美濃輪育久
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基本情報 | |
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本名 | 美濃輪育久 |
あだ名 | 本能のリアルプロレスラー |
階級 | ウェルター級(PRIDE) |
国籍 | 日本国 |
誕生日 | 1976年1月12日 |
出身地 | 日本国、岐阜県、羽島市 |
命日 | |
死地 | |
スタイル | レスリング |
プロ総合格闘技戦績 | |
総試合数 | 13(PRIDE) |
勝ち | 7 |
KO勝ち | 2 |
一本勝ち | 3 |
敗け | 6 |
引き分け | 0 |
無効試合 | 0 |
美濃輪育久(みのわ いくひさ、1976年1月12日 - )は岐阜県羽島市出身の総合格闘家。血液型はA型。現在PRIDE武士道を主戦場にしている。ニックネームは「ザ・リアル・プロレスラー」パンクラス時代は「ザ・パンク」。赤いパンツがトレードマーク。
高いショーマンシップを持ち、ファンが喜ぶ試合をするのが身上で、試合中にパイルドライバーやデスバレーボムを繰り出そうとした事もある。キャラクターばかりが強調されがちだが、高いグラウンド技術、特に足関節技には定評がある。近年はスタンドでの打撃技術も向上。
目次 |
[編集] 来歴
[編集] 冴夢来プロジェクト時代
誠ジムに所属し、剛竜馬の主催する冴夢来プロジェクトに上がっていた。
[編集] パンクラス時代
誠ジム所属時に、パンクラスでプロデビュー。新人の登竜門的大会である「ネオブラッドトーナメント」でベスト4。その後パンクラスに移籍し、「ネオブラッドトーナメント」優勝。セーム・シュルト戦、菊田早苗戦、田村潔司戦等、数々の名勝負を繰り広げる。2003年4月にパンクラスを退団し、フリーに。
その後9月19日ブラジルのジガンティーニョ・ジムナジウムで開かれた第1回ブラジルスーパーファイトにおいてシウマウ・ホドリゴと対戦。2R3分1秒、バックを取られながらも一発逆転の膝十字固めを決め一本勝ち。現地で「東洋の神秘」と絶賛される。
[編集] PRIDE参戦~現在
2003年大晦日のPRIDE男祭り、オープニングファイトのクイントン・ランペイジ・ジャクソン戦にてデビュー。その後2004年はヴァンダレイ・シウバ戦、ハイアン・グレイシー戦と連敗スタートもその後は山本喧一、上山龍紀に連勝。大晦日、再びオープニングファイトに抜擢され、ステファン・レコを相手にヒールホールドで秒殺勝利を挙げ、会場を大いに沸かせた。
2005年はギルバート・アイブル、キモらと対戦。両試合ともに得意の足関節技で勝利した。またPRIDEウェルター級グランプリにも出場。1回戦で以前KO負けを喫したフィル・バローニにリベンジを果たすも、2回戦でブラジル武者修行時の師匠であるムリーロ・ブスタマンチに敗れた。
大晦日、対戦を予てより熱望していた桜庭和志と対戦。1Rチキンウィング・アームロックでTKO負けを喫したが美濃輪は最後までタップしなかった。
2006年も継続してPRIDEに参戦。PRIDE武士道其の拾ではジャイアント・シルバをKOで破った。5月5日の無差別級グランプリ開幕戦にも参戦。ミルコ・クロコップと対戦するが、1分10秒でTKO負けを喫する。その後はバタービーンやマイク・バートンなどに勝利するも、以前ほどの爆発力は見られないのが現実である。
[編集] ヘブン
彼を語る上で避けられないのはその不思議というか奇妙な行動だろう。
- 試合前に河原・砂浜・山奥・富士山などでの謎の特訓を行う
- 勝利後に謎のポーズをとる
- インタビュー中に突然キン肉マンの話を始める
- 試合前にテーマとして不思議なコメント→「春風」・「Go to summer」・「追い風ダッシュ」・「-爆風-20代最後の挑戦」・「スプリングヘブン」等。
- 砂浜で特訓中に上空を通った旅客機を追う
- 趣味を聞かれ「修行」と答える
- 試合中、対戦相手に対して「俺がプロレスラーだ!!」と叫んだり、退場時に観客にいきなり「リアルプロレス知ってるか?」と質問を投げかける
など。(どこの国へ行っても「クレイジー野郎」と言われるらしい。)またこれらの事から「本能のリアルプロレスラー」とも呼ばれる。プロレスラーを標榜するように総合格闘技の実戦でも、ドロップキック、パイルドライバー、キーロックを果敢に行っている。
最近(2005年以降)は彼だけにしか解らない世界である、終わりなき「ヘブン」を追求しており、ヘブンは「スーパーへブン」・「ウルトラへブン」と更なる上位が存在するそうだ。桜庭戦では「スーパーヘブン」に到達できたらしい。
PRIDEに参戦するようになって以降、毎試合お決まりのアップテンポな入場曲と、曲のリズムに合わせたテンションを上げるための仕草がもはや名物となっている。
トップロープからリングインした後「ヨーソロー!」と叫ぶ。この言葉は長渕剛の「Captain of the Ship」と言う曲から拝借したらしい。
試合に勝利した後は観客席に向かって「オイ!オイ!」と腕を突き上げながら掛け声を出す「S.R.F.8回」(スタンディング・リアル・フィスト8回)というパフォーマンスで人気を博している。ただし8回ではないことも多々ある。2005年の大晦日では試合には敗退したが、このパフォーマンスを控え室への帰り際に行った。
余談だが美濃輪は「ヘブンに到達するまでの特訓」をフジテレビのジャンクSPORTSで明かした際司会の浜田雅功から「お前はアホか。」とあきれられた。