RAISE

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日本の漫画作品

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『RAISE』（レイズ）は、新谷かおるの漫画。 2004年「少年画報社」刊行のヤングキング別冊キングダムより連載開始、2005年より「ヤングキングアワーズ」に連載を変更し継続中。単行本は、2006年現在2巻。

[編集] 概要

1943年、第二次世界大戦最中の欧州西部戦線。イギリス本土に展開し、対独爆撃任務についているアメリカ陸軍航空隊に所属する、4発重爆撃機 B-17『プリズン・レディ』クルーの戦いを描く。戦場ロマンシリーズ以来のWW2新谷ワールド。

[編集] 登場人物

[編集] 『プリズンレディ』

主人公のスタンレーを始め、搭乗クルー全員が命令無視・上官反抗等、軍法会議で爆撃任務に就き続ける事になった。
スタンレー（バーニー）（階級：大尉、プリズンレディ機長）: アメリカ陸軍大尉。本作の主人公。ぶん殴った上官が心臓麻痺で死亡してしまい、戦争終結か戦死するまで降りられないクルーの寄り集まったB-17プリズンレディの機長となった。ロンドンのBAR『HEAVEN』のアマンダには『バーニー』と呼ばれている。; 通常、爆撃機乗りは、25回のミッションを完了すると除隊、あるいは爆撃任務を離れる事ができるが、スタンレー等は既に30回以上の任務をこなし、生き残っている。類まれな判断力と、任務遂行能力に恵まれ部下の信頼も厚い。作中では、上官を殴った理由は未だ描かれていないが、直属の上官の信頼度などからも、何かしらの理由があったのかも知れない。
バック（階級：中尉、プリズンレディ副機長）: 前任地の司令官の娘をハラませたと作中では説明されているが、事実は定かではない。クルー一番の優男だが、僚機が88mm対空砲の直撃を喰らい墜落しても、冗談を言う肝の太い一面も見せる。
アドルフ＝ゼンハイザー(フューラー)（階級：不明、・上部銃座手）: ドイツ系アメリカ人。アドルフ・ヒトラーと同名のため、フューラー(総統)とアダ名されている。ポーカーがやたらと強く、いつも爆撃機乗りから金を巻き上げているが、その金を戦死した同僚の家族に送金している。
マックス（階級：不明、・爆撃手）
クリス（階級：不明、・側方銃座手）
ジョン（階級：不明、・側方銃座手）
テッド（階級：不明、・航法士）
チャーリー（階級：不明）
ティム（階級：不明）
ジェフ（階級：不明）

[編集] 『ドイツ空軍』(ルフトヴァッフェ)

ハイネマン（階級：少佐）: メッサーシュミット Bf109(G型と思われる)を駆るエースパイロット。赤いスペードの『A』を機体側面に書き込んでいる。スタンレーの好敵手。撃墜数60機以上を誇るエース。ドイツ本土まで空襲にさらされる戦況に悲哀を感じながらも、現実を全て受け入れている紳士的な生粋の軍人。ナチ党については、あまり快く思ってはいないようだ。
ハンス（階級：不明。将校と思われる。）: ハイネマンの腹心で、彼を尊敬している。同様に、メッサーシュミット Bf109に搭乗している。
エーリッヒ（階級：不明。）: ハイネマンの部下。
ウォルフガング＝アドラー（階級：少佐）: 120機撃墜の東部戦線のエースパイロット。フォッケウルフ Fw190に搭乗する。本土防空の為、東部戦線から呼び戻されたが、最初の防空戦でノースアメリカン P-51の編隊と交戦し戦死する。これは、ドイツ空軍のエースパイロットに東部戦線出身者が多いことを七面鳥撃ちとも揶揄されるソヴィエト空軍機相手よりも、米英軍機が相手の西部戦線が、いかに過酷であったかの一面とも言えるかもしれない。