ASIMO
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ASIMO(アシモ)は、本田技研工業が開発した世界初の本格的な二足歩行ロボット。予測運動制御によって重心やゼロモーメントポイント (ZMP) を制御して自在に歩くことができ、階段の上り下り、旋回、ダンスなども可能。親しみやすさを考えたデザインを採用。 ASIMOという名称は「Advanced Step in Innovative Mobility:新しい時代へ進化した革新的モビリティ」の略であると本田技研工業は説明している。開発の動機に手塚治虫の鉄腕アトムがあったとされている。なお、アイザック・アシモフとは無関係だが、たまたま綴りが同一であり、われはロボットなどの著作のため連想される方が多い。
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[編集] 概要
身長130cm。質量52kg。歩行速度は最大1.5km/h。これは人間の生活に合わせ作られていて、人の動きを感知し、自律的に行動が可能。例えば、人を追従して歩行、手を出すと握手する、障害物を回避する、音源認識など。なお、あらかじめ設定することにより、音声認識と発音も可能。
催し物などにも貸し出されており、ニューヨーク証券取引所の始業ベルを人間以外で初めて鳴らしたという快挙も成し遂げた。
現段階では市販されておらず、本田技研工業に問い合わせる事によって、賃貸することができる。
現在歩行速度は時速2.7kmと従来の時速1.6kmから大きく進歩し、時速6kmで(跳躍時間 0.08秒)走ることも可能となった。
[編集] 開発史
ホンダのロボット開発は、1986年以前より秘密裏に行われていたが、正式に開発が発表されたのは1996年のことで、P2と呼ばれるモデルが発表された。発表時点の段階で、大学研究室の水準を遙かに凌ぐ人間型自律二足歩行ロボットであったことから、世界のロボット研究者が仰天することとなった。その後P3の発表を経由して、現行のASIMOが2000年に発表された。現在、費用の軽減や軽量化が進められているらしい。なお、開発の途中でローマ教皇庁に人間型ロボットを作ることの是非について意見を求め、問題がないことを承認してもらうなど、ホンダはこうした二足歩行ロボットに従来の機械にはない配慮をしている。
また、このASIMOの発表を受けて衝撃を受けたトヨタ自動車は、対抗して愛知万博に間に合わせるように2足歩行のロボット技術を急遽調達して発表したが、それまで二足歩行ロボット開発のライバルであった早稲田大学と東京大学からは何故かその前後から発表がなくなっており、トヨタ自動車が発表した二足歩行ロボット技術の真の開発者は不鮮明である。