飾磨港駅
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飾磨港駅(しかまこうえき)は、兵庫県姫路市にあった日本国有鉄道(国鉄)播但線の起点だった駅である(当時、「日本国有鉄道線路名称」における播但線の路線表示は「飾磨港~和田山」となっており、戸籍上は福知山線尼崎港支線(通称:「尼崎港線」)のような枝線ではない)。ただし、実質的には飾磨港~姫路間は支線(飾磨港線)扱いをされており、その終着駅と呼ぶのがふさわしかった。1986年11月1日に「飾磨港線」が廃止となると、同時に廃駅となった。
この支線は旅客扱いよりも、姫路港からの貨物輸送のほうに重点が置かれていて、旅客列車は日に朝夕の2往復しか存在しないというのが昭和50年代の姿となっていた。清水港線の日1往復に次ぎ、名寄本線の湧別支線や福知山線の尼崎港支線と並んで、国鉄時代に旅客列車の密度が少ない区間として知られていた。
木造の駅舎が存在し、駅員も配置されていた。構内は貨物輸送の関係で広かったが、プラットホームは頭端式1面のみだった。
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