御霊会
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御霊会(ごりょうえ)とは、思いがけない死を迎えた者の御霊(ごりょう)による祟りを防ぐための、鎮魂のための儀礼であり、御霊祭とも呼ばれている。
御霊自体は本来はミタマの意であった。平安時代、不慮の死を遂げた者の死霊(しりょう)=怨霊(おんりょう)へと意味が転化する。そして、天変地異はすべて御霊の所業と考えられ、御霊に対する儀礼が出来上がった。また、平安時代には、863年(貞観5年)5月20日、神泉苑において御霊会が行われた。
[編集] 六所御霊
崇道天皇、伊予親王、藤原吉子、橘逸勢、文室宮田麻呂が、こう呼ばれ、御霊会の対象となった。
[編集] 八所御霊
後に菅原道真(845年-903年)、吉備真備(693年-775年)、井上皇后(717年-775年)ら2霊を加えることによって八所御霊が生まれ、京都の上御霊神社と下御霊神社に祀られている。
また、牛頭天王を祀る八坂神社(感神院)の祇園御霊会(祇園会)が、祇園祭として知られる。火雷天神として怖れられた菅原道真の慰撫が、天神信仰として全国で知られている。