火野正平

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火野正平（ひのしょうへい、本名・二瓶康一、1949年 5月30日－）は、俳優。

東京都目黒区に生れる。NETの『天兵童子』、フジテレビの『少年探偵団』などに子役で出演後、1961年に「劇団こまどり」に入る。後に大阪に移り、大阪府立桜塚高等学校を卒業する。1971年から、『おれは男だ』、『刑事くん』などのテレビドラマに、端役で出演する。1973年、『国盗り物語』に出演する事をきっかけに、芸名を本名から「火野正平」に改め、豊臣秀吉役を好演。お茶の間の人気を得る。翌1974年、舛田利雄監督／筒井康隆原作の『俺の血は他人の血』に主演し、映画デビューする。その後、『必殺シリーズ』の絵草紙屋の正八、『長七郎江戸日記』の辰三郎など、時代劇を中心に活躍する。また、「赤い糸」といった曲を歌うなど音楽活動も行っていた。

1970年代、共演した女優・小鹿ミキとの不倫大恋愛でワイドショーを騒がせ、その他にも西川峰子や新藤恵美、歌手のりりィを始めとする様々な女性芸能人と浮名を流し、プレイボーイとして話題となる。芸能人プレイボーイの元祖と言われ、その後渡辺正行が「お笑い界の火野正平」と呼ばれたのを皮切りに、現在では押尾学やISSAらが一部週刊誌において「平成の火野正平」「現代の火野正平」と称される。また、ナインティナインの岡村隆史も「平成の火野正平」になると、オールナイトニッポンで宣言しているが、現在のところ殆ど浮いた話は流れていない。

しかし、浮名を流す割に悪評はほとんどない。山城新伍曰く、「あいつは女と別れる時も後腐れなくきっちりやる」との事である。また、「女性の母性本能をくすぐるタイプ」と言われ、その上、女性関係をあっさり認めると言った潔さも影響していると思われる。

現在では、不定期にテレビ朝日系列土曜ワイド劇場で放送される、「混浴露天風呂連続殺人」「温泉医（ぽっかや）殺人事件カルテ」シリーズにレギュラー出演している。

[編集] 主な出演作品

[編集] テレビ

風の町（TBS・木下恵介人間の歌シリーズ・1974年）
斬り抜ける（ABC・1974年）
長崎犯科帳（日テレ・1975年）
痛快! 河内山宗俊（フジテレビ・1975年）
青春の門（毎日放送・1976年）
華麗なる刑事（フジテレビ・東宝・1977年） - 10話「故郷の唄は聞こえるか」
必殺シリーズ（ABC）
- 新・必殺仕置人（正八・1977年）
- 江戸プロフェッショナル・必殺商売人（同上・1978年）
- 翔べ! 必殺うらごろし（正十・1978年）
服部半蔵・影の軍団（関西テレビ・1980年）
眠狂四郎円月殺法（テレビ東京・1982年）金八
眠狂四郎無頼控（テレビ東京・1983年）金八
長七郎江戸日記（1983年～1991年、日本テレビ・ユニオン映画）辰三郎役
火曜サスペンス劇場「下弦の月－鬼熊事件－」（1990年3月、日本テレビ・近代映画協会）鬼熊役
闇を斬る!大江戸犯科帳（1993年、日本テレビ・ユニオン映画）一色密偵・六助役
土曜ワイド劇場「混浴露天風呂連続殺人」シリーズ（ABC・1995年～）
土曜ワイド劇場「京都の芸者弁護士事件簿」シリーズ（ABC・1997年～2001年）
土曜ワイド劇場「温泉医（ぽっかや）事件カルテ」シリーズ（ABC・2001年～）
芋たこなんきん（NHK連続テレビ小説・2006年10月～）