THE YELLOW MONKEY
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THE YELLOW MONKEY(ザ イエローモンキー)は、吉井和哉(LOVIN、ボーカル、ギター)、菊地英昭(EMMA、ギター)、廣瀬洋一(HEESEY、ベース)、菊地英二(ANNIE、ドラムス)の4名からなる日本のロックバンド。 1988年に結成、2001年1月より活動を停止し、2004年7月7日をもって解散した。 なお「イエローモンキー」とは主に西洋圏で使用される日本人に対する蔑称である。この名前は、ダサくてシニカルな名前にしたいと考えていた吉井によってつけられた。略称は、イエモン。
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[編集] メンバー
- 吉井和哉(よしい かずや、1966年10月8日 - )
- ボーカル担当。通称ロビン(LOVIN)。東京都北区出身。解散後はYOSHII LOVINSON(2006年に吉井和哉に改名)として活動。
- 菊地英昭(きくち ひであき、1964年12月7日 - )
- ギター担当。通称エマ(EMMA)。東京都八王子市出身、日本大学文理学部応用地学科卒業。解散後はスタジオ・ミュージシャンとして活動。YOSHII LOVINSONの2ndアルバム『WHITE ROOM』にギタリストとして参加した。そのアルバムでは何故かEMMARSONに。(『WHITE ROOM』のクレジットに記載)また、現在は吉井のライブのサポートメンバーとして活動している。
- 廣瀬洋一(ひろせ よういち、1963年4月19日 - )
- ベース担当。通称ヒーセ(HEESEY)。東京都足立区出身、日本大学経済学部中退。解散後はHEESEY WITH DUDESでボーカル、ベーシストとして活動。HEESEY WITH DUDESも解散を発表。2005年12月のライヴがラストライヴとなる。解散後は2005年11月発売の森重樹一(ZIGGY)のソロアルバム『CHRONIC LAY ABOUT』にベーシストとして参加、同時に森重樹一のソロツアーに参加している。
- 菊地英二(きくち えいじ、1967年6月6日 - )
- ドラム担当。通称アニー(ANNIE)。東京都八王子市出身、桐朋高校、中央大学理工学部精密機械工学科卒業。菊地英昭の実弟。解散後は河村隆一のバックバンドとしてツアーに参加。2005年8月20日(土)に日比谷野外音楽堂で行われた、吉川晃司のライヴに参加。
[編集] 来歴
- 1988年、結成
- 1989年12月28日、上記4人のメンバーによる初のライヴ。吉井がヴォーカリストに転向、菊地英昭が加入。
- 1992年5月21日、コロムビアミュージックエンタテインメントより『Romantist Taste』でメジャーデビュー。
- 1996年、『楽園』をもって所属レコード会社をファンハウスに移籍。
- 2001年1月、東京ドームでの公演を最後に活動休止。
- 2004年7月7日、解散。
- 2004年12月26日、東京ドームで開催されたTHE EXHIBTION AND VIDEO FESTIVAL OF THE YELLOW MONKEY メカラウロコ・15の最終日にメンバーが再集結。『JAM』を演奏した。
[編集] 概要
- バンド初期はデヴィッド・ボウイ、ミック・ロンソン、T.Rexなどを彷彿とさせるグラムロック色が強く、化粧をしたり吉井がライブで女装するなど服装も過激でヴィジュアル系のようなルックスだった。中期はUK・USの王道ロックを思わせるサウンドに。ファンハウス移籍後は独自のロックを追及していき、後期には朝本浩文、森俊之、笹路正徳などの外部プロデューサーを導入するなど新しい試みも見られた。
- バンドの誕生日とも言える12月28日には、「メカラウロコ」と言う「昔のTHE YELLOW MONKEYに戻る」と言う趣旨の元、初期の楽曲をメインにしたライブを1996年~1999年(1997年を除く)にわたり3度行った。また、これらとは別に2001年の活動休止ライブと2004年の解散イベントも「メカラウロコ」と銘打たれたている。
- 1998年から1999年にかけて113本にも及ぶ「パンチドランカーツアー」を行う。ツアー前半終了の岡山市市民会館で吉井が「このツアーは失敗でした。」と発言するなどメンバーにとっては楽しいだけのツアーではなかったようだ。
- NHK-FMのミュージックスクエアにおいて、『JAM』が'90年代を代表する曲第1位に選ばれるなど、同番組で非常に人気の高いバンドの1つだった。
- バンド解散の際、ごく一般的な「不仲」での解散を報道されることに、メンバー全員が嫌悪感を持った。吉井は「疲れもあるけど、メンバーがどうこうなんて言えない。バンドを解散させるのは辛いし、メンバーは最高だから、別れるのは寂しいし、心細いんだけど、とにかく解散は僕の我儘で、僕の責任」と語った。逆に、他のメンバーからは「吉井を追い込ませて、感情を吐き出させてやれなかった」「もっと力になってやりたかった」など、互いを擁護する発言が目立った。
[編集] ディスコグラフィ
[編集] シングル
- Romantist Taste(1992年5月21日)
- アバンギャルドで行こうよ(1993年3月1日)
- 悲しきASIANBOY(1994年2月21日)
- 熱帯夜(1994年7月21日)
- Love Communication(1995年1月21日)
- 嘆くなり我が夜のFantasy(1995年3月1日)
- 追憶のマーメイド(1995年7月21日)
- 太陽が燃えている(1995年9月30日) - 初のトップ10入りを果たし、ブレイクのきっかけとなった。
- JAM/Tactics(1996年2月29日) - ロングヒットとなり、累計80万枚をセールス。
- SPARK(1996年7月10日)
- 楽園(1996年11月25日)
- LOVE LOVE SHOW(1997年4月19日)
- BURN(1997年7月24日) - 最大のヒット曲で90万枚をセールス。
- 球根(1998年2月4日) - 最初で最後のオリコンシングルチャート1位獲得作品。
- 離れるな(1998年6月2日)
- SUGAR FIX(1998年8月21日) - イギリスでリリースされたシングルの国内盤。
- MY WINDING ROAD(1998年10月21日)
- SO YOUNG(1999年3月3日)
- バラ色の日々(1999年12月8日)
- 聖なる海とサンシャイン(2000年1月26日)
- SHOCK HEARTS(2000年4月5日)
- パール(2000年7月12日)
- BRILLIANT WORLD(2000年11月1日)
- プライマル。(2001年1月31日) - 活動休止後にリリースされたシングル。T.Rex、デヴィッド・ボウイなどを手掛けたトニー・ヴィスコンティがプロデュースを担当。
[編集] オリジナル・アルバム
- THE NIGHT SNAILS AND PLASTIC BOOGIE / 夜行性のかたつむり達とプラスチックのブギー(1992年6月21日)
- EXPERIENCE MOVIE / 未公開のエクスペリエンス・ムービー(1993年3月1日)
- jaguar hard pain 1944~1994(1994年3月1日)
- smile(1995年2月1日) - オリコン初登場4位。
- FOUR SEASONS(1995年11月1日) - オリコン初登場1位。初のロンドンレコーディングを行った。
- SICKS(1997年1月22日) - オリコン初登場1位。オリジナルアルバム中最大のヒットを記録。
- PUNCH DRUNKARD(1998年3月4日) - オリコン初登場1位。
- 8(2000年7月26日) - オリコン初登場2位。初回限定盤のみ「MY WINDING ROAD」と「SO YOUNG」を収録したボーナスディスク付。
[編集] その他のアルバム
- Bunched Birth(1991年7月21日:インディーズ盤 1996年12月21日:再発盤)
- 唯一のインディーズ作品。「WELCOME TO MY DOGHOUSE」はライブでの定番曲であり、「メカラウロコ8」のラストを飾った曲でもある。
- TRIAD YEARS ACT1~THE VERY BEST OF THE YELLOW MONKEY(1996年12月7日)
- TRIAD YEARS actⅡ(1997年4月19日)
- TRIADからリリースされたベストアルバムの第2弾。カップリング曲、未発表曲、カバー曲などが収録されており、『~act I』と比べるとレアトラック集的な内容となっている。
- TRIAD COMPLETE BOX(1997年12月10日)
- TRIADよりリリースされた全ての音源を網羅したBOXセット。カップリングなどのアルバム未収録曲はボーナスディスクとして1枚にまとめられている。当初は3万枚限定生産だったが、予想外の売れ行きにより、追加生産された。
- THE YELLOW MONKEY SINGLE COLLECTION(1998年12月10日)
- TRIAD在籍時のシングル曲を時系列順に収録したアルバム。『TRIAD YEARS』未収録曲は「Tactics」のみ。
- SO ALIVE(1999年5月26日)(ライブ盤)
- バンド史上最大のツアー「PUNCH DRUNKARD TOUR」の各公演より選りすぐりのテイクを収録。また、ボーナストラックとして「メカラウロコ」より「真珠色の革命時代」も収録されている。さらにライブの定番曲が隠しトラックとして収録されている。
- TRIAD YEARS act I & act II~THE VERY BEST OF THE YELLOW MONKEY(2001年3月1日)
- 前述の2作をセットにしただけの作品。安易なジャケットデザインや破格過ぎる値段が投売り感を際立たせている。
- GOLDEN YEARS Singles 1996-2001(2001年6月13日)
- ファンハウス移籍後から活動休止までにリリースされたシングルを時系列順に収録したアルバム。
- THE YELLOW MONKEY MOTHER OF ALL THE BEST(2004年12月8日)
- 初のメンバー選曲によるベストアルバム。レコード会社の枠を超え、TRIAD時代の楽曲も収録されているものの、後期の楽曲が多く収録されており、選曲にやや偏りがある。初回盤のみ未発表音源、ファンハウス時代のカップリング曲などを収録したボーナス・ディスク付きの3枚組。
[編集] ビデオ・DVD
- life Time・SCREEN~追憶の銀幕~(1993年9月1日)
- Cherry Blossom Revolution-Live at BUDOKAN-(1995年7月21日)
- CLIPS Video Collection 1992~1996(1996年3月30日)
- TRUE MIND TOUR'95-'96 FOR SEASON:in motion(1996年10月21日)
- BLUE FILM(1997年11月1日)
- RED TAPE(1997年12月3日)
- PURPLE DISC(1997年12月17日)(LD盤のみ発売された『BULE FILM』と『RED TAPE』のセット)
- メカラ ウロコ・7(1998年10月21日)
- CLIPS 2 Video Collection 1996~1998(1998年11月18日)
- PUNCH DRUNKARD TOUR 1998/99 FINAL 3.10 横浜アリーナ(1999年6月23日)
- jaguar hard pain Live'94(1999年12月10日)
- SPRING TOUR(2000年12月9日)
- CLIPS 3 Video Collection 1999~2001(2001年3月14日)
- THE YELLOW MONKEY CLIP BOX(2004年12月8日)
- THE YELLOW MONKEY LIVE BOX(2004年12月8日)
- THE YELLOW MONKEY LIVE AT TOKYO DOME(2004年12月28日)
- ライブ帝国 THE YELLOW MONKEY(2005年12月23日)
[編集] タイアップ
- 「嘆くなり我が夜のファンタジー」(6thシングル)- TBS系「たけし・所のドラキュラが狙ってる」エンディングテーマ
- 「追憶のマーメイド」(7thシングル) - TV朝日系「はなきんデータランド」エンディングテーマ
- 「太陽が燃えている」(8thシングル) - TV朝日系「J LEAGUE A GOGO!!」オープニングテーマ
- 「Tactics」(9thシングル両A面) - フジテレビ系アニメ「るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-」1stエンディングテーマ
- 「SPARK」(10thシングル)- TBS系「COUNT DOWN TV」96年7月度エンディングテーマ
- 「楽園」(11thシングル) - フジテレビ系ドラマ「新・木曜の怪談」主題歌
- 「BURN」(13thシングル) - TBS系ドラマ「職員室」主題歌
- 「O.K.」(17thシングル C/W) - WOWOW「スーパーサッカー・セリエA」エンディングテーマ
- 「SO YOUNG」(18thシングル)
- - TV朝日系「ニュースステーション」99年3月度ウェザーテーマ
- - 映画「Trancemission」主題歌
- 「聖なる海とサンシャイン」(20thシングル)
- - TV朝日系「おネプ!」エンディングテーマ
- - 映画「現実の続き 夢の終わり」主題歌
- 「SHOCK HEARTS」(21stシングル) - 大鵬薬品工業「チオビタドリンク」CMソング
- 「パール」(22ndシングル) - NTV系「劇空間プロ野球」2000年8・9月度イメージソング
- 「BRILLIANT WORLD」(23rdシングル) - TBS系「世界ウルルン滞在記」エンディングテーマ
- 「GIRLIE」(23rdシングル C/W) - 映画「弟切草」主題歌
- 「JAM」、「球根」、「バラ色の日々」(9、14、19thシングル) - NHK「ポップジャム」エンディングテーマ
[編集] 外部リンク
- THE YELLOW MONKEY公式サイト
- 吉井和哉公式サイト
- 廣瀬洋一公式サイト