委員長
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委員長(いいんちょう)とは、
- 何らかの委員会の長。
- 学校では、しばしば学級、または学年の委員長のこと。児童会、生徒会の各委員会の長も委員長と呼ばれる。一部では委員長の職を属性と認識し、萌えの対象にもされる。
- 日本の政治や社会においては、
- 『キン肉マン』及び『キン肉マンII世』に登場するキャラクター、ハラボテ・マッスルの通称。
政党や労働組合における「委員長」という名前は、書記長と同じく、社会主義・共産主義、社会民主主義やその流れを汲むものである。
[編集] 政党における委員長
一般に、委員長の下には、委員長を補佐し、委員長に事故あるときには職務を代行する副委員長と、団体の日常活動を統括する書記長がいる。これら三役は、大会で選出される中央委員会に属する。
社会主義運動が盛り上がった1950年代~1960年代に結成された公明党は中道政党でありながら、委員長-副委員長-書記長のラインを作った。また民社党は、日本社会党から分裂したいきさつもあり、職名は委員長-副委員長-書記長であった。
かつて代表が委員長を名乗った団体は、それなりに社会主義政党としてのスタンスを保っている社会民主党を含めて、現在は代表・党首などを名乗っている。
なお、日本共産党のトップは議長(正式には中央委員会議長)という名称を使っており、委員長(正式には幹部会委員長)はその下である。ただし、対外的には委員長がトップとして表に出ることが多い。2006年現在、議長は空席であり、委員長が実質的にもトップである。
[編集] 労働組合における委員長
政治における委員長と同じく、一般に、委員長の下には、委員長を補佐し、委員長に事故あるときには職務を代行する副委員長と、組合の日常活動を統括する書記長がいる。これら三役は、大会で選出される執行委員会に属する。
しかし、日本労働組合総評議会(総評)の親共路線に反発して生まれた反共主義の全日本労働総同盟(同盟)は、所属単産も含めて、大抵代表は会長を名乗り、以下、会長代行-事務局長と続く。現在、総評と同盟は他のナショナルセンターと共に合同して日本労働組合総連合会(連合)となったが、連合の場合は会長-会長代行-事務局長である。これには連合の結成において同盟が主導権を握っていたことに起因する。所属単産については旧・同盟系は会長-会長代行-事務局長、旧・総評系は委員長-副委員長-書記長が多い。