北近畿タンゴ鉄道KTR8000形気動車
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[編集] 概要
KTR8000形気動車(けーてぃーあーる8000かたきどうしゃ)とは、1996年(平成8年)に製造された北近畿タンゴ鉄道所有の特急形気動車である。「タンゴディスカバリー」の愛称があり、主に同名の特急列車に使用される。
最高速度は120km/h。JR西日本の183系電車との併結装備を持つ8000番台(併結時は被牽引でブレーキのみ協調)と併結装備を持たない8010番台に大別することができる。
[編集] 運用
- 特急「タンゴディスカバリー」1号・2号・3号・4号(京都~東舞鶴・久美浜・豊岡・城崎温泉)
- 特急「タンゴエクスプローラー」1号・2号・3号・4号(新大阪~宮津・久美浜)
登場後から暫くは、特急「タンゴディスカバリー」として新大阪~久美浜間で運行され、ニュートラルの状態で新大阪~福知山間は特急「北近畿」の最後尾に連結して牽引され、北近畿タンゴ鉄道線内は自走する、というパターンが続けられた。
その後の1999年(平成11年)に運転系統と使用車両が入れ替えられ、KTR001形気動車が福知山線経由となった特急「タンゴエクスプローラー」として新大阪~久美浜間を単独で走るようになり、「タンゴディスカバリー」は京都始発、山陰本線経由の列車になるとともに、本形式の前面貫通構造を活かして、東舞鶴系統との分割併合運用を行なうようになった。
ただ、KTR001形気動車はATS-P非搭載のため、2005年(平成17年)のJR福知山線脱線事故により、暫定的にATS-P・ATS-SW両方を搭載した本形式を使用して運行することになり、特急「タンゴエクスプローラー」として再度福知山線経由の列車に使用されている。
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