蛍池駅
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蛍池駅(ほたるがいけえき)は、大阪府豊中市蛍池中町三丁目にある阪急電鉄・大阪高速鉄道の駅。大阪高速鉄道の駅番号は12。
駅名は近くに実在する池の名前にちなんでいるが、池としての「蛍池」は駅から刀根山病院を挟んで東に約400mも離れていることはあまり知られていない。駅の南方約200mに2つある池のどちらかが「蛍池」だと思っている人が多いようである。
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[編集] 利用可能な鉄道路線
[編集] 駅構造
[編集] 阪急蛍池駅
相対式ホーム2面2線を有する地上駅。ホーム長が8両分しかないため10両編成の種別(通勤急行)は通過する。橋上駅舎を持ち、改札口は1ヶ所のみ。
- のりば
[編集] 大阪高速鉄道蛍池駅
島式ホーム1面2線を有する高架駅。改札・コンコースは2階、ホームは3階にある。改札口は1ヶ所のみ。
- のりば
[編集] 駅周辺
- 蛍ヶ池
- ルシオーレ(西口の商業施設)
- 蛍池図書館(ルシオーレ内)
- 蛍池公民館
- 蛍池中央市場
- 豊中蛍池郵便局
- 独立行政法人国立病院機構刀根山病院
- 刀根山病院付属看護学校(刀根山病院内)
- 大阪府立刀根山養護学校(刀根山病院内)
- 大阪府立刀根山高等学校
- 豊中市立蛍池小学校
- 豊中市立刀根山小学校
- 豊中市立第十八中学校
- 大阪大学豊中キャンパス(敷地までの距離は石橋駅の方が近いが、場所によっては蛍池駅が最寄り)
駅南方約400mの地点には、個人宅だけのための踏切が存在する。大手私鉄では極めて珍しい。
[編集] バス
- 64番(豊中病院線) 柴原駅(市立豊中病院)行(阪大豊中学舎経由)
- 64番(豊中病院線) 加島駅前行(豊中・緑地公園駅・豊南町南・大島町経由)
- (64番は土曜、日祝運休)
- 160番(阪北線) 日出町(阪急バス本社前)行(豊中・服部・庄内駅前経由)
- 160番(阪北線) 新大阪行(日出町・新高一丁目経由)
- 160番(阪北線) 大阪国際空港行
- 97番(豊中西宮線) 西宮北口行(朝1回のみ)
- 97番(豊中西宮線) 豊中行(夕1回のみ)
[編集] 歴史
当初は阪急電鉄の停車駅案内などで「大阪国際空港前」とうたっていたが、関西空港開業などで「大阪空港前」という案内に変更された(ただし駅名標にはその後も「大阪国際空港前」と書かれていた)。さらに2004年以降は「大阪空港前」という案内もなされておらず(駅名標にあった案内も該当部分が封印されている)、「大阪空港・千里中央方面は、大阪モノレールにお乗り換えです」と案内されるようになっている。
橋上駅以前は、改札内に構内踏切が存在。普通の踏切と距離が近いため、剣山のようなものが軌道上に張り巡らされていた。
大阪国際空港へは当駅から阪急バスが乗り入れていたものの、長らく急行の通過駅であったため、空港連絡は形ばかりのものであった(宝塚線の輸送力が逼迫していたことに加え、阪急が資本参加している大阪空港交通との兼ね合いがあったとも言われる)。大阪モノレールの開業後も急行は通過していたが、2003年8月30日よりようやく急行・快速急行(快速急行は2006年10月28日からの新ダイヤで運転が中止となっている)が停車するようになったものの、大阪市内中心部まで乗換えが必要なことから未だに空港アクセスの主なルートは空港バスである。
また、ライバルであった大阪空港交通の川西便が2006年11月27日より大幅減便されることになり、このルートの重要性が増すと考えられている。