平岸高台公園
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平岸高台公園(ひらぎしたかだいこうえん)は、北海道札幌市豊平区平岸4条13丁目にある公園である。
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[編集] 概要
公園の広さは9595㎡。公園そのものがなだらかな斜面(東から西に向かって下っている)になっており、冬季シーズンにはスキーを楽しむことも可能である。シーソー、ブランコ、滑り台、砂場などの遊具も完備している。
展望台から澄川や平岸の町並み、そして市の中心部を眺望できる。とりわけ手稲山の夕景がすばらしい。
1974年の「はたちのつどい」で「札幌に緑を」との声が上がり、整備された公園である。
[編集] どうでしょうバカの「聖地」
前述のとおり、平岸高台公園は斜面であることを除けばどこにでもあるような普通の公園なのだが、北海道のローカル番組「水曜どうでしょう」がこの公園で前枠・後枠(番組の前後にあるワンコーナー)を撮影してからは、番組ファンの中で「聖地」として取り上げられるようになった。HTB正面玄関にある札幌市内のHTBショップ案内地図にも「水曜どうでしょう聖地」としっかり表記されている。北海道新聞の公園特集では、サッポロさとらんど(東区丘珠)や百合が原公園(北区)、モエレ沼公園(東区丘珠)などとともに「札幌を代表する公園」として掲載された。
また、映画監督・鈴井貴之の第一回作品「man-hole」では、ロケ地のひとつとして登場している。
2005年秋に真駒内公園(南区)で開催されたどうでしょう祭では、イベント開催期間の3日間だけでも高台公園に5000人程度の人出があったと見られ、嬉野雅道ディレクターの「日記」によれば、その影響によってか芝生がすっかり根元から寝てしまったらしい。
番組側は「わざわざ見に来るようなところではない」とコメントしているが、番組ファンにとっては珠玉の名作を撮影された場所に立つことだけで感動であり、いろいろなアングルから写真を撮影している。
平時においても、「聖地巡礼」ということで訪れるファンが絶えない。
[編集] その他
- 災害時において、札幌市が避難所に指定している。
- 公園には、札幌市がゴルフを禁止する旨の看板を立てている。
- 頂上の高さは公園裏にあるHTBの高さと同じである。公園とHTBの間にある道路は掘割構造になっている。
- HTB独自制作のテレビ朝日系列でサッカー日本代表の試合中継の告知CM(谷口直樹アナが出演)の撮影にも使われている。
[編集] 施設内容
- 遊具設備-ブランコ、すべり台、砂場、鉄棒、シーソー、スカルプチュア
- その他の設備-スロープ、トイレ(1箇所)、水飲み台、東屋(シェルター)
- 管理-豊平区土木部維持管理課(土木センター内)
- 敷地内に北海道電力の鉄塔がある。