小堀勝啓
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小堀 勝啓（こぼり かつひろ、1950年6月26日 - ）は、中部日本放送（CBC）のアナウンサーである。北海道帯広市生まれ。北海道帯広柏葉高等学校、東海大学文学部広報学科卒業。
目次 |
[編集] 人物
[編集] 報道マンからアナウンサーへ
大のビートルズファンで、学生時代からその日本公演を主催したCBCへの入社を志望し、1973年に入社する。
学生時代からアナウンス専門学校に通っており、当然入社時はアナウンサー志望であった。しかし、テレビニュース部に配属される。報道カメラマンを経て愛知県警本部の記者クラブを担当する。その当時、記者クラブにフラワーハットにパンタロンの出で立ちで現れ、同業他社の記者や県警職員を驚かせ、彼についたあだ名が「花子さん」である。また、このときに同じ職場でフィルム編集をやっていた現在の夫人と知り合う。
1975年に念願のアナウンス部に異動する。その後は「ぱろぱろえぶりでい」や「今夜はシャララ」などバラエティ系を中心に数多くの人気番組を担当。1979年には、全国ネットのテレビ番組「おはよう700」のアメリカ長期取材のレポーターを務め、さらにラジオの洋楽番組を一手に引き受けるなど、アナウンサーとして頭角を現すようになる。また、日比英一や岸佳弘など、当時のCBCを代表する中堅・べテランアナウンサーが担当していた看板音楽番組「カトレヤミュージック」も、アナウンサーへと転向した直後から担当を任されたことなどでも分かるように、局内での彼に対する期待はこの当時から相当なものがあった。
[編集] 名古屋の人気アナの座に
彼の人気を決定づけたのは、「今夜はシャララ」終了を受けて1982年秋よりスタートした、ラジオの夜ワイド番組『小堀勝啓のわ WIDE!～とにかく今夜がパラダイス』である。その独特の語り口と人間味あふれるキャラクターが老若男女あらゆる世代で好感を呼び、「名古屋の人気ナンバーワンアナ」の地位を確立する。当時発刊されていたラジオ番組専門誌「ラジオパラダイス」（三才ブックス／1985年創刊、1990年廃刊）で行われていたパーソナリティ人気投票において、小森まなみと1位争いを繰り広げるなど、雑誌創刊時から番組終了の1989年までベスト10の常連であり、その間、同雑誌では番組の連載ページ「パラダイスKING」も登場するほど人気を博す。また、同じく人気投票でライバル的存在でもあったKBCラジオの沢田幸二アナとの誌上共演企画が実現した事もあった。
1983年富田靖子主演の映画「アイコ十六歳」に、用務員のおじさん役で出演。CBCが製作に関わったためと思われる。
[編集] ラジオからテレビへ
CBCはテレビ・ラジオの兼営局であるため「わ!WIDE」当時も、ニュース等のテレビ番組に登場していたが、彼自身がテレビに対して萎縮していたのと、彼独特のファッションやキャラクターゆえ当時は評判が悪く、「俺はテレビには向いてない」と番組で豪語していた。
しかし、1989年7月「わ!WIDE」終了3ヶ月前に放送された、名古屋デザイン博覧会の前夜祭テレビ特別番組「史上最大の夜ふかし」の総合司会を務める。ラジオのようにいつも通りに進行したところ好評を博し、これがテレビへの布石となる。この年の10月「わ!WIDE」は終了。最終回は、同局1階のガラス張りのスタジオ「レインボースタジオ」にファンが集合し、その人の多さに、テレビの深夜ニュースが取材するほど、最後まで人気を示し、幕を下ろし、小堀は夕方5時台前半のテレビ情報番組「小堀勝啓の時代塾」の担当となる。（その時、つボイノリオが「ラジオ界にとって損失」と嘆いたのは有名な話である。）
その経験をもとに1990年4月から、中京地区では伝説とも言われる夕方ワイド番組「ミックスパイください」のメインキャスターを担当。長年かけて培ったアナウンサーや報道記者としての経験を活かした番組進行ぶりや、ラジオ時代に培った芸能界への人脈等をフル活用して実に多彩なゲストが番組に出演するなど、番組終了までの足掛け9年間、「名古屋の夕方の顔」としてその名を轟かせた。
[編集] 再びラジオへ
1999年4月5日からは、ラジオの昼ワイド「小堀さんのRadio DAYS」を担当するが10年のブランクは大きく、同時期にまさに全盛期を迎えようとしていた東海ラジオ「宮地佑紀生の聞いてみや～ち」に惨敗し、「コンビニタイアップ弁当」「花姉妹」などの話題を振りまくも、2000年6月2日に、同局の創立50周年特番のプロデューサーに専念するという名目で打ち切り。
その後特番や公録などで時々放送には顔を出し、同年10月に再びラジオのワイド「ブラボー!デジオ・ワールド」でレギュラー番組に復帰。2001年4月からは1年間、平日の「カトレヤミュージック」司会と、「デジオ・ワールド」の路線を継いだ「小堀勝啓のカモナマイラヂオ」を担当した。「デジオワールド」「カモナマイラヂオ」では奥山敬造とのコンビと、中高年層に的を絞った選曲・話題が一定の支持を集め、帯ワイド復帰にこぎつけた。
2002年4月1日からは「デジオ～」「カモナ～」のエッセンスを活かして、ラジオの平日夕方ワイド「小堀勝啓の心にブギウギ!」を担当、現在に至っている。50代ながらパートナー無しで枠読み・ニュース読みを一人でこなし、ネット番組などが多く、タイムキープの厳しい時間帯に孤軍奮闘している。
「心にブギウギ！」は、裏番組・東海ラジオ「ラジオクルージング」のパーソナリティを2004年春に多田木亮佑から天野良春に代えさせ、聴取率は、概ね開始以来好調に推移している。2005年夏・冬の聴取率調査ではラジオクルージングに惜敗したものの、2006年夏の調査では、聴取率１位（＝同率１位）を獲得している（ビデオリサーチ）。
なお、「心にブギウギ！」は、2006年4月3日放送より、大幅にコーナー内容を刷新し、より情報色の強い番組となった。
「ミックスパイ」終了後も、テレビ・ラジオ番組のナレーションを数多く担当。テレビ・ラジオを問わず、幅広い年代の支持を得ている。また「わ!WIDE」以降、アナウンサーとしての業務の他、雑誌連載、数多くの書籍の出版、さらに番組スタッフとバンドを結成。「KOBORI BAND」としてCBSソニーからレコードもリリースした。
2003年には、JNNアノンシスト賞のCM部門で部門賞を受賞している。
[編集] 現在の出演番組
[編集] ラジオ
[編集] テレビ(何れもナレーションのみ)
[編集] 過去の出演番組
[編集] テレビ
- 小堀勝啓の時代塾
- ミックスパイください
- ザ・ベストテン三代目CBC追っかけマン
- クリフハンガー冒険隊（ナレーションのみ）
- 名古屋発！ 新そこが知りたい（ナレーションのみ）
- ユーガッタ!CBC (ナレーションのみ)
[編集] ラジオ
- 小堀勝啓のわ WIDE!～とにかく今夜がパラダイス(1982,10～1989,9)
- 0時半です松坂屋ですカトレヤミュージックです(1975,10～1980,3)
- 小堀さんのRadio DAYS(1999,4～2000,6)
- 星空ワイド 今夜もシャララ(1977,10～1979,3<海外長期取材のため一時降板>、1979,10～1982,9、「わ WIDE!」の前身番組)
- おしゃれ瓦版(1975,10～1976,9)など
[編集] 映画
- アイコ十六歳（1983）用務員のおじさん役
[編集] 発売されたレコード
[編集] 発売された本
- とにかく名古屋がパラダイス (1985年)
- 小堀勝啓のPARADISE CAFE (1988年）
- 脱線アジャパー王国ニッポン (1990年)
- 小堀勝啓のPARADISE CAFE 2
- PARADISE Caf´e/1992‐1996
- PARADISE Caf´e/1997‐2001
[編集] 関連人物
- 加山雄三－ザ・ビートルズと並び、少年期の小堀に大きな影響を与えたとされる人物。2006年6月にはCBC創立55周年特別番組で夢の対談が実現した。
- つボイノリオ－CBCラジオを代表するパーソナリティー。小堀がテレビ番組へと担当を変わった際に「ラジオ界にとり大きな損失」としてその才能を評価。
- ばんばひろふみ－小堀が私的にも親交が深いアーティストの一人。火曜日には同じくCBCラジオのパーソナリティーを務めている関係で、小堀の番組に居残り出演することも時折ある。
- 坂崎幸之助－同上。3人組バンド「THEALFEE」のアコーステック・ギター、ボーカルを担当、また小堀と同じく・ザ・ビートルズに感銘を受けたミュージシャンの一人で96年6月にCBCラジオでオンエアされた特番「こんばんはビートルズです」に小堀と共にパーソナリティを担当、翌年97年、2000年と同番組に出演している。これ以外の小堀が担当してきたテレビ・ラジオ番組には何らかの形で出演が多く、日本の60～70年代フォークにも造詣が深い。
- 高見沢俊彦－同上。坂崎と同じく「THEALFEE」のエレキギター、ボーカル担当。同バンドのリーダー、THEALFEEの曲は殆どが彼の作詞、作曲によるものである。
- 桜井賢－同上。坂崎、高見沢と同じく「THEALFEE」のメンバーでベース、ボーカルを担当。
- 田原俊彦－同上。80年代一世を風靡したジャーニーズ事務所所属の歌手。
- 夏川りみ－同上。
- 森山直太朗－同上。母親は歌手の森山良子、叔父はかまやつひろしという芸能一家。
- 平原綾香－同上。
- 平野裕加里（元CBCアナウンサー）－「ミックスパイ」初代の小堀の相手役。
- 山口智充－「ミックスパイ」担当当時、中継レポーターとして出演。番組最終回では小堀の物まねを行い労を労った。
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この「小堀勝啓」は、アナウンサーに関連した書きかけ項目です。この記事を加筆・訂正などして下さる協力者を求めています。 |
