東村山浄水場
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東村山浄水場(ひがしむらやまじょうすいじょう英称 Higashi-Murayama Purification Plant)は、東京都東村山市美住町にある東京都水道局の浄水場。
昭和35年(1960年)8月16日竣工。原水は利根川及び多摩川の表流水から引き入れている。 東村山浄水場は第2次水道拡張事業の一環として、新宿副都心から西へ約20kmの東京都東村山市に築造された東京都水道局の四大浄水場のうちのひとつである。西武新宿線・西武国分寺線東村山駅から南西1kmの美住町に位置し、西北部には村山貯水池・山口貯水池のある狭山丘陵を望む。 この浄水場は朝霞浄水場と原水連絡管で結ばれており、利根川系原水の順送により大量の浄水処理が可能である。逆に多摩川系原水を朝霞浄水場に逆送して相互に原水を融通する事も出来る。比較的標高の高いロケーションに位置しているので区部へは自然流下で送水出来る様になっており、広域大規模停電時や震災時のバックアップ施設としての役割を有している。また、東京都水道局初のコージェネレーションシステムとして常用発電設備が導入され、その他太陽光発電や水力発電、風力発電等のエネルギー利用が著しい特色を持つ。しかし風力発電は極めて古典的且つ小規模な風車しか持たず、立地条件の悪さと相まって、さしたる効果は得られていない。立地条件に配慮した東京都交通局の水力発電所と異なり、本館屋上に設置する等、強引にとってつけた感が否めない。平成13年2001年2月にはISO14001を取得した。 正式部署名は東京都水道局東村山浄水管理事務所である。東村山浄水管理事務所は小作浄水場及び境浄水場も統括する。
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[編集] 概要
事業所名 | 東村山浄水場 Higashi-Murayama Purification Plant |
所在地 | 東京都東村山市美住町2丁目20番地236 |
通水 | 1960年8月16日 |
処理方式 | 急速ろ過 |
通常ろ過水量 | 558,000~927,000m³ |
配水池容量 | 108,000m³ |
整地地盤高 | TP+81.4m |
敷地面積 | 260,000m² |
工事費総額 | ?億円 |
給水区域 | 千代田区、文京区の大部分、港区の東部、中野区、新宿区、渋谷区、豊島区、練馬区、杉並区の全域、清瀬市、東久留米市、西東京市、国分寺市、小金井市、国立市、府中市、調布市、狛江市、日野市、多摩市、稲城市の全域、三鷹市、東村山市、小平市、立川市、町田市の大部分、八王子市の東部 |