大分スポーツ公園総合競技場
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
九州石油ドーム (略称:九石ドーム) |
|
所在地 | 大分県大分市 |
開場年 | 2001年 |
収容人数 | 40,000人 |
フィールド | 長さm×幅m |
使用チーム | 大分トリニータ(Jリーグ) |
アクセス | 大分バス・「九石ドーム東」バス停 |
大分スポーツ公園総合競技場(おおいたスポーツこうえんそうごうきょうぎじょう 別称:大分スタジアム)は、大分県所有の多目的スタジアムである。2002年開催の2002 FIFAワールドカップおよび2008年開催のチャレンジ!おおいた国体・チャレンジ!おおいた大会に備えて建設された。2001年開場。同年、大分トリニータのホームスタジアムとなった。
命名権の売却により、2006年3月1日以降は通称が九州石油ドーム(略称:九石ドーム)となった。大会・興業のスポンサー以外の企業名称が使用できない場合は「大分スポーツ公園総合競技場」の名称を使用する)。
地元の住民やサッカーファンからは、ビッグアイと旧来の通称で呼ばれることも多い。
2006年4月1日より、株式会社大宣(ADKパートナー)が指定管理者となった。以前は、大分県の外郭団体「大分県文化スポーツ振興財団」であった。
目次 |
[編集] 施設概要
[編集] 座席とグラウンド
- 収容人員40,000人(固定席は約34,000人、最前列にあたる可動式座席に約6,000人)。
- ※オープン当初は収容人員43,000人であった(2002 FIFAワールドカップ後、可動席の前列半分を廃止)。
- ※可動席は、サッカー日本代表の国際試合、あるいはJリーグ・トリニータ主催試合でも観客動員が特に見込める試合等で使われる。
- 2001年5月の第1次オープン時は、球技専用の形で陸上トラック部分には人工芝を取り付けていた。
- 2003年3月に陸上競技用トラック9レーン(ブルートラック 日本陸連第1種公認)を開設してグランドオープン(開設当初はサブ競技場未完成の為2種公認だった)。
- 天然芝グラウンド(各種球技に対応)。
[編集] 機能と装備
- 可動式の屋根を持ち、競技場部分が天候やイベントに応じて自由に開閉可能。
- 電光掲示板、映像装置あり。
- 付属施設 サブ競技場(ストークグランド)、投てき練習場(ストークフィールド)、屋内練習場。
- オープン当初は屋根の梁を利用したスカイカメラが設置されていたが、2003年に廃止された。
- メインスタンド側ホワイエには、2002 FIFAワールドカップの資料等を納めた展示室『メモリアル・アイ』がある。
[編集] 交通
- JR大分駅から大分バスの路線バスで「九石ドーム東」バス停下車。または東九州自動車道の大分米良インターチェンジ下車。
[編集] 開催された主なイベント・大会
- 2001年7月4日 - キリンカップサッカー2001 日本代表 対 ユーゴスラビア(当時)代表
- 2002年6月10日 - 2002 FIFAワールドカップ 予選H組 チュニジア代表 対 ベルギー代表
- 2002年6月13日 - 2002 FIFAワールドカップ 予選G組 メキシコ代表 対 イタリア代表
- 2002年6月16日 - 2002 FIFAワールドカップ ラウンド16 スウェーデン代表 対 セネガル代表
- 2002年8月10日 - B'z LIVE GYM 2002 "GREEN" -GO★FIGHT★WIN-
- 2003年4月28日 = 6月28日 - 第20回全国都市緑化おおいたフェア(おおいた緑・香り・夢フェスタ'03)
- 2003年11月19日 - キリンチャレンジカップ2003 日本代表 対 カメルーン代表
- 2005年7月30日 - a-nation'05
- 2005年10月9日 - 2005 JOMOオールスターサッカー J-WEST 対 J-EAST
- 2006年3月30日 - キリンチャレンジカップ2006 日本代表 対 エクアドル代表
- 2006年9月30日 = 10月1日 - 第54回全日本実業団対抗陸上競技選手権大会
[編集] 屋根の開閉による問題点
- 2003年までは状況に応じて屋根を開閉していたが、それが災いし芝生の成長を妨げる結果となった。特に2001年の開場後すぐ行われたこけら落としのJ2リーグ大分トリニータ対京都パープルサンガ戦では、試合中に剥れた芝生がはねてしまい、芝生の管理が問題視された。この為9~10月に当地で開催予定だったトリニータ主催試合の一部が大分市営陸上競技場に振り替えられたほどである。
- 芝生保護の観点から、2004年以降は屋根を閉める必要があるイベント(コンサートなど)以外、原則として屋根を開けた状態にしてあるという。Jリーグでも、雨天時以外は同様である。
- 季節により、屋根を閉じた状態であるとスタジアム内が蒸し暑く感じるという意見がある。送風機能は一部の場所に限定されているという。
[編集] 外部リンク
2002 FIFAワールドカップ開催競技場 | |
日本 | |
札幌 | 宮城 | 茨城 | 埼玉 | 横浜 | 新潟 | 静岡 | 大阪 | 神戸 | 大分 | |
韓国 | |
ソウル | 大邱 | 仁川 | 釜山 | 大田 | 光州 | 蔚山 | 水原 | 全州 | 済州島 |
カテゴリ: 日本の陸上競技場 | Jリーグ公式戦開催競技場 | FIFAワールドカップ競技場 | 日本のラグビー競技施設 | 開閉式ドームスタジアム | 大分県の建築物・観光名所 | 大分県のスポーツ | 大分トリニータ