都営バス渋谷営業所
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
都営バス渋谷営業所(しぶやえいぎょうしょ)は、渋谷区東部、港区の都営バス路線を担当している営業所であり、渋谷駅と恵比寿駅のほぼ中間に当たる渋谷区東2丁目にある。都営渋谷東二アパート及び東京都交通局の職員住宅である渋谷寮が隣接している。正式名称は、東京都交通局渋谷自動車営業所である。管轄下に新宿分駐所を置く。営業所記号は「B」を用いる。
目次 |
[編集] 沿革
[編集] 現行路線
[編集] 都01系統、RH01系統、深夜01系統(愛称:グリーンシャトル)
- 都01:渋谷駅~南青山七丁目~六本木駅~赤坂アークヒルズ~溜池~新橋駅
- 都01・深夜01:渋谷駅~南青山七丁目~六本木駅~赤坂アークヒルズ~溜池~新橋駅北口(平日22時以降)
- 都01:渋谷駅~南青山七丁目~六本木駅~赤坂アークヒルズ構内
- 都01折返:渋谷駅~南青山七丁目~{六本木ヒルズ→六本木けやき坂}(循環)
- RH01:渋谷駅~(無停車)~{六本木ヒルズ→六本木けやき坂}(循環)
- 1967年12月10日 都電6系統の代替路線バス504系統として登場。
- 1972年3月7日 橋89系統に番号が変更される。
- 1984年3月31日 渋88系統と渋谷駅~南青山七丁目間で経路が入れ替わる。都01系統に番号が変更され、都市新バス化。
- 2000年12月12日 渋谷駅~新橋駅間に急行バスの急行01系統が同一経路で新設される。
- 2003年4月25日 急行01系統廃止。六本木ヒルズ開設に伴い都01折返系統を新設。
- 2003年10月10日 都01折返と同一経路で急行バスのRH01系統が新設される。(渋谷駅、六本木ヒルズ、六本木けやき坂のみ停車)
- 2004年4月1日 都01・都01折返が新宿支所との共管となる。
都営バスの主力路線の一つで、一部系統は新宿分駐所と共同で担当している。都市新バスシステムが最初に導入された路線であり、「グリーンシャトル」の愛称で呼ばれる。西麻布、六本木、赤坂といった都内随一の繁華街・オフィス街を経由しており、特に渋谷~六本木間は地下鉄がないことから、利用者が大変多く、そのため本線の途中折返し便が終日に渡って非常に多く折り返し箇所も豊富である(現在ある途中折返しは渋谷発の場合は溜池、赤坂アークヒルズ、南青山七丁目だが、方向幕には西麻布や六本木六丁目も存在する)。都01・都01折返の共通区間では、2~4分おきと頻繁に運行されている。
もとは、都電6系統の代替路線として開通したが、都市新バス化にあたり渋谷駅~南青山七丁目間が従来の青山通り経由から六本木通り経由に変更され時間短縮が図られた⇒同区間は後述の渋88と経路を入れ替えることで代替。2003年より六本木ヒルズ構内への輸送もあわせて行っている。
[編集] 都06系統(愛称:グリーンエコー)
- 都06:渋谷駅~天現寺橋~麻布十番駅~赤羽橋駅~大門駅~新橋駅
- 都06:渋谷駅~天現寺橋~麻布十番駅~赤羽橋駅
- 都06出庫:天現寺橋→麻布十番駅→赤羽橋駅→大門駅~新橋駅
- 都06出庫:天現寺橋→麻布十番駅→赤羽橋駅
-
- 1969年10月26日 都電34系統の代替路線として開通。
- 1972年3月7日 橋85系統に番号が変更される。
- 1990年3月31日 都市新バス化、グリーンエコーの愛称がつく。
渋谷駅前~金杉橋間を結んでいた都電34系統の代替路線として1969年に開通し、1990年に都市新バス路線となったものである。愛称は、「グリーンエコー」であり、同じ渋谷~新橋間を結ぶグリーンシャトルとの混同を防ぐため、ダークグレーの方向幕を使用している。
かつては目黒営業所(支所、分駐所となり、2005年3月に廃止)の管轄であったが、同所の規模縮小に伴って段階的に渋谷営業所への移管がなされ、2003年4月をもって全便が渋谷営業所の担当となった。これに伴い、渋谷駅~天現寺橋~目黒駅間にあった出入庫系統が廃止されている。この名残として日野自動車製車両が都01などよりもよく走る。
[編集] 学03系統
沿線に学校が多いため、医療機関利用者に加え学生・生徒の利用が非常に多く、都01と並んで都営バスの中でも屈指の運行頻度が高い路線である。沿線に東京女学館をはじめ、日赤関係の学校などが多いため、平日の朝8時台に至っては乗客のほとんどが沿線学校の学生・生徒で占められる事も珍しくない。また、東京女学館生の下校対策便として、事実上同校生専用の急行バスが2003年9月に開通した。
[編集] 学06系統
[編集] 田87系統
[編集] 渋88系統
前掲の都01、都06同様、渋谷駅~新橋駅間を結ぶ3路線のひとつである。全体的な線形は都01と似通っているが、ショートカット的な経路をたどる都01と対照的に、やや冗長的な経路で各地域を結ぶ地域密着型の路線である。渋谷駅付近では青山通り方面に立ち寄り、南青山七丁目で都01の経路に合流した後、六本木駅から再び分岐し、桜田通りなど神谷町駅方面を通って虎ノ門から再び都01と同一経路で新橋駅に向かう。
2000年12月12日の都営地下鉄大江戸線全線開業に伴う路線再編以前は、新橋駅北口より先は日中のみ銀座や鍛冶橋を経由して東京駅丸ノ内南口まで足を延ばす便や、東京タワー構内で折り返す支線も存在したが、再編時に新橋駅北口折り返しに一本化され、2006年4月1日に新橋駅交通広場まで延長された。余談であるが、短縮時の再編では都バス全体でダイヤ改正があり、ほとんどの路線で終日減量ダイヤとなったが、この路線は東京タワー便と新橋便を統合した上で、朝夕を中心に削減されただけであったため、麻布台~新橋駅間では日中の運行回数が毎時1~2回から3~4回へ倍増(タワー便を実質延長した形となった)し、この時の再編ではバス路線としては数少ない利便性向上となった。
[編集] 備考
貸切車としていすゞ・ガーラが3台配置されている。
カテゴリ: バス関連のスタブ記事 | 関東地方のバス営業所 | 東京都交通局 | 東京都の交通 | 渋谷区