柴田亜美
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柴田 亜美(しばた あみ、1967年5月24日 - )は、日本の漫画家。長崎県出身。長崎県立長崎西高等学校、武蔵野美術大学短期大学部卒業。リクルートの関連会社でイラストレーターとして働いた後、漫画家デビュー。代表作に『南国少年パプワくん』など。
目次 |
[編集] 概要
エニックス(当時)の「ドラゴンクエスト4コママンガ劇場」で頭角を表わし人気を得る。1991年から、「月刊少年ガンガン」で人気作『南国少年パプワくん』を連載。衛藤ヒロユキ、藤原カムイらと共に「月刊少年ガンガン」の牽引役となった。
筋肉や動物を強調した独特の作風で知られる。いわゆる腐女子の気があり、その手の雑誌を購買しているということを漫画の中で暗に匂わせたり、筋肉質の男しか描きたくないとも記している。単純に、女性キャラクターを描くのが苦手というのもあるそうだ。また、初執筆作「ドラゴンクエストシリーズ」だったためか、鳥山明の画風にも似ているといわれる。
エニックス(現スクウェア・エニックス)、集英社、小学館、アスキー(現エンターブレイン)などでの連載経験を持つ。漫画家の中でもかなりの速筆で、多い時には月刊100ページ超で掛け持ち連載をしていたことがあった。だが本人がネタにしている通り、ときおり印刷を止めることがあり、落とすことも稀にある。
1994年にはSFCゲーム『ドカポン3・2・1~嵐を呼ぶ友情~』、1995年にはPSゲーム『ビヨンドザビヨンド』のキャラクターデザインを担当。
[編集] その他エピソード
- カエルが好きで、自宅に大量のカエルグッズがある。作品中でもしばしばカエルが扱われる。
- 玉ネギが大の苦手。
- 作者の漫画の中で犬の名前によく「チャッピー」が使われるのは、子供の頃作者が兄からチャッピーと呼ばれていたため。なぜ名称がチャッピーなのかは不明。
- 父・柴田尚武は長崎大学医学部脳神経外科第2代教授。そのため、学生時代は動物実験施設でバイトをしていたことがある。
- ゲーム『街』のSS版発売記念にゲーム中に登場出来るプリクライベントというのがあったが、企画でもなんでもなく個人で応募してゲーム中に登場した。
- 福山雅治の大ファンであり、エフエム東京系の福山雅治の番組に電話で出演した事がある。いわゆるゲストではなく、一般聴取者が電話で出演するコーナーに自ら応募しての出演であった。本来リードするべき福山を完全に制して、彼の長崎アマチュア時代の話を始めるなどして、大いに福山を焦らせた。
[編集] 作品リスト
- 南国少年パプワくん
- 作者のプロデビュー作品。
- 変身王子ケエル
- 魔法によって蛙の姿にされてしまった、夢の国の王子・ケエルの物語。
- 自由人HERO
- 『南国少年パプワくん』の拡張世界。パプワくんの時代から数百年後の物語とされ、「シンタロー」という名前のキャラや秘石などのリンクが見られる。
- 緊急出動すずめちゃん!
- 「なかよし」にて連載。126億円で改造手術を受けた御山野すずめが謎の秘密結社「スーツマン軍団」から送られた刺客と闘う。
- 未来冒険チャンネル5
- 『南国少年パプワくん』の拡張世界。自由人HEROと同じくパプワくんの時代から数百年後の物語とされ一部にリンクが見られる。完結を見る前に休載となっている。連載再開を希望するファンが多い。
- Gセン場のアーミン
- ドキばぐの前にファミ通で連載されていたゲームレポート漫画。内容は今のドキばぐと殆ど変わらないが、どちらかといえば作者が送るゲーム(ゲーセン)漬けの日々をネタにしている。
なお、連載開始のきっかけは、ファミ通に「『シャイニングフォース』の隠しキャラを仲間にする仕方を教えてくれ」と、「漫画家の柴田亜美」と書いてファミ通にファックスを送ったこと。
- ドキばぐの前にファミ通で連載されていたゲームレポート漫画。内容は今のドキばぐと殆ど変わらないが、どちらかといえば作者が送るゲーム(ゲーセン)漬けの日々をネタにしている。
- 勇者への道
- 一言で言えば、本人の日記漫画。
- ドリームネットPAPA
- ジャングル少年ジャン 本編
- ジャングル少年ジャン 番外編 ドッキンばぐばぐアニマル ⇒ ドキばぐ
- 「週刊ファミ通」で連載中。作者がゲームをしたり、著名なゲームクリエイターの方々に取材をする、体当りゲームレポートマンガ。作者の作品の中で一番の長期連載で、2005年に10周年を迎えた。
- ジバクくん
- 『ジャングル少年ジャン 本編』に登場した万歳をすると爆発する不可思議なナマモノ、「ジバクくん」を主人公の相棒に添えた一種のスピンオフ作品。アニメ化もされ、本編とリンクしてとある登場人物のネタバレを行う予定であったが、アニメ側がEDのキャスト欄でその前にばらしてしまい、多少もめたりもした。
- TKman
- 「週刊ビッグコミックスピリッツ」にて連載。小室哲哉本人をパロディにした漫画であるが、小室本人が関わっているわけではない。とは言え、実際に小室と対談したり、漫画の中で歌手デビューをさせたりしていた。この中の小室が、PAPUWAのキャラクターで再利用されている。
- タンバリン
- 作者が、『体力的にこれが自分の描く最後の格闘漫画』と公言していた作品。しかし、連載していた雑誌が廃刊。なんとも後味の悪い作品となった。
- あやかし天馬
- 天狗に取り憑かれた野球少年とククリの者(=妖怪使い)の少年の友情を描いた作品。
- PAPUWA
- 『南国少年パプワくん』の直接的な続編。「月刊少年ガンガン」で連載中。連載開始の経緯は、いわゆるエニックスお家騒動により主力作家が抜けたことでの連載ラインナップの弱体化を危惧したエニックス(当時)が、連載再開を要請したという説もある。
- カミヨミ
- 「月刊Gファンタジー」で連載中。明らかに消化不良で終わった「あやかし天馬」のキャラクターと趣向を受け継いでいる作品。
- BLUE DRAGON ST(ブルードラゴン シークレットトリック)