広開土大王級駆逐艦
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広開土大王級駆逐艦 | ||
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アメリカ海軍のHH-46HヘリコプターからVERTREPを受けるYANGMANCHUN (DDH 973)、2002年米韓合同演習中の一葉 | ||
性能諸元 | ||
排水量 | 基準排水量 | 3,200t |
満載排水量 | 3,900t | |
全長 | 135.4m | |
全幅 | 14.2m | |
吃水 | 4.2m | |
機関 | CODOG 2軸推進 | |
ディーゼルエンジン2基 | 8,000hp | |
ガスタービンエンジン2基 | 58,200hp | |
最大速力 | 30ノット | |
乗員 | 260人 | |
武装 | ブレダ社製127mm単装砲 | 1門 |
ゴールキーパーCIWS | 2基 | |
シースパロー用Mk48 Mod2 VLS | 16セル | |
ハープーンSSM4連装発射筒 | 2基 | |
Mk32 3連装短魚雷発射管 | 2基 | |
搭載機 | スーパーリンクス | 1~2機 |
言語 | 表記 | |
日本語 | 広開土大王級駆逐艦 | |
広開土王級駆逐艦 | ||
別名 | KD-I | |
計画名 | KDX-I | |
英語 | Gwanggaeto the Great class destroyer | |
Gwanggaeto class destroyer | ||
Kwanggaeto the Great class destroyer | ||
Kwanggaeto class destroyer | ||
ハングル | 광개토대왕급 구축함 |
広開土大王級駆逐艦(クァンゲトデワンきゅうくちくかん、광개토대왕급 구축함)は、大韓民国の次期駆逐艦計画により生産された初の国産駆逐艦である。 別名はKD-I。計画名KDX-I。
目次 |
[編集] 開発
第2次世界大戦期のアメリカ製駆逐艦12隻(ギアリング級駆逐艦7隻、アレン・M・サムナー級駆逐艦2隻、フレッチャー級駆逐艦3隻)を更新するために、大宇重工業が研究、開発。1995年に起工し1998年には一番艦が竣工した。建造費は一隻あたり約7056億ウォン(706億円)。 最大12隻までの建造構想があったが、より大型の李舜臣級駆逐艦・KDX-IIIへの移行に伴い、3隻で建造は終了している。
[編集] 名前の由来
4世紀末から5世紀初めにかけて高句麗国王だった、広開土王より名を取った。
[編集] 船体
韓国海軍初の3,000tを超える大型艦船。次期駆逐艦計画という名前通りに様々な要求が為されている。世界の主な同規模の駆逐艦・フリゲートに比べてかなりの重装備であり、上部構造物の大型化によりバランスを取っているものの、トップヘビーな安定性に欠ける艦となった。そのため、2003年に行われた海上自衛隊との捜索救難訓練(SAREX)では海自の護衛艦に比べ運動性にかなり制限が課せられ、訓練に支障が出たとも言われている。
一番艦以外はヘリコプター2機の運用が可能とされているが、格納庫に変化がないことから露天係止によるものとも見られている。夜間着艦装置が搭載されていないため、夜間でのヘリ運用は不可能であると思われる。
KDX-IIにも共通していることであるが、ステルス性も考慮されている。
[編集] 同型艦
- DDH-971 広開土大王(クァンゲトデワン) (ROK Gwanggaeto the Great):1998年7月就役
- DDH-972 乙支文徳(ウルチムンドック) (ROK Euljimundok):1999年6月就役
- DDH-973 楊万春(ヤンマンチュン) (ROK Yangmanchoon):2000年6月就役
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
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