 | 259名 |
主要株主 | 九州旅客鉄道 100% |
外部リンク | www.jrkbus.co.jp/ |
ジェイアール九州バス(JRきゅうしゅうバス)は、九州のバス事業者の一つで、九州旅客鉄道(JR九州)の100%子会社である。路線バスのほか、貸切バス事業や定期観光バスの運行も行っている。
シンボルマークは国鉄バスからの伝統を受け継いだツバメである。
目次 |
[編集] 本社所在地
[編集] 沿革
- 1987年4月1日 国鉄分割民営化により国鉄九州自動車部から九州旅客鉄道自動車事業部(通称:JR九州バス)に引き継がれる(国鉄バスの処遇については、本州3社が別会社とするのに対し、北海道・四国・九州のいわゆる「三島会社」は直営とする方針となったため)。
- 2001年2月5日 バス事業の子会社となるジェイアール九州バス創立。
- 2001年7月1日 JR九州自動車事業部がすべてジェイアール九州バスに譲渡された。
- 2003年3月31日 坂ノ市線・佐賀関線廃止。
- 2004年3月31日 宮林線廃止。
- 2005年4月 鹿児島支店管内にて鹿児島共通ICバスカード「ラピカ」導入。
- 2006年2月28日 山鹿線廃止。山鹿支店閉鎖。
- 2006年3月31日 鞍手線・内ヶ磯線廃止。
- 2007年3月31日 臼三線廃止予定。
[編集] 現業機関
[編集] 高速バス路線
- 桜島号 (博多駅・西鉄天神バスセンター~鹿児島中央駅・いづろ)鹿児島支店運行
- フェニックス号 (小倉駅・博多駅・西鉄天神バスセンター~都城・宮崎駅)宮崎支店運行
- 山陽道昼特急博多号 (博多駅・小倉南インターチェンジ~三ノ宮駅・大阪駅・JR難波駅)博多支店運行
- 広福ライナー号 (博多駅・小倉南インターチェンジ~広島バスセンター・福山駅)博多支店運行
- 福岡・周南ライナー号 (博多駅・小倉南IC~防府駅・徳山駅・光)博多支店運行
- 福岡・山口ライナー号 (博多駅・福岡天神~宇部・山口駅)博多支店運行
[編集] 一般路線バス
[編集] 現在運行している路線
[編集] 駅バスふくま~る(直方支店)
- 路線
- 運行している地域
[編集] 直方線(直方支店・博多支店)
- 路線
- 運行している地域(すべて福岡県)
[編集] 嬉野線(嬉野支店)
[編集] 臼三線(大分支店)
[編集] 北薩線(鹿児島支店)
[編集] 定期観光バス(鹿児島支店)
- 桜島定期観光(2コース)
[編集] 既に廃止になった路線
[編集] 高速バス
- 「レインボー号」名古屋~福岡(博多駅) (ジェイアール東海バスと共同運行していた)
- 「サザンクロス博多号」堺・大阪(なんば)~福岡(博多駅)・前原(西日本ジェイアールバス、南海電気鉄道、昭和自動車と共同運行していた)
- 「うれしのライナー号」唐津~武雄温泉・嬉野温泉(昭和自動車と共同運行していた)
- 直方~福丸~福岡(博多駅) (西日本鉄道と共同運行していた)
[編集] 一般路線バス
- 山鹿線
- 坂ノ市線
- 佐賀関線
- 宮林線
- 日肥線
- 都城線
- 国分線
- 加治木線
- 山川線
[編集] 車両
現在の塗装は水戸岡鋭治のデザインによる、「RED LINER」のロゴが入った赤一色(「バスレッド」とも呼ばれている)のデザインであるが、これは現在の親会社であるJR九州から分社化する前の1988年に貸切車ではじめて採用されたもので、その後のJR九州全体で原色系のデザインの車両が多数登場することになった。車体に書かれている大きな数字はあくまでデザイン上のアクセントとして配したもので、車両称号とは一切関係なく、連番ともなっていない。
シンボルマークである「つばめ」マークも、他のJRグループのバスが西日本JRバスを除いて白ベースの車体側面に塗装でツバメのマークを表示しているのに対して、JR九州バスでは車両前面に小さな金属製のエンブレムが取り付けられているだけとなっている。ただし、乗用車のメーカーエンブレム並みの大きさながらもほぼ全車両に取りつけられており、「つばめ」マークがシンボルであるという位置付けには変わりはない。
国鉄バス時代はいすゞ・三菱ふそうの車両が多かったが、民営化後は日野・日産ディーゼルも増加している。特に2000年以降は日産ディーゼル車が多く増備されている。また、民営化後には国鉄バス時代に採用例がなかった西日本車体工業の車体を架装した車両も多く導入されている。
側面のロゴは、以下のように分類されている。
- 貸切車…「RED LINER」
- 一般路線車…「RED LINER OMNIBUS」
- 高速車…「RED LINER HIGHWAY」(貸切車から転用された車両は「RED LINER」のみ)
- 定期観光用…「RED LINER SIGHTSEEING」
- 空港連絡用…「RED LINER AIRPORT」
[編集] 車両称号
国鉄バスの附番法則をそのまま使用していた(国鉄バス#車両称号を参照)が、2003年頃以降の導入車両では、附番法則が変更されている。
車体には4桁に省略されて表記される事が多い。省略方法は車種によって異なるが、同一番号は発生しないように配慮されている。省略表記の数字をそのまま希望ナンバーにしている車両も多くなっている。
[編集] 外部リンク
前身: 日本国有鉄道(国鉄バス)| 国鉄清算事業団 | ||||||
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