新津車両製作所
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新津車両製作所(にいつしゃりょうせいさくしょ)は、新潟県新潟市南町(旧新津市)にある東日本旅客鉄道(JR東日本)新潟支社の鉄道車両製造工場。
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[編集] 概要
1994年10月、それまで車両の改造・修繕を行っていた新津車両所を改組転換し、東急車輛製造からの技術供与により電車の製造を行うようになった。
1995年5月、209系のTc37~(ウラ36)の編成が竣工第1号の車両である。車両工場として操業を開始して以来、主に首都圏で使用する新系列車両を製造している(E217系、E231系。2006年にはE531系、E233系の製造を開始している)。またJR東日本の車両以外にも、E231系と基本的に構造が同じ、相鉄10000系と都営10-300形の一部(東急車輛製造の受注分)の製造も担当した。
落成した車両は、自社車両の場合は、専用の装備を施したEF64(1000番台)の牽引により、配給列車(自社の車両を自社の機関車で輸送するため、鉄道車両メーカーなどが日本貨物鉄道(JR貨物)を利用する甲種輸送とは異なる)扱いで配置区所へ回送される。 自社以外の車両(相鉄10000系や都営10-300形)は、JR貨物による甲種輸送扱いの貨物列車として輸送された。
[編集] 車両製作所へ転換する以前の車両新造
転換前は車両の改造・修繕を行っていた新津車両所であるが、例外的に107系の製造も行っていた。これは新津車両製作所の発足に先駆けて社員の技術向上を目的としたもので、以後の基礎となっているものも多い。なお、107系の床下機器類の大部分は165系の発生品を流用しているため、新造は車体のみとなっている。
その後、東急車輛の近くにある大船工場にて、205系500番台、901系、209系、E217系のそれぞれ一部車両の製造を経て、新津車両製作所の発足に至っている。
[編集] 関連項目
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